赤い彷徨 part II

★★★★☆★☆★★☆
こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。

守るべきもの

2009-04-25 21:16:58 | Urawa Reds
J-League Div.1 - 2009 season 7th Sec.
Chiba 0 x 1 Urawa @Fukuda Denshi Arena, CHIBA(AWAY)

千葉側の思う壺で今季もチケットを買えず、本日はFootnik@大崎にて観戦。アウェイ磐田戦の際はそれこそ芋洗い状態だったのだが、この日は立ち見客もごく少数で意外。思いのほか実質的な意味での「チケット難民」が少なかったのか、それとも単に雨風が凄くてパブまで足を運ぶ気力が湧かなかったのか、その原因がちょっと興味深い。試合については、コンディションを落としていたらしい直輝は大事を取るものと思っていたが、スタメンだったのでちょっとびっくり。

千葉が特にこちらのビルドアップの段階から積極的にプレッシャーをかけてきたこと、そして強雨に曝されたピッチコンディションも影響してか前半はパスミスも目立って前半は苦戦。千葉はプレスは効いていたものの、他方で巻なくしては成立しない攻撃にはいまいち迫力がなく、どちらかと言うと凡庸な試合内容で、パブ内もさほど盛り上がりどころもないといった様子だった。こういう相手に対する対処はさすがにまだまだですね。

後半に入って浦和側のパフォーマンスは劇的に改善したわけでもなかったが、それでもピッチコンディションを考慮してか浮きダマのパスを増やしてみたりそれなりのに工夫はしていたように見受けられた。対する千葉も前半の「ハンザイ・アタック」とも言うべき積極策の当然の代償として後半は足が止まりがちになり、結果として浦和がパスを回しやすくなったというのもあるのかもしれない。

ただ、今回も「スミイチ」となってしまった得点は非常に美しいもので、左からの直輝の精緻に計算されたクロスに対してエジがファーギリギリに飛び込んで頭で合わせたもの。胸の透くような素晴らしいゴールだった。エジはこの得点のみならず、時間を経ても試合を重ねても衰えない献身的なフォアチェックでチームを助けていた。それにしても、2点目が取れないことに関して現在のところ抜本的な解決策が見当たらないことは、今後連戦を戦っていく上で少々心配ではある。まぁ、チャンスがないわけではないのだけれど。

そういえば、今回の千葉側の「嫌がらせ」、つまり国立等のキャパの大きな施設で開催せず、加えて最大限浦和サポを排除しようとした結果として、我々浦和サポのチケット入手が著しく困難になったことに関して、ネットで「親会社(JR東日本)が親方日の丸だから利益よりつまらないプライド優先」といった指摘を見かけた。しかし、オレの認識では「フットボールクラブ」というのは原則として金銭の形での利益を追求する組織ではないはずなので、クラブとしての、そしてサポーターたちの「矜持」みたいなものを金銭には代えられない利益として守ること、今回のケースではホームスタジアムを「ホーム」たらしめること、は元親方日の丸だろうが何だろうが必然なことかと思います。まぁ、その「矜持」をわずか1年であっさり捨て去ってしまった、「元親方日の丸」が親会社である某クラブもありますが・・・(苦笑)

現地で観戦された皆さん、風雨の中お疲れ様でした。水曜に向けてどうか風邪など召されぬよう。

J1第7節 千葉0×1浦和@フクアリ

最新の画像もっと見る

2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
犬小屋の状況 (1048)
2009-04-26 10:42:17
我々には鬱陶しいですが、ホームスタジアム開催にこだわる千葉のスタンスはなかなかいいと思います。着実に千葉を応援している層が増えているように感じました。普段は蘇我駅前やスタジアムに「チケット譲ってください」という紙を持った人で溢れる光景がありますが、昨日は全くいませんでした。雨の影響で予想以上に参戦回避した人が多かったのか、逆に「チケット余ってるけど」と声掛けしている人の方が多かったですよ。
返信する
お疲れした (東京拘置所(haab1328))
2009-04-27 00:39:05
雨風のなかお疲れでした。そんな状況ならやっぱり行けばよかったですね。等々力ではここ数年その「駅前作戦」で成功しているのですが、今回ばかりは日曜に出かける用事もあってひよってしまいました・・・。

千葉に関しては千葉方面に住む同僚からサッカーの話題を振られることも最近はちらほらあり、確かに地域に浸透しつつあるのかもしれませんね。だからといって下のカテゴリに落ちてしまってはさすがに・・・というところでしょうが。
返信する

post a comment