きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

東海地方6.5の地震で思う事

2009-08-11 11:28:58 | Weblog
東海地方6.5の地震で思う事       (009.08.11.)

昨日から雨台風の接近が報道され本日の未明には相当強い風と豪雨を予想していただけに5時ごろ目がさめテレビを入れて見たら「緊急地震情報」が発せられた、そして其の数秒後に強い地震の揺れを感じた。

震源地は駿河湾沖で、マグニチュード6.5の地震が発生したとの事である。
それにしても、情報のスピードとまた其の対応についても、真に素早く、テレビを見ていても各所の状況が次々と報道され、政府の対応も素早く対策本部が設置された事も、日ごろの地震に対する対策が行き届いて居る為であると思った。

静岡県を中心に東海地方は、日本の地震のメッカとも言われているだけに、日ごろの地震対策が地域の住民にまで行き届いていた事が、被害を最小限に抑える事が出来たのだと思われる。

中でも、最も心配された、中部電力の浜岡原子力発電所に対する情報に対しては、設備そのものの安全自動装置が正常に働き、稼動中の4号機・5号機が自動停止すると共に、5号機の屋内放射線が高くなった事を示す警報機が鳴ったが、放射線測定装置の観測値に異常は無く外部への影響は無かったと報じられている。
またそれらの情報は、直ちに地域住民にも報道されるシステムは、柏崎の場合と違って、情報の隠蔽が無く、オープンにした結果が安心感を与えた事に繋がり大いに今後の参考にするべき所では無いかと思う。

原子力関連の技術そのものについては各国とも競い合ってはいるが、それに付随した安全確保技術については、とかくおろそかに成りがちだ、此の点日本は地震大国であるために日ごろから鍛えられている。柏崎原発の教訓は日本の原子力発電設備に世界一の安全技術を齎したもので、今後は此の点での日本の国際貢献分野が期待されるのではないでしょうか。

鉄道面での安全技術は日本の新幹線設備は世界一と言われている。その反面JR西日本の福知山線事故は、管理者としての人間が行う安全に対する意識欠如の問題である。

此れからの世の中は、今まで新しい文明発展の技術による開発が先行していたが、その老朽化を前にして、安全対策を見直す努力が必要では無いかと思われる。
山口県の老人ホーム水害事故の問題も、危険地域と指定され、解かっていて、無残な水害事故にあった事は、安全に対する意識が「行動に結びつく勇気」が無かったからではないでしょうか。
(えびなたろう)