虚空を観じて

今感じたことを書くことは、年取った脳みそにいいんじゃないかと考えて認めています。日常の風景から、過去の記憶まで。

つけを払う

2010年02月26日 | Weblog

ペルーのマンゴーやパルタ(アボガド)は格別に美味しい。が、

マンゴーは、食べるのは少しだけにしている。

今頃気をつけても仕方ないが、あんなに臭いがきつくて、味にえぐみがあったのでは、あまり食べない方がいいかなと、思っている。

 

日本でも、禁煙箇所をどんどん増やしている。

そんなに害があるとは思われない。

排気ガスや食品の添加物のほうがはるかに害が多いだろうと思うが、

実際ところは、どうなんだろうか。

昔、軍人を蔑んだつけを払ったのと同じように、

いま、喫煙者はつけを払っている構図に見える。

 

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あわびをたべよう

2010年02月25日 | Weblog

友人のありがたさは、身にしみる。

 

昨夜は、ワラルの友人の家に厄介になった。

テレビはNHKだけに合わせてある。

だから日本のニュースには詳しい。

今朝、小林多喜二の番組をやっていた。治安維持法に触れた箇所で、被害者側の論理のみを紹介していたが、それはそれでいいのだが、一方的すぎる。

実際の共産主義がどれほど残酷だったか、いまは言わなければならない。

ソ連も中国も、何千万人の自国民を殺害しているという。日本の治安維持法とは比較にならない。

ひどすぎると思った。

一方通行は、もう通らない。

 

ワラルでレストランを経営している友人に、鮑をたのんだ。小さいものだが、美味しい。ペルーでは人気はないので、安い。

今日は自分で料理して、刺身とスライスを単純に焼いて食べよう。

 

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食べ物ホームシック

2010年02月24日 | Weblog

ガイドの友人が、マチュピチュの洪水で、日本からの旅行がキャンセルになって、暇になっているのでランチでもしよう、と誘ってくれた。

「なにが食べたい」

というので、

「ソーメンと漬物がいい」

と答えたら、張合いがないと言われた。

行くと、ソーメンは現地生産の麺だが、おいしかった。

漬物も、本格的に糠でつけたものだった。

 

 

ランチをしながら聞く、ガイドの経験の話は面白い。

旅行者でも勉強してくる人、しない人さまざまで、あるとき、

「スペイン人がインカを征服した当時は、日本は戦国時代辺りだけど、信長や秀吉、家康などはその侵略をしっていただろうか」

という質問を受けたそうだ。

知らなかった彼女は、

「早速調べます」

と、天野博物館の関係の人に尋ねた。博物館には天才的な、雑学に長けた人がいる。

答えは、当時は宣教師が入っていたので、そういう情報は当然流れていたでしょう、というものだった。

日本のなんらかの書物に、スペインのインカ征服が記載されていれば、確実だが、それは知らない。

素人には、

姦計を用いて、インカの大軍を降参させたことは、充分知っていて、それが、

秀吉や家康がキリスト教を排除するひとつの大きな要因にもなったのだろうと、想像をたくましくした。

 

食べ物に、ホームシックになっていたが、これで助かった。

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ウユニ塩原

2010年02月23日 | Weblog

写真は、塩湖の後で、ボリビアにあるが、ペルーからも旅行者が訪れる。

ペルーからはプーノまで飛行機でいって、バスでボリビアに入国。その後四輪駆動でウユニまでだ。

旅行者にはイエローカードが必要だろう。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%A6%E3%83%8B

この観光地は、長いペルー生活でも知らなかった場所の一つだ。

この写真は、ガイドの友人から譲っていただいたもの。

とにかく大きく、四国がすっぽりと入ってしまう。

塩原の高低差はたったの50cmほどだそうだから、一面白い塩の原が延々と続いて、その景色は信じられないないだろう。

塩の厚さは2mから7m。ジープで走る。

塩で作ったホテル。壁、ベッド、机全てが塩だ。

残念ながら3,700mの高地にあるので、行くと高山病を食らうので、

ぼくにはそうとうな勇気がいる。

雨季には雨が降る。その雨がうっすらと溜まって、天空の一大鏡になるという。

こうなると、高山病覚悟で行かねばなるまい。

 

