経営の視点から考える「知財発想法」

これからのビジネスパーソンに求められる「知財発想法」について考える

ぬるくない知財戦略

2007-09-01 | 書籍を読む
 知財戦略・知財コンサルを「実践したい」という若手知財マンは、この本を読んだほうがいいと思います。あたりまえですが、それが「研修で勉強する」という性質のものではないことがよくわかります。

 この本に、
人間って、何とかしそうな感じの人と、何とかしそうにない人とに分かれるじゃないですか。
っていう一文があるのですが、何とかしそうかどうかは「ストレス耐性」によって決まるということです。確かに、理屈で考えたことを実践しようとすると、実際はそんなに筋書き通りにいかなくて、凄くストレスが溜まる状況っていうのはよく生じるわけですが、そこで「そんなものは何ともならない」と投げ出すか、そこを合格点ギリギリでも「何とかする」ことによって、「※何とかしそうな感じの人」になっていくのでしょう。誰もお金を出して「何とかしそうにない人」に仕事は頼みたくないですし、「何とかしそうな人」でも難しい状況なら、それはそれで諦めもつくというものではないでしょうか。「ぬるくない知財戦略」は、そういう部分に向き合って何とかしていくかどうかにかかっているように思います。

※「何とかしそうな感じの人」の例(スポーツ選手の場合)
タイガースの金本、全盛期の大魔神、最近のダルビッシュ、全盛期のゴン中山、シドニーの頃の高橋尚子、少し前の宮里藍、横綱時代の千代の富士 etc.

指一本の執念が勝負を決める
冨山 和彦
ファーストプレス

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2 コメント

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信頼と表裏一体 (よす)
2007-09-04 04:19:18
「賢者は原因を討議し、愚者は原因を裁決する」

と言いますが、「何とかしそうにない人」ってマサに原因を裁決するだけですね。

でも反面、あまり信頼されていないうちに「何とかしよう」と頑張っても「あなたは結局のところアウトサイダーでしょ。そんなに立ち入ったこと言われても...」と引かれてしまうことも多いかと。やはり信頼の積み重ねが必要そうです。
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Unknown (土生)
2007-09-04 10:43:18
よすさん

コメントありがとうございます。
今日イチローが200本安打を打った後に、
「9連敗のあとなんで、雰囲気は良くないけどね。むしろ、最悪でしたけどね。でも、どんな状況でも、個人の仕事はやらなきゃいけないと僕は考えてますから、今年も今までと違う状況が、現にあったわけですから、そこで同じように数字を残すことっていうのは、マストですね」
とコメントしているように、個人の仕事をこなしていくことが最優先になるのでしょうね。
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