ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

亜門版ファンタスティックス

2005年03月10日 | ミュージカル・演劇
一昨日になりますが、宮本亜門演出の「ファンタスティックス」を観て来ました。初演に続き二度目の亜門版ファンタスティックスです。
初演を見た時の衝撃は忘れられませんね。「太平洋序曲」を見た時にも思ったのですが、演出でこんなに作品が変わるなんて、と思ったのです。
実は亜門版の前に違うカンパニーの「ファンタスティックス」を見たことがあるのですが、その時は「こんなつまんないのがどうしてロングランしてたの?」と思ったんですよね(汗)
それが、亜門版を見たら、すごく面白い! そして、曲も素晴らしいことに初めて気がついたりしたのでした。
宮本亜門氏の演出では、シンプルな装置の中で出演者がめまぐるしく動き、一瞬も飽きさせずにぐいぐいと魅せるものがあります。随所に笑える小技を持ってきてるし。一昨日も、初めてみたらしい人が「笑いすぎてお腹痛い」と言っているのを聞きました(笑)
エルガヨの黒いマントを使った振り付けもいいですね。
ミュートが紙ふぶきをばら撒くのもいいなあと思います。カーテンコールでバラ撒かれると嬉しくなってしまうのは「ピーターパン」と同じでしょうか(笑)
それに、一昨日見ていてつくづく思ったのですが、音楽の素晴らしさをひきたてる演出でもあるんですよね。
コミカルなシーンの音楽にはコミカルな振り付けで楽しさを増しているし、最後にTry to Rememberが流れるところなんかは、じーんとさせるような演出になってましたし。本当に、最初にTry to Rememberが出てきた時には何とも思わないのに、最後に出てくると「いい曲だなあ」と思いますもの。
キャスティングもなかなか良いですよね。井上芳雄くんのマットはハマリ役ですね。それにしても前回よりも随分と演技が上手くなっていたように思ってびっくりでした。蜷川ハムレットに出て一皮剥けたとインタビューなんかで言っているようですが。
エルガヨの山路さんはカッコイイんですよねー。中年のいやらしさが全くない(笑)さわやかなエルガヨでいいなあと思います。
山路さんの特に良いなあと思うのは、ヘンリーとモーティマに対する冷めたツッコミですね(笑)ヘンリーもモーティマもとてもおかしいのですが、エルガヨの冷めた態度がさらにおかしさを引き立ててます(笑)
ベロミーの斉藤暁さんは、歌は苦しいけど(汗)かわいいキャラクターと軽快な踊りがいい味出してます。
ヘンリーとモーティマはかわいいです(笑)なすびは毎回ポールに激突してるんですねえ・・・(汗)捨て身の演技が素晴らしい(笑)
ルイザは、気管支炎だとかいう話をききましたが、そのせいか高音が上がりきってなかったりとか、歌には色々キツイ部分がありました(汗)
でも、演技的には今まで見てきた3人のルイザの中で一番良かったですね。
そんなこんなで楽しんで来ました、2回目の亜門版ファンタスティックス。
やっぱり舞台を観る時は演出家で選ぶべきなんだよなあ、と、宮本亜門氏の作品を見るたびに思うのでした。(栗山民也もそうかな)
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BBCラジオドラマ14ほか

2005年03月10日 | 指輪物語&トールキン



今日は東劇に飾ってある20人ポスターよりの抜粋を並べてみました。ピント合ってなくてなんだかなーなんですが(汗)ライト入っちゃってるのもあるし。
この面子を撮ったのは、好きなキャラクターと写真が良かった人とをセレクトしてみたのですが、今度全員撮ってこようかな。二人ずつ撮るのがちょうどいいみたいです。
ボロミアとファラミアがちゃんと並んでいる(というか執政家3人並んでましたね。ローハンもそうだった)のにちょっと感動したのですが。
このポスターが当たるプレゼントの応募なんかもあるのですが、どこかのポスター通販サイトで9800円とかで幅150cmのやつを売ってましたので、それかもしれませんね。せめてそのくらいじゃないと飾れませんもんね(汗)
そうそう、昨日の写真のオリファントと一緒にギフトセットのミナス・ティリスのフィギュアも置いてあったのですが、エクセリオンの塔がものすごく斜めっていました(汗)
うーん、やっぱり取り扱いに注意しないとエクセリオンの塔は斜塔になっちゃうのですね(汗)うちのもやや斜塔です(汗)ミナス・ティリスお持ちの皆さん、出し入れ・持ち運びにはご注意くださいませ~。

さて、ラジオドラマもちょっとしか聴き進んでないんですが、ファラミアがミナス・ティリスに戻ってきたり、セオデンたちが馬鍬砦を出発するところあたりまで行ってます。
エオウィンとセオデンの会話は、エオウィンのりりしいというか、気が強いというか、鋭いところにちょっとクラッと来てしまいました(笑)エオウィンかっこいい! とっても原作どおりのイメージです。
そして、セオデンに連れて行けないといわれるメリー。セオデンとの絡みがラジオドラマでもそんなに描かれていないのは残念ですが・・・原作みたいに、セオデンと馬を並べて進んでいるのをローハン兵たちが微笑を浮かべて見ていたりする場面やってくれたら良かったのに。
そんなメリーのところにデルンヘルム登場、なのですが、声が低くて、結構ちゃんと若い男の子みたいに聞えて感心してしまいました。うーん、このエオウィンの声の人なかなか良いですねえ♪
そう言えば、PJ映画のエオウィンの吹き替えの本田貴子さんも低く素敵な声で、これはデルンヘルムの声をやることを想定してかしら、と思っていたのですが、結局映画ではデルンヘルムはなしでしたねえ。
そうそう、どんな場面かよくわからずに、「この人いい声だなあ・・・誰?」と思って聴いていたら、エオメルの声でした(笑)いい加減覚えたいものですが・・・(汗)
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