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ペルー、ホテルでの災難

2010年02月22日 | Weblog

一年に2回ほどペルーを訪れるが、

物事が急に変化するのには、驚かされる。

 

妊娠して、相手の男は責任取らずに雲隠れ。

子供が産まれる前に、大家からは出て行けと、いわれて、困っていたアドちゃんが、

双子を生んだ。

写真を送ってきてくれた。喜びにあふれんばかりの笑顔で写っている。

アドちゃんは、知り合い全員にSOSのメールを発信して、間借りを提供してくれる友人を見つけ、いまは、そこに住んでいる。

日本で心配してもはじまらないが、ひそかに、家が見つかることを祈っていたが、

家は急に見つかったそうだ。

ほっと、した。

ペルーにいる間に、お祝いに行く。

 

ペルーの警察官は、隠し子が多い、と聞いた。

異動で地方に行く機会がおおいので、どうしてもそうなる確率が高いらしい。

給料は安い。しかも養育費は送らなければならない。

いきおい、袖の下を要求することをする。

最近法規が変わって、信号無視、酒酔い運転、スピード違反などの罰金が高額になった。

難癖つけて、やたら捕まえる。

昔なら、捕まえても20ソーレス(7ドル程度)の袖の下で済んだが、いまはスピード違反で300ソーレス(100ドル)の罰金だ。

警察官も20ソーレスでは納得しない。100ソーレスは要求する。

一月に10人も捕まえれば、給料以上は稼げる。

なりたくない職業の一つが、教師と警察官だったが、いまは警察官はけっこういいらしい。

違反者を捕まえて、きっぷを切る。その何パーセントかが、捕まえた警察官の給料に上乗せされる。

だからか、女性警察官は、袖の下に応じない。

女性が堅いのは、いずこも同じかもしれない。

 

一流ホテルは、すべて禁煙になってしまった。

日本の団体旅行者の一人が、ロビーでタバコに火をつけた。すると、

「禁煙です。今喫煙したので罰金250ドルです」

と、ホテルの従業員からいきなり言われた。

この団体のガイドをしていたのが、友人だった。

罰金をホテルに払うのは、どう考えてもおかしいが、

友人のガイドは、平謝りに頼んで、なんとか罰金を払わないですんだ。

喫煙は、ホテルの外でしなければならない。

ペルーでは、ホテルでの喫煙と、レストランでの喫煙は、

思わぬ災難、災難といってもいいだろう、巻き込まれる。

日記@BlogRanking  お母さん4

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誕生パーティー

2010年02月21日 | Weblog

ペルーの日系人は、県人会やそれぞれの地方で組織を結成している。

それでお互いを支援しあった。ところが、

長い年月を経れば、組織の構成員は変わるし、当初の目的もだんだんぶれてくる。

これは避けられない。

目的を失えば、または変わってくれば、アイデンティティーを欠いてくる。

どんな組織も創立当時は、手弁当で、奉仕の精神で、持ち出す自費も多いに違いない。

安定してくれば、創立当時の精神や、創立者の苦労もかき消されてくる。

本国日本が力をつけてくれば、あるいは、ペルーも豊かになり、個人個人の生活レベルが上がれば、組織のあり方も変遷してくる。

それぞれの組織は日本と交渉し、学校、診療所などの建設資金を要請し、立派な建物ができる。

組織外にいる人々は、資金の流れに疑問を抱くようになる。

事実、中には支援金を掠め取る不埒な役員もでてくる。

お金が集まってくれば、どこでも似たような事態に陥る。

 

昨夜、友人の息子さんの誕生日パーティーによばれた。

一族というか、遠い親戚まで駆けつける。50人や60人はすぐ集まる。

久しぶりに会うのか、お互いに抱き合って喜びをあらわしている。

料理も、ペルー料理に、郷土料理からお寿司まで並んでいる。

たずねると、経済的に困れば、お互いが助け合うということだった。

日本では、見られない光景を目にした。

 

