ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

ハリポタのトレイラー、そしてまたナルニアのトレイラー

2005年05月09日 | 映画
ナルニアに続いて今朝また「めざましテレビ」で映像流れていたらしいですね。なぜか見かけなかったんですけど・・・起きるの遅かったかも(笑)
でも某所でトレイラーを見てしまいました。
いきなり前3作からのハリー、ハーマイオニー、ロンの成長?をワンカットずつ見せながらの映像はおお、と思ったけど・・・なんなんですかハリーのあの髪型は~(汗)ロンのは見たことあったから平気でしたが。
ハーマイオニーのドレス姿もとっても楽しみにしていたのですが、なんか普段の方がかわいいじゃないか(笑)
半漁人?とか、クリーチャーは相変わらずCGくさいですねえ。ドラゴンはやけに派手なやつだったなあ・・・(笑)トゲドケして痛そう。
ま、とりあえずの感想はそんなところです(汗)
その後にまたナルニアのトレイラーを見てみましたが、なんだかナルニアの方がワクワクするかなあ、やっぱり。
普通の洋服来たスーザンが弓を背負ってたり、ピーターが剣を抜いてたり、そういう映像には、原作を読んでワクワクした記憶が甦るような気がしました。
ルーシーもしもぶくれほっぺたがカワイイ(笑)4人とも結構似てて、ちゃんと兄弟に見えますねえ。
さて、どちらもどんな映画になってるでしょうねえ。
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原作読書:アンドゥイン下り

2005年05月09日 | 指輪物語&トールキン
原作読書はようやくパルス・ガレンに上陸しました。これからついに一行の離散ですね・・・
初めて読んだ時、アラゴルン登場のあたりから面白くなった、と思ったのですが、どうやらそれは旅の仲間たちの旅が好きだかららしいです。
「二つの塔」以降にも好きな話は出てくるし、「王の帰還」が一番感動するのですが、それでも結局旅の仲間たちが離散する前の旅に感じたような「好き」という感覚は二度と戻って来なかったことを思い出します。
馳夫さんとホビットたちの旅も好きだし、裂け谷を出発してモリアに入るまでの9人の旅も好きです。カラズラスなんかも好きなんですが、何もなく淡々と歩いて行く旅の光景がなんだか好きだったりするようです。
そして、このロリアンを出てからのアンドゥイン下りの旅もまた好きだなあと、今回読んでいて思いました。
冬の淋しい葦原を舟で下って行く光景の描写が素晴らしいですね。そして、サムが「でかい白鳥だ」と言うと、アラゴルンが「そうだね。しかも黒白鳥だ」と答えたりとか、そんなやりとりになんがたじーんとしてしまったりしました。
何がそんなに良いのか自分でもよくわからないのですが・・・苦難の旅ではあるけれど、まだフロドとサムだけの辛い旅ではないからなのでしょうか。
サルン・ゲビアの浅瀬を避けて舟を担いで歩く場面でも、全員人間だったとしても大変だ、というボロミアに「と言ってもこういう顔ぶれなんだから、これでやってみようじゃないか」というアラゴルンの言葉もとても好きです。
もしかしたら、ホビットたちがアラゴルンに守られている様が好きなのかなあ・・・?
そうそう、ボロミアの台詞に「体重の2倍の荷を背負ったってドワーフは歩きますよ」と言い放ったギムリが、運び終わった後、焚き火を囲んで眠ってしまっているのもか~わ~い~い~!(笑)原作のギムリってホントかわいいよなあ・・・(映画にも違うかわいさはありますが)
ギムリといえば、話が戻りますが、ロリアンから出発した直後のレゴラスとの会話ですね。
ギムリが、ガラドリエルとの別れの辛さを語ると、レゴラスが「だが、わたしはあんたを果報者と思う。なぜなら他の選び方もできたかもしれないのに、あんたが進んで選んだことだからだよ」という言葉は前からとても好きだったのですが、今回はその後の台詞にも感じるところがありました。
ギムリの選択の報いとして、ロスロリアンの思い出は永遠に色あせることなく留まるだろう、とレゴラスは言います。
それに対してギムリは、礼を言いながらも、「でも思い出は心の望みとは違う。鏡に過ぎない。エルフはまた違った風に考えるかもしれないが。エルフにとっては思い出は夢よりも目覚めた世界に似ているとね」というのですが、こういうエルフとドワーフ談義?がこの後も時々出て来て、面白いなあと思うんですよね。
たしか「新版シルマリル」の冒頭のトールキンの書簡の中に、中つ国の種族、エルフ、ドワーフ、ホビットなどは全て人間の性質の一部を表すものだ、みたいなことが書いてあったと思います。(うろおぼえなので全然違ったらすみません・・・(汗))
ドワーフは人間の中のかなり現実的な部分を象徴していると思います。一方でエルフは、おそらくトールキンが理想とした存在なのだと思うのですが、その現実的なドワーフとエルフを語らせることで、トールキンのエルフ観?を書いているのかなあ、と思えるんですよね。
その後、サムとフロドがロスロリアンで過ごした時間について話した時、レゴラスが「エルフにとっては時間の流れは他の種族とは違う」と言っていたのも印象的でした。
エルフにとっては時間が流れなくても、周りはどんどん変わって行ってしまう。それはエルフにとって悲しいことだ、という話にもちょっとじーん、としたのですが、ふと、そういうエルフの姿って、周りの流行や変化に乗らずに、自らの信じることを貫き通したいと思ったトールキンの心境を表しているのかなあと思ったりもしました。
割と一つのことに長く執着?して流行に乗り切れない(笑)私としては、ちょっと共感するものもあったりして!?(笑)
そんなこんなで、やはり読み返すたびに色んなことに気がつくなあ、と思う原作読書です。どうもやはり映画で描かれていないところに注目してしまいますね。
いよいよもう少しでクライマックスの一行の離散なのですが、なんだかまだこのゆったりとした仲間たちの旅を味わっていたい気分です・・・また読み返せばいいようなものなんですが、なんとなく(笑)
そうそう、アラゴルンが「アモン・ヘンに上りたい」と言っているのを読んで、すごいおかしくなりました。アラゴルン、アモン・スールもアモン・ヘンも登って失敗してるじゃん・・・(笑)
彼の高いところ好きが災いしているところがなんとも笑えてしまいました。よく○○と山羊は高いところが好き、といいますが・・・(笑)
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