
ついに、国内のモーターフェアで新型ニュースープラターボが発表されたようです!
数年前からその存在がまことしやかに囁かれるようになり、昨年にはカモフラージュされたテスト車両のスパイショットが流出。昨年中のデビューというウワサから実に1年ほど経過して、ついにその姿が現れました。アメリカのモーターフェアで海外版が先行発表され、ついに先週国内仕様が発表となりました。
今回はBMW社との共同開発ということで、オープンタイプのZ4とプラットフォームを共有します。パワーユニットは、発表前には様々な憶測が流れましたが、最終的に3リッター直列6気筒ターボ、2リッター直列4気筒ターボが2種となりました。トランスミッションは8AT(ZF製?)。
スタイリングは、80スープラを思わせるダイナミックなスタイリングを採用し、2シータとなったことから(Z4がベースだから?)、ことさらロングノーズが強調されています。キャビン部には、あの伝説のトヨタ2000GTのオマージュも見られます。サスペンションシステムは、フロントにストラット、リアにマルチリンクで、一部グレードには電子制御可変ダンパを採用しているようです。コンポーネンツはBMW製ということもあり、国内メーカーの車でありながらウィールはボルト止め、さらにPCDも112とイレギュラーなものとなっています。右ハンドル化によるウインカレバーやワイパレバーの配置に関しては、国内準拠なのかは不明。

すでにトヨタの公式サイトにおいて、簡単な諸元表がPDF公開されています。グレードは3リッターターボがRZ、2リッターターボがSZ-R、廉価2リッターターボはSZと3グレード構成で、80スープラのグレード名を踏襲しています。ん~と、SZは70スープラのGTツインターボのスペックですか?(笑)
当初、スーパースポーツ並みのスペック(4~500馬力)が予想されていましたが、340馬力とずいぶん常識的なセンでまとまったようです。一方で2リッターモデルに関しては、馬力はずいぶんと大人しいものであり、先述の通りSZタイプの廉価エンジンに関しては70スープラ並みの重量、馬力となっています。いまどき、こんな低スペックなのは珍しいくらいです。なんか微笑ましいですけどね(笑)。
まだ価格やエンジンの型式などは公表されておらず、春先の正式発表が待ち遠しいです。
さっそくネットでは、デザインを中心に酷評の嵐です(笑)。まあ、ルーフのボコボコとか中途半端な2000GTオマージュ、サイズの割りには細長く見えるあたりなんかは詰めの甘さを感じるデザインだとは思いますが、俺は80スープラより全然カッコいいと思いますがねェ(個人の主観です)。頑張って歴代スープラのエッセンスを練り込んだのは、ちょっと感じます(一切無いのは2代目モデルの要素くらい)。ここは批判を論ずる場ではないと思いますので、文句はナシにしておきましょう。
ただ、MT車が無いことや目玉が無いこと(80スープラにおける国内初の6MTやデカいスポイラーなど)に若干の不満はありますが、こういう車が出たこと自体は、歓迎すべきと思います。車としても、魅力を感じます。まあ、じゃあ買うかと言えば、俺の稼ぎじゃ買えそうには無いですけど(笑)。
※トヨタ自動車のステマ記事では、ありません。個人の主観です。