経営の視点から考える「知財発想法」

これからのビジネスパーソンに求められる「知財発想法」について考える

製造業が主役の国

2007-06-22 | 新聞・雑誌記事を読む
 ドイツ株が好調なようですが、本日の日経金融新聞によると、その牽引役がIT関連から製造業にシフトしているそうです。DAX30採用銘柄のうち、昨年末からの上昇率上位は、
①MAN(トラックメーカー) ②ダイムラークライスラー ③シーメンス ④バイエル ⑤メルク
という順位になっているそうです。資源や不動産が牽引する東京市場とは、少し様相が異なるようです。
 ①~⑤の企業はいずれもグローバルな競争力をもった企業であり、世界経済の好調の恩恵を享受しやすいということがあるのでしょう。知財的な視点からは、技術だけでなくブランドも含めてそのポジションが強固であったり、医薬品のように法的な障壁が比較的固い企業に対する評価が高い一方で、模倣されやすく競合が乱立しやすいIT系は厳しい状況が続いている、といった見方もできそうです。