虚空を観じて

今感じたことを書くことは、年取った脳みそにいいんじゃないかと考えて認めています。日常の風景から、過去の記憶まで。

ストーカー

2013年06月30日 | Weblog

この記事はいい。 ブラック企業を認定している。例のワタミが出ている。

http://gendai.net/news/view/108251

ワタミの社長がこの選挙に出馬すると言う。自民党が公認した。

この人、自社のブラックのせいで、死んだ人がいるのに、亡くなった社員は労災認定を判断されたのに、

にもかかわらず、ご遺族への謝罪や面会も拒否しているという。羞恥心の欠片もない人だ。

こんな人が、議員になろうとしている。それを自民党は公認した。

これだけで、自民党には投票しないことにする。

 

誇や矜持の裏面は羞恥心のような気がする。

羞恥心がなければ、誇りや矜持などは、持っていないことになる。

自尊心の裏面は、嫉妬心や恨みだろう。

と、勝手に僕は考えている。

 

羞恥心は、とても大事な感覚だと思う。

本来、ストーカーなどと言う行為は、恥ずかしくてたまらないと行為だと思うが、これを平気でやるというのは、

羞恥心を感じる人には、理解を超えた行為だろうと思う。

異性にふられたわけだから、恥ずかしくて穴があったら入りたい心境だ。

ストーカーには、だから表裏である誇りや矜持がないことになる。

自尊心だけが残ることになる。

自尊心は、嫉妬と恨みだから、すぐに自分を失い、凶行に走る。

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煮干しの三枚おろし

2013年06月29日 | Weblog

7月、ペルーに行く。

久しぶりだ。

半年もいかなければ、また新しいレストランが増えているだろう。

南米では、ペルーのレストランは、かなりいい線いっていると思う。

すくなくとも、ブラジルよりは、美味しいのではないと思う。

ブラジルには日本食レストランはたくさんあるが、どこも旨い、というほどのことではない。

なんというか、繊細な味を感じられない。どこも大味だ。

ブラジルの日本食では、やはり、丹下セツ子さんがやっているレストランが一番おいしかった。

シュラスコは、高級も低級もなく、どこも同じで、なんというか、いい意味で適当な感じだ。

 

ペルーは、日本食と、中華、イタリアンがお薦めだ。

イタリアンはどのレストランでも美味しい。ただし値段ははる。

日本食は、今のところ、スイスホテルの寿司、刺身だろうか。ただし、価格と皿は一致しないが。

麺類は、「善」がいい。天ぷらそばなら、まあいける。

それほど安くはないが、ピザもいい。大きな専用のピザ焼きガマで焼いてくれる。何件かあるが、どこも旨い。

 

友人が、ステーキ専門店をやっている。

ここで、前回たべた。ペルーの牛だという。

最近はペルーの牛もかなりレベルが上がって、アルゼンチンの牛をわざわざ食べることはない。

日本の霜降りは、好き嫌いがはっきり出るだろうと思う。

僕は、霜降りはそれほど好きではなく、ほどよく固い肉、霜降りでない肉の方が好みだ。

 

一度食べて、また食べたくなるものって、それほどないが、

浜松にいたころ、友人が煮干しを手で三枚にして、そのまま生姜醤油で食べることを、何回か経験したが、

その味は、その食べ方は、子どもころの食事を思い出した。

思い出すと、なんとなく涙が出る。

煮干しは、特別なもので、あの煮干しは近所のスーパーにはない。

もう一度、食べたいと思うが、もうそんな機会は、巡ってこないだろう。

 

 

 

 

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想像力

2013年06月28日 | Weblog

ブラックというか、ブラック的というか、限りなく近いというか、分からないけど、

結構あるという。

はじめて聞いたが、残業代込みの給料ってのもあるそうだ。

残業代を、予め決めておくことができるとは、どんなシステムなんだろうか。

仮に、決めた残業時間よりも多く働いた場合は、どうなるんだろうか。その逆もあるだろうに。

残業時間と、給与は一目で判るようにしておかないと、イケないだろうし、バイトには時間通り退社させ、あとは全部社員が引き受けるってわけだ。

残業代込みの給与、聞いただけでなんとなく胡散臭さを感じてしまう。

 

バイトで、会社が社会保険を払いたくないので、例えば今月の働き過ぎの時間を、来月に回す。

普通の話し合いで決まれば、とやかく言うことはないが、会社から、

そんなことを言われたらバイトは、普通は「イヤ」とは言えないだろう。

これは、しかし、たぶん法律に違反しているだろう。

 

