本書は、表題のとおり「日本史と世界史を同時に学ぶ」ことが出来るとする書です。特徴としては、日本史上の重要な30の出来事を軸にして紹介しつつ、それぞれ同時期に日本以外の世界では果たしてどんなことが起きていて、そしてお互いがどのように作用し合っていたのかについて、同じ時代のそれぞれの国・地域の歴史年表(下記写真参照)に加え、かの手塚治虫さんの漫画などもまじえつつ、比較的わかりやすく説明してくれている点にあると思います。
例えば、ペリー来航で日本に開国を迫った米国が、肝心の明治維新前後の期間において他の列強諸国に比べて影が薄かったのはなぜか、先日天皇皇后両陛下が戦争の慰問に訪れたパラオは如何にしてドイツから日本の手に渡り太平洋戦争で戦場となったのかといった疑問があらためてクリアになるなど、少々手垢のついた表現ではありますが、日本史を含む世界史を勉強してみて点と点でしかなかたそれぞれの出来事が国境を越えて線で繋がり、場合によってはさらに後の歴史的出来事との因果関係というところまで理解が深まったのではないかと思います。
いずれにしても、歴史というのは勝者によって書き換えられたり、また主義主張や立場によって大なり小なり見方が変わるものなので、その点は差っ引いて考える必要はあると思いますが、日本史は我が国の歴史としてただ独立しているわけではなく、あくまで世界の国々との「相互作用」によって脈々と紡がれてきたものだという認識を新たにしたところです。
例えば、ペリー来航で日本に開国を迫った米国が、肝心の明治維新前後の期間において他の列強諸国に比べて影が薄かったのはなぜか、先日天皇皇后両陛下が戦争の慰問に訪れたパラオは如何にしてドイツから日本の手に渡り太平洋戦争で戦場となったのかといった疑問があらためてクリアになるなど、少々手垢のついた表現ではありますが、日本史を含む世界史を勉強してみて点と点でしかなかたそれぞれの出来事が国境を越えて線で繋がり、場合によってはさらに後の歴史的出来事との因果関係というところまで理解が深まったのではないかと思います。
いずれにしても、歴史というのは勝者によって書き換えられたり、また主義主張や立場によって大なり小なり見方が変わるものなので、その点は差っ引いて考える必要はあると思いますが、日本史は我が国の歴史としてただ独立しているわけではなく、あくまで世界の国々との「相互作用」によって脈々と紡がれてきたものだという認識を新たにしたところです。
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