今日、きごさい全国小中学生俳句大会の表彰式が、表参道のこどもの城で行われました。ひょんなことから私もこの大会の選者の一人を務めました。
写真は、左から、長谷川櫂、小山、高田正子です。もうひとり大木あまりさんも選者でしたが今日は急用で欠席とのことでした。
約六千句の応募があり、各選者が3句ずつ特選を選ぶのですが、わたしと長谷川櫂さんが特選に選んだ句が偶然にも一致しました。とてもめずらいしいことです。
沸き上がる入道雲に俺はなる
中学生の句ですが、今の日本男児に求められているような軒昂な句です。
その他、小山が特選に選んだ句は、
朝顔の花びら中におりこまれ
夕方を羽にのせてる赤とんぼ
です。
表彰式のあと、「講演」ということで、20分ほど、子ども俳句のよさについて話す機会を得ました。
俳句が生活や人生を豊かにすること、勉強の基礎であるよく見る力を培ったり、ひらめき力を訓練する効果もあることも話しました。
参加された保護者もとてもよく聞いて下さり、子どもを育てる俳句の良さを伝える必要性をひしひしと感じました。
忙しさにかまけて、ブログの更新を怠っていたらあっという間に十日以上がたってしまっていた。
この間、深川芭蕉俳句大会があり、きごさい俳句大会の選句があり、授業があり、俳句部があり、梶三和子さんの公演があり、なんとかかんとかで瞬く間だ。
写真は、先週の金曜日、扇橋小学校6年生に対して行われた俳人の高橋博夫さんの授業風景である。
高橋さんの授業には毎回工夫があり、学ぶところが多い。
今回、高橋さんは投句箱を用意してくださり、句会の一部を子どもたちに運営させたり、得点もマジックシールで黒板に貼り、特選がわかるようになっている。
授業でも、秋風の雰囲気を感じる音楽を聴くなど、新機軸。
水曜日にもう一度授業していただくことになっている。
今日は、これから愛知県田原市の福江小学校に出掛けてくる。渥美半島の伊良子崎に近い学校である。この学校は拙書「どの子もできる十分間俳句」に基づいて実践をすすめておられる。実に楽しみだ。
学校俳句研究の№2が発行されました。写真は、あまりきれいではありませんが、本物は、きれいです。スキャナーにかけて、ファイルにするときれいに出るのですが、時間が掛かります。そこで、ちょっとずる?をして、携帯電話のカメラ機能で写真をとり、アップしています。
そんなわけです。
さて、今号の内容の白眉は、この写真に写っていない中面にあります。「夏期宿泊研修会in式根島」の内容が詳しくレポートされているのです。
ご興味のある方は、oyamamasami@gmail.comまでご連絡下さい。折り返し送付させていだきます。
今発売されているNHK俳句10月号に俳人の堀本裕樹さんと一緒に行った授業の様子が詳しく紹介されています。
最近、 俳句の授業の広がりを非常に感じます。コンクールでは、味わえない俳句の授業の楽しみを更に広げていきたいと願っています。
私もここに、ちょっとした俳句教育に関するコメントを書かせていただいています。