ブラック企業と言えば、なんといっても国だろう。

菅政権の時が、一番ブラックぶりが表れていた。

24時間死ぬまで働けっていう社訓と言うか、社是というか、そんな会社もあるが、菅政権は積極的に被曝させた。

政府、政権、官僚組織、なんといったらいいのかわからないが、

国民は納税者だから、お上に雇われている。

国が率先してブラックなら、大企業でもブラックが増えるのは、自然だろう。

 

消しゴムをぶつけられただけで、頭にきて刺した高校生のニュースが報道された。

学校内の出来事だと思うが、

単にぶつけただけなのか、それまで何回もなにか嫌がらせを受けていたのか、継続的なイジメがあったのか、たまたまその時、気分が悪かっただけなのか、事情は分からないが、

頭にきて刺すのは、しかも、肺まで達していると言うが、ちょっと考えにくい。

反撃の程度によってその結果が、想像できないのは、何か、しかも大切な感覚が失われているような気がする。

犯人・・・、じゃない容疑者か、高校生でも容疑者でいいのか分からないが、刺して逃げたのが、

公になったような気がする。

個人だけではなく、社会全体が結果を想像できない風潮になってきた。

 

 

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沖縄

2013年06月25日 | Weblog

ボクシングは、どうも見たいと感じない。

スポーツと言えば、スポーツなのだろうが、ボクシングから連想されるもの、喧嘩とか、暴力とかに嫌悪感がある。

それで敬遠している。

女子ボクシングをテレビで少し見たが、どうも悲惨さが先に立ってしまう。

「もういい」と思ってしまう。

 

いままで考えたこともなかったが、沖縄についてのYouTubeを見た。

沖縄は一度行ったことがあるが、

知っていることは、ことごとくウソあるいは、大げさだと知った。

米軍の駐留で、沖縄県民のほとんどが困っている、または反対していること。これはウソに近い。

オスプレイの反対集会の何万人という映像。何万人も、実ははおかしい。

集会には沖縄在住の人々より、本州からの参加者の方が多いという。これには、しかし、思わず笑ってしまったが、自分でお金を払っていくなら、

反対にずいぶん熱心、というより「過ぎている」。

一種の異常な意図を感じる。

 

沖縄についての報道は、すべて疑ってかかるようになってしまった。

沖縄の新聞社は、新聞ではなく、

あるかなり偏向した思想に基づく機関紙で、いわゆるカルト新聞だろう。

 

沖縄に興味があるわけではないので、報道されることには、「ああ、そうなんだ」程度の認識だった。

ここまで酷い、というより偏向された報道だとは想像もできなかった。

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素直なお祝い

2013年06月24日 | Weblog

以前、1年近くつとめた外国人のための学校が10周年を迎えると聞いた。

きっとなにかイベントをするだろうけど、なにかお祝いの言葉でもと思う。

なんにつけても、10年も続けるのは困難だろう。

学校創立者も、ひとには言えない苦労があったに違いないと思うと、

素直にお祝いを申し上げ、エールを送りたいと思う。

 

国は、都合によって外国から労働者を呼ぶ。

日本を気にいって、日本に住んでしまう人もたくさんいる。

日本は、おそらく、現代が一番外国人が多いだろう。人種も様々。

孫の保育園にいくと、スペイン語や英語を時々聞く。

ちょっと前までは、考えられない状態だ。

問題もたぶんあるだろう。が、世界は徐々にそのようになっていくのだろうと、想像している。

 

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信念

2013年06月23日 | Weblog

橋下発言に応じて、面会を拒絶したご婦人の動画をYouTubeでみた。

見ていて、ふと、思うことがある。

大勢の前で、日本軍のセックス奴隷だったことを、それを縷々述べている。

国が調査したり、検証したりしても、証拠が出てこないし、あるいは、個人の研究家でも証拠が見つかないのだから、

たぶん、このご婦人たちはウソを言っているんだろうな、と想像している。

ところで、日本人のセックス奴隷はいなかったのだろうか。

いったい、こんなことしてどんな目的をもっているのだろうかと。 しかも、それを取り上げている記者たち。両者に信念に近いものを感じる。

なんだか、分からない。

 

河野さんって例の悪名高き談話を発表した当人だけど、多くの人から売国奴呼ばわりされて、テレビに堂々と出ている。

信念は感じる。そこまで信念を通すなら、信念だけではなく、

何故あの談話になったのか、当時の情勢や考えなどを主張してもらわないと、素人には、分からない。

あの談話は、今の慰安婦問題の諸悪の根源になっているのだから。

 