人為的につくる組織は、時代の流れを読みきって動かなければ、腐敗してくるが、家族の絆は、いつの時代もかわらないとおもった。

 

日記@BlogRanking  大型トラック

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外交官

2010年02月20日 | Weblog

ペルーが、日本を評価する際、進出企業や大使館などの日本人の言葉や態度が大きな影響を及ぼす。

特に外交官の態度には敏感だろうと、思う。

経済的には日本の方がいいだろうが、

ペルーで大統領なら、どこにいっても大統領になる。大臣でも同じだ。

肩書きはなくとも、招待客を大事にしなければならない。

関係する人々に、それなりの敬意をあらわさなければならない。

特に外交官にはそれが強く要求される。

こんなことは、とりたてて言うほどでもなく、常識になる。しかし、

どうも聞こえてくる話は、芳しくない。いい話は聞かない。

日本を代表する外交官としては、悲しく、残念な内容ばかりだ。

 

大使や外交官には、高い学歴と頭脳ばかりが要求されるが、人間性や資質が問われない。

これが一番大きな問題だろう。

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邦人保護

2010年02月18日 | Weblog

マチュピチュの洪水で、取り残されたのは世界の観光客だ。

アメリカは、外交官がすぐ動いてヘリコプターを飛ばして救出したと、聞いた。

大きな国は、ペルーに要請だけしていても埒が明かないことを知っている。

日本の領事館もあちこちの旅行社に電話して、何人くらいの日本人が取り残されているか調査をしている。

ただし、調査だけで、なんらかの手を打つことはしない。現地にすぐ飛んでいったと言う話も聞かない。

ある旅行社は、質問に対し、

「それを知ってどうするんですか」

と逆に質問した。続けて、

「何もしなければそんな質問に答えている暇はないから」

と電話を切った。

日本からの心配の電話や、情報収集の対応に追われていた。

確かにのんびりと電話などしていられない。

大使館や領事館の大きな仕事は、邦人保護だと聞いている。

保護は、常に急務だ。急務以外の保護など、それほどあるわけはない。さまざまな保護があるだろうし、それらを想定しておくことは、大事な仕事のひとつだろう。

海外で保護を日本領事館に要請しても、なかなか動かないし、

要請しなくとも動いてくれることなど、まったく期待できない、

これを知る。

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レストラン「岬」

2010年02月16日 | Weblog

日本食レストラン「岬」 に招待された。

当初、回転すしスタイルであったが、小皿に二つある寿司、一つだけとってそのまま回転台に置いたり、食べた後回転台に載せたり、子供が面白がって指で触ったり、

商売にならないと、取っ払ってしまったそうだ。

お店の作りは高級で、2Fはバー仕様。3Fは50名くらいまでのパーティーができるスペースになっている。

内装や外観は素晴らしい。

 

ペルー人は、握りの寿司飯は大きく、ネタは小さくがお好みだという。ただし、刺身の場合は大きく切らなければならない。

醤油の中で刺身を泳がせて、それから食べる。

寿司も、そのまま醤油につけてしまうので、ぼろぼろとこぼれてしまう。

だからか、ペルーでは「まき」という名で、巻き寿司が売れに売れている。

「まき」にはさまざまな種類があって、甘いもの、辛いもの、なんでもある。

巻く海苔は、けっして表に出ない。海苔が表に出るのは評判が悪い。したがって、すべて裏まきだ。

日本人には合わない。

 

日本の寿司が、形を変えて一人歩きしている。「まき」はどの店でも使用している言葉だ。そのうち辞書にものるだろう。

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レストラン「善」

2010年02月16日 | Weblog

日本食レストラン「善」に、昨夜招待された。

そば、うどんはここが最高。他に並ぶ店がない。

寿司も、握り方、寿司飯の具合、形はここが一番だと思う。

ただし、日本人が食べた場合で、これがペルー人にうけるとは限らない。

驚いたのはかんぴょうを握ってくれたことだが、これが美味しかった。

お客は、まずまずだが、ご主人は寡黙で、もくもくと料理している。

いくと必ず、なにかサービスしてくれる。

かつおのたたきは、いままでペルーで食した中では、最高の出来だった。

日本のカツオとは、種類が違うが、ペルーではボニートという。丸い、というより長ひょろい。

天婦羅も、「松栄寿司」ののり君がつくる天婦羅に匹敵する。

 

毎日、旧友と会って話をするのは、すばらしい楽しみだ。それぞれの子供や孫が成長するから話題が尽きない。

ありがたい。

 

日記@BlogRanking  汽車1(きしゃ)のイラスト

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リマ雑感

2010年02月14日 | Weblog

マチュピチュ遺跡の復旧は2、3ヶ月必要だと、言われている。

旅行社の友人とコーヒーを飲んで、いろいろ話を聞くと、

今回の洪水で立ち行かなくなる旅行社が、けっこうあるらしい。

影響は大きく、マチュピチュのホテルは当然としても、リマのホテルまで旅行者は減ったそうだ。

観光の目玉のマチュピチュを見ることが出来ないツアーは、日本でもキャンセルがあいつでいるという。

ガイドの友人は3月一杯までの予定がすべてキャンセルになったと、嘆いていた。

自然とは喧嘩できない。

 

今のペルーの暑さは、尋常ではない。

こんな経験はペルーとの長い係わり合いの時間でも、初めてだ。

気候がおかしいというという実感が湧く。

 

友人が開けた日本食レストランは盛況だという。けっして安くはないが、懐具合が豊かなお客でいっぱいだと、喜んでいた。

お客のほとんどはペルー人。

レストランの名前は「まいど」。

16日にいくことになった。お好み焼きがおいしいというので、楽しみだ。

 

リマの街並みが美しい。

高級ホテルは、法律ですべてが禁煙になってしまっている。喫煙者には、きついかもしれない。

 

日記@BlogRanking  愛のキューピット②

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信号が変わったペルー

2010年02月11日 | Weblog

日本語の打てるPCをやっと利用できたので、ブログを更新しよう。

 

ニューヨークは、思ったほど雪がなかった。

7日、8日、9日は青空が広がって最高の天気だった。

9日は、ペルーへ出発。マイアミ経由。

マイアミでアメリカン航空のマイレッジカードで、ラウンジを利用。快適だった。アメリカなのに英語を聞いたのは受付だけで、あとはすべてスペイン語だった。

冬から夏へのペルーへ到着。

今日は、11日。暑い。ギラギラ太陽だ。不思議なことに、湿度が高すぎる。

日本の夏と変わらない。こんな経験ははじめてだ。

 

いきなり、

「何を食べたい?」

と友人が言ったので、

「いざかや」で、さしみ定食と答えた。

刺身定食にうどんがついていた。

 

街中を車で走っていると、信号が変わっていた。

信号の横に、残り秒数が表示されている。

赤の場合は、落ち着いて待てるのがいい。

ペルー人は待つことができない。車に乗ると待つことにイライラを募らせる。

友人は、残り秒数表示に喝采を送った。

日記@BlogRanking  板チョコと女の子

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お土産

2010年02月05日 | Weblog

明日ペルーに行く。

今日は、お土産を買いに行った。

お土産には毎回悩む。

5本指の靴下、のど飴 、玉子きり、ポカリの粉、カレー、ラーメン、などを買った。

忘れないうちにペルーから買ってくるものを書いておこう。

アヒー、乾燥オンゴ、ケッパー、オリーブオイル、クスコの塩。全部口に入れるものだ。

外務省の友人が、

「だいたい金銭を懐に入れるから悪い。全部腹におさめれば問題は起きない」

と、言ったが、

口に入れるものは、罪がないかもしれない。

 

太らない程度に腹にいれよう。

今回は40日ほどの滞在だ。

 

日記@BlogRanking  チョコ作り(型に流し込む)

