赤い彷徨 part II

★★★★☆★☆★★☆
こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。

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2006-12-21 01:40:28 | Urawa Reds
三都主アレサンドロがザルツブルク移籍へ クラブ間で合意(サンスポ)

三都主ザルツブルク移籍確実…浦和も受諾、念願の欧州挑戦へ(同上)

三都主ザルツブルク移籍、欧州CL出たい(ニッカン)

三都主“デビュー戦”で浦和と激突(スポニチ)

三都主、来月末にザルツブルク移籍報告会見へ(報知)

ついにそのときが来た。

04年にアレが移籍してきた際、エメの時と同様、正直しばらくは違和感があった。弱点だった左サイドの補強という点では申し分のない素晴らしいピースには違いなかったが、4億とも言われる高額の移籍金に加え、直接対決では彼の対面にはいつも山田暢久が君臨し、当時はまだムラっ気があって相手が大きければ大きいほど力を発揮するようなことが多かったヤマが、アレを完全に封じ込めてしまうことが多かった印象があったことなども手伝って、素直にアレを受け入れることはできなかった。

それでも1年間クラブのために戦ってくれ、2ndステージではクラブ初のステージ制覇に大いに貢献してくれた。何よりも、CS第2節でFKを決めたのを現地で見た瞬間、ようやく自分の心のなかでアレを浦和の一員して受け入れることができた(いや、もとが田舎者ゆえ本当に閉鎖的で申し訳ないことだが・・・)。そして、こちらは真偽のほどでは定かではないが、CSで優勝した横浜の某選手が浦和のゴール裏を挑発するポーズを見せたことに憤り、その選手の胸ぐらを掴んだなどという話を聞くにつけ、単純なものでもう益々もって。

また、個人的に一番印象に残っているのは、今年元日の天皇杯決勝の試合終了後の出来事。優勝を飾りウイニングランする浦和の選手たちを、自分はホームゴール裏に入れずアウェイ側から見ていたのだが、この日もアレに散々ブーイングをしていた清水サポ(清水サポの気持ちは理解できる)の前でアレはふと立ち止まり、深々と一礼。この実直な姿をみて、これまた単純なことにハートをがっちりと掴まれてしまった。

移籍先のクラブはバットマン宮本も同時に獲得するなどどうも胡散臭いし、また成金臭くてやや不安もあるが、Bolton風情に行くよりはよっぽどましだと思うし、何よりリーグ首位ということで、UEFA CL出場の可能性もあるわけで、行くからにはチャンスを掴んで頑張ってもらいたい。

「いい選手になって、浦和に戻りたい」

とのアレの言葉。「清水に」でも「日本に」でもなく「浦和に」と言ってくれたことはすげぇうれしいよ。でも行くんならもう戻る場所はない覚悟で、死ぬ気でやってこい。
しかし、こんな寂しく思えるなんて3年前には想像もできなかったな・・・。

さて、そのSalzburgと、Bayern Munchenと浦和の3クラブが2月にオーストリアに集まって、プレシーズンマッチが開催されることがオフィシャルで正式に発表になっていた。移籍したアレといきなり対峙するわけで楽しみだが、さすがにACLに向けて貯金しなきゃいけないから無理だなw

他方、足下の天皇杯だが、オフィシャルなどによれば予定どおりの闘莉王、移籍するアレに加えてシトンまで帰国って _| ̄|○ 達也も欠いていることを考えるとFWとして使えるのは永井、黒部、横山、セル、小池くらい? ここまで悲惨な状況だと、ようやく若手にも出番が回ってくるともう無理やりポジに考えるしかないな・・・。あと、アレがこうなった以上相馬には一層の奮起を期待。ドリブルでガツガツ突っけていくところとか、倒されても倒されても転ばずに前に進もうとする姿勢とかは大好きなので、ひとつレベルを上げた上でレギュラーを掴んでもらいたい。

(12/21追記)
アレの移籍はオフィシャルサイトでも発表された。買い取りオプション付きの1年の期限付き移籍とのこと。さあ思いっきりやってこい。帰ってきてもポジションがあると思うなよ!w