経営の視点から考える「知財発想法」

これからのビジネスパーソンに求められる「知財発想法」について考える

シンプルな戦略(ダイ・ハード4.0より)

2007-12-10 | 知財発想法
 週末に‘ダイ・ハード4.0’をDVDで見たのですが、いつものようにブルース・ウィリスが一人で敵陣に乗り込んでいくときに、今回の事件に巻き込まれて同行することになった相棒から、
「で、戦略とか、そういうのって考えてるんですか?」
と問われたのに対して、
「娘を救出する。それ以外は全部殺す。」
と答えるシーンがあって、思わず笑ってしまいました。実はこれは笑いごとではなく、本当にシビアな戦いの場では、戦略はこのようにシンプルでないと徹底することができない。ごちゃごちゃいったところで、知財戦略も結局のところは、
利益を生み出すビジネスを、知的財産権でしっかり守る。
ということに尽きるし、あまり複雑な戦略を策定したところで、それがどこまで実行工程に浸透していくかには疑問があります。勿論、企業の場合はブルース・ウィリスのように一人で戦うわけではないので、戦略を実践するための仕組みはしっかりと作り込んでいくことが必要になりますが、目指すところはシンプルにまとめておくべきであると思います。
 これは‘戦略’というよりもう一つ上位の‘規範’に関するものですが、オリックスの行動規範なんかはシンプルでとてもよいと思い、ブックマークをしています。

 その行動は前向きだろうか
 その行動は公正だろうか
 その行動は謙虚だろうか


ダイ・ハード4.0 (特別編/初回生産分限定特典ディスク付き・2枚組)

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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