メキシコに詳しい人から話を聞いたが、
最近のメキシコは犯罪が多発。特に麻薬関係の勢力が幅を利かせているそうだ。
商売人もそういった犯罪組織と関係を持たないと、やっていかれないとも言っていた。
メキシコに何回か行ったのは、もうだいぶ以前だ。15年くらい前か。
シティーは、大量の車で、当時からナンバーの語尾で通行を制限していた。
町中が排煙で生活環境は酷かった。が、
犯罪が多いとは、聞いてはいなかった。
ただ、危険地帯というか、地区があってそこに近づかなければ、巻き込まれることはない、という程度だった。
犯罪は、ちょっと気を抜くとすぐ蔓延する。
ペルーはフジモリ大統領時代、思想的なテロは根絶したが、またぼちぼち出現してきた。
現代のテロは思想的なのか単に犯罪組織なのか不明だが、思想的なことを主張することが多い。
麻薬の売買は相変わらず激しい。
麻薬組織とテロ組織はたいていくっついている。
家の近所に、花をたくさん大切に世話している家がある。よく手入れもされている。
昨日、その家の前を通ると橙色?のラッパの形をした花が、頭上に咲いていた。
花は、2~3m程度の木だろうか、その木にたくさん下向きに咲いている。
この花は、ペルーでは「フロリポンディオ」という名で、アルカロイド系の毒を含んで、知っている人は麻薬遊びにつかうが、その花に形状がよく似ている。
似ているだけで、まったく違う種類かもしれない。
もっとも、ペルーでは至る所にあるから、麻薬としては役に立たないかもしれない。
ペルーの麻薬は、コカが主だ。
痩せた土地でもよく育つ。普通の農作物を栽培するより手入れは簡単だし、儲けも大きい。
かつてフジモリ大統領が、アメリカから麻薬の取締りの圧力を受けたとき、コカに替わる農作物がなく、コカの栽培取り締まりに積極的ではなかったことを思い出す。
インカ時代は上流階級しかコカを使用できなかった、と聞いた。
コカはお腹は空かない、眠くならない、寒さを感じない、疲れを感じない、集中力は高まるなどの効果がある。ならば、
巨大な城壁や城を築く場合は、労働者にコカを使わせて働かせたのだろう。
神にささげる生贄には、麻薬を使って、神経や精神を麻痺させてささげていたのだろう、と想像している。
日本に持ち込まれる麻薬は、どこからくるのだろうか。
麻薬の恐ろしさをいくら説いても効果はない。
本人の自覚を促しても、強制的にやられたら自覚など意味が無い。
麻薬犯罪が減らないのは、それが人間の本質なのかもしれない。
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