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二餅のスーパー・チラ裏日誌

Nimochi's curious weblog

「ハードトップフィーリング」の意味を理解した

2020-07-13 20:30:00 | 自動車@そのイ也


 いつも朝早く通勤する時に、E90系スプリンターとすれ違います。好きで乗られてる車なのでしょう。いつも反対車線を走っているので、グレードは分かりません。少し車高を落として、カッコよく乗ってます。

 ところで、E90系スプリンターは宣材資料で「ハートトップフィーリング」というキャッチコ°ーを使用しています。当然ですがE90系スプリンターは普通のサッシ付ドア車なんで、広義の意味でのハードトップ、すなわち、フチ無しガラスのドア車ではないのですが(まあ、スチールの屋根だから狭義の意味でのハードトップではある(笑))、どういう意味のキャッチコ°ーなのだろうかと、少し疑問に思ってました。まあ、確かに後期型の顔つきなんか、当時のX80系チェイサーに似てなくもないので、「チェイサーに似てるよ!=チェイサーはハードトップ車=ハードトップフィーリング」という意味なのかな?と思ってました。

 で、上の写真。反対車線からこのスプリンターがどんどん近づいてくるわけですが、とりあえず、一発で昭和の車だと分かりました。でも、俺みたいに中途半端に視力の悪い人(0.4)がメガネを掛けずにこの車を見ると、近づくまでX70系マークII、ギリでX80系マークIIに見えるか見えないか、といった車に見えるのです。「おぉ、俺の大好きな昭和の高級車が来る~!」なんて思っていたら、この信号に引っかかって、初めてE90系のスプリンターと分かりました。

 これだ!これが、「ハードトップフィーリング」だな??つまり、X70系もX80系も、基本はハードトップの高級乗用車なわけですが、露骨に似せるのではなく(まあ、ちょっと露骨に似せたフシもある(笑))、その「雰囲気」を似せたデザインにすることが「ハードトップフィーリング」、ということなんでしょうね。トヨタもうまいことやるなぁ、と思った。最近で言ったら、ラヴ4とライズなんかも、この系統のデザインですね。よく見るとソックリではないんだけれども、パッと見の雰囲気はソックリという形。「本当はチェイサーが欲しいんだけど、予算の都合でスプリンターになった」という人には、この上なくお得な要素です。こういうところが、トヨタの商売のうまいところなんだろうな。

 まあ、予算が許せば、E90系スプリンターはハードトップ車で出したかったのかもしれませんけどね。結局次のE100系で、ハードトップ車としてマリノが登場したわけだから、開発者の願いは叶った形に。マリノも割と見かけたから、需要もあったんでしょう。