
椅子を外すついでに、せっかく工具も出したことだし、カウルを外してみようかと思ったので、外してみた。

6角のネジが5本ほどあったので、外しました。

ガバっと、手前に引く形で開きました。

このようにヒンジが付いているので、ガバっと開くわけですね。メンテナンスを容易にしています。

エンジンの、シリンダの刻印。

エアクリーナからカーブレータまでの導風ダクトが物々しい。カーブレータも、エンジン前方からの吸気を後方の排気まで一直線にする都合上、エンジン前のかなり下部分に取り付けられています。カウルを外して雨の日に走ろうものなら、全輪で巻き上げた水が全部かかって、すぐに故障しちゃいそうな配置です。

頑張って手を突っ込めば、プラグ交換くらいはこの状態でできそうです。ただ、このクリアランスでプラグレンチが入るのだろうか?(笑)

ウォータポムプ部(上)、オイルポムプ部(下)。オイルポムプには、電子制御と思われるワイヤが見えます。

バッテリ発見。どう考えてもカウル外すと防水性が失われており、やはりカウル無しで乗るには難のある設計です(笑)。

バッテリ横には、サービスツールが入ってました。

サービスツールは、基本的な工具しか入っていない汎用品を後から入れたようです。純正工具では、ありません(純正工具はこれらに加え、各種サスペンション調整用工具、6角レンチなどが入っている)。


カウルのネジ部に、損傷が見られます。プラ製品の泣きどころ。

しかしまあ、カウルのマウントを普通、オイルタンクに設けるかね?(笑)
歴代TZRの中でも、このモデルだけは、カウル無しで乗ることを拒否してる豪快な設計です。逆を言うと、カウルだけは状態の良いものを常にストックする必要がある、ということです。