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コチの刺身

2010年02月03日 | Weblog

食べ物に関しては、忘れられない味というか、感覚がある。

一時期、一年ほど浜松に住んでいたが、そのとき2~3度訪れたレストランがある。場所も名前も、その上、大体の位置まで忘れてしまったが、夫婦で仲良くやっているような感じだった。

そこで食べたコチの刺身が忘れられない。また食べたいなと思うが、もう無理かもしれない。

そこで教えてもらった○○鰹が絶品だという。滅多に手に入らないそうだが、これはチャンスがなくて食べることができなかった。

○○鰹という名前まで教えてもらったが、これも忘れてしまった。よく戻り鰹というが、その種類らしいとは、記憶にある。

こっちも、もう機会がないかもしれないのが、残念だ。

おかしなことを、急に思い出すものだ。

 

日記@BlogRanking  鬼+子供達+巻き寿司(恵方巻)のイラスト

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言葉と雰囲気

2010年02月02日 | Weblog

相撲界のニュースを知ると、土俵で豪快に相手を倒す力士でも、一個人になれば豪快でもなんでもなく、精神というか心というか、それは普通なんだなと思う。

他のスポーツでも、何かの先生でも、研究者でも、あるいは道を説くような人でも、それはたぶん同じなんだ、と思う。

 

昔、その世界の人から、その、というのは極道という意だが、話を聞いたことがある。極道でもヤクザでもいいが、プロレスラーのような身体をもっていても、極道の世界では、上にはなれないし、喧嘩も強くはなれない、と言っていた。

体が小さくても、いかにも力が弱そうでも、「言葉」と「雰囲気」がヤクザにとって一番必要な資質らしい。

この話には、ちょっと驚いた記憶がある。

後年、ヤクザと渡り合う人と知り合いになって、彼の武勇伝を聞いたことがあった。

彼は身体は小さく、とても喧嘩が強そうにはみえない。

彼によると、ヤクザは素人よりはるかに物分りはいいし、解決も簡単で早いと言っていた。

ところが、素人は、二言目には、訴訟を起こすとか、面子だとか、金銭だとか、いつまでたってもダダをこねて、なかなか解決しない、といっていた。

終わったあとでも、いつまででもグダグダしていて、性質の悪さでは素人は手に負えない。

言われてみれば、なるほどなと思う。

 

浪人時代、川崎駅前のパチンコ店でバイトをしていた。パチンコ店といっても、輪投げ、スマートボール、だるま落しなどがある大きな店だった。

当時は、「また逢う日まで」がヒットし、いつでも店に流れていた。

僕の担当は、スマートボールとだるま落としだった。

だるま落しには一球で全部を落とし場合、二球で落とした場合の賞品が説明してある。

ある日、

プロレスラーのように身体の大きな、姿かたちも、態度もヤクザを思わせるような、堂々として辺りを睥睨するような中年の男がだるま落しをやった。

このとき、ぼくはスマートボール担当だったが、だるま落しがよく見えていた。

何度かボールを投げたあと、バイトの係員が賞品を渡した。ところが、件の男は、違う賞品を指差して、

「あっちの賞品をくれ」

と賞品を返した。バイトの学生係員は、

「あれは、一回の投球で全部を落とした賞品ですので・・・」

と、丁寧に応じた。

ところが、男は、説明書きに難癖をつけて、脅してきた。

けっして、大声を出すわけではないが、低くしかもドスの利いた声だった。

素人には見えなかった。

この時間が5分くらい続いただろうか、

男のイライラが募るのが分かる。

バイトは、オドオドするしかない。すると、

店長がスタスタと現場にやってきた。本当に、軽い普段と変わらぬ態度で。

店長は、髪は薄く、背は小さく、おまけに痩せていた。

「すいません、お客さん、こちらでお話を伺いますので・・・」

と慇懃無礼に告げた。

何があったのか、何をしたのか、さっぱり不明だが、

その瞬間から、件の男は、小さくなってしまった。オドオドしていた。言葉も、ろれつがまわらない。

この光景はいまでも明確に覚えている。

 日記@BlogRanking  豆まきをしているイラスト

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