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深い話

2013年06月22日 | Weblog

ちょっと前の橋下発言で、ある学者の感心した主張があった。

 

アメリカ軍に対して、風俗の利用云々は、公の場所で言うことではないだろう。

風俗は、法律上問題ないことであっても、陰に隠れてコソコソするもので、堂々と胸張っていく場所ではない。

パチンコだって、なんとなく気が引けるような感じだ。

悪いことをするわけではないのに、コソコソするから、それだけ複雑な感情がわき上がって、そこに風俗の風俗たる所以があると考えている。

だからこそ、言われたアメリカのエライ人も、戸惑うことになる。戸惑いは、実は正直な反応だろう。

 

ある学者さんがテレビで言っていたが、

沖縄の女性に迷惑をかける、犯罪を犯すくらいなら、アメリカからそれこそ従軍慰安婦を連れてきたらいい、

とこう言った。

これは、しかし奥の深い話だろうと思う。

 

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分からないことのの一つ

2013年06月21日 | Weblog

暑くなると、

毎年、広島の首長が、核廃絶を世界に訴えると時期になったと、条件反射のように思い出す。

世界、といっても核爆弾を持っていない国の方が、はるかに多い。持っていない国には関係ない話だ。

持っている国は少ないのだから、世界ではなく、具体的に国名を挙げて、その国々に平等に訴えて欲しいと思う。

毎年感じるのだが、言っている本人は、むなしくならないだろうか。

あるいは、日本人として素直にあの碑文に対して違和感を感じないのだろうか。

戦争は、軍人同士の殺し合いだが、原爆は一般国民まで殺してしまった。しかも二つもだ。

これはアメリカの大きな犯罪だろうと思う。

にもかかわらず、というわけだが、

なにもかも、頓珍漢に思えて、分からない。

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可哀そう

2013年06月19日 | Weblog

先日有名シェフが、年収300、400万の人には、高級レストランの水の値段は云々、と発言し、謝罪しているが、

これは、しかし、残念がら事実であろう。

まだ、日本では、見下した表現だとして、「謝罪」が当たり前のような社会だ。が、

そのうち、黙って置いて行った水が800円もすることに抗議すらできない社会になるだろうと思う。

なぜなら、それが国際化だからだ。

 

脱法ハウスのことが報道された。

二畳半で、事務所として賃貸しているという。そこを住居として利用している。

脱法を前面に出すことは、実は間違いで、ここに住居を構え無ければ生きてはいけない現状に焦点を合わすべきだろうと思う。

脱法は、確信犯で、褒められたことではないが、一方ではそれでも有難さを感じる人々もいる。

ところが、住居なら窓が必要だの、消防法がどうだの、と脱法にばかり目を向けている。

これには、なにかイヤな意図を感じる。

これも、脱法が悪い。法律に合った部屋を提供するべきだという、

いかにも貧民層を思慮した論調ばかりになりだろう。

なぜなら、それがグローバル化だからだ。

 

以前からグローバル化が叫ばれてきたし、政権もそれを推進してきた。

確かにグローバル化はすすんでいる。

社長と労働者の給与の格差は100倍になった。

 

可哀そう、この感覚は、日本人にはなじまない。

バカにすることと、同じ意味だとだれもが熟知しているからだ。

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純粋

2013年06月18日 | Weblog

一つの情報を信じることは、危険だ。

コメントで頂いた指摘には、非常に考えさせられた。

昔のことを思い出す。

 

学生の頃、左翼系の学生によるデモや運動が激しかった。

議論も、

「国家とはなんだ」

と、ここからはじまるほど、観念のかたまりだった。

一種流行のように参加する奴もいたが、総じて純粋な思い込みが強かったように思う。

この純粋と言うのが、諸刃の剣で、他の意見や考えを受け入れる余裕がなく、思想の柔軟性など皆無だった。

もちろん、こんなことは今にして思えば、ということだが、

世の中の理不尽や矛盾ばかりに視点がいった時代だった。

丁度、昔、大新聞が「純粋な目を持った中国の若者」と、共産主義社会を賛美して書いたようなものだ。

純粋と言う言葉が、思想につかわれると、厄介になる。

本来宗教とは全く別だが、本質的には、宗教と同じだった。

これと同じものが憲法の9条だった。

 

傍から見れば、おかしい、と思うことでも、信じているものには、正しいのであり、かえることのできないものになっている。

一つの事象がある。

一方には当然であったり、権利であったり、自然であったり、するものが、

もう片方には、理不尽であったり、不公平であったりする。

 

純粋な思想は、清らかに見えるが、実は他