最近平日が休みになったので、通っていた高校に行って教員を邪魔しに行ってきました。

自慢じゃないですが、僕は高校を中退しています。とても勉学に厳しい学校だったので、授業についてゆけず、成績は常にブービー賞。そんな青春時代が楽しいわけもなく、早々と立ち去りました。
そんな折、常に励ましてくれた教員がいました。現国の先生でしたが、カーマニアということもあって話が合うので、よく教員室でお茶したものです。成績が益々悪化するなか、進路指導の面談の機会も増え、おそらくそれを小耳に挟んだ上での対応だったんだと思います。
だから、私はこの教員を勝手に恩師だと思って今まで生活してきました。
大学に入ってからも何度か定期的に訪問していましたが、今回10年ぶりに学校の門戸をくぐり、久しぶりに邪魔をしてこようという魂胆です。
懐かしいですね。校舎は何も変わっていません。教員室は3階だったので、さっそく階段を駆け足で登り、行ってみました。
教員室は空室です。教員名の名札もありません。これはおかしい。
他にも知っている教員はいましたが、おそらく私に会っても誰だか分からないでしょうから、直接1階にある事務局に問い合わせてみました。
今年の3月一杯で退職されたそうです。
まだ若い(40代?)教員だったので、定年退職ではないでしょう。実家業を継がなければならないといつも言っていたので、おそらく地元に帰ってしまったんだと思います。
非常に残念です。いろいろと積もる話もあったので、いつか訪問したい訪問したいと思っていましたが、休日の関係もあり、今日まで来ることができませんでした。
連絡先も分からず、もう二度と連絡が取れないかもしれません。
大変遺憾に思います。今はパソコンや携帯などといった大変便利なものがあり、そのアドレスや番号さえ知っておけば、離れていても連絡は取り合えます。前に会ったときにパソコンや携帯のアドレスなんかを教えておくべきでした。
もともと高校には何の想い入れもありませんでしたが、もう二度と門戸をくぐることはないでしょう。痛恨の極みといわざるを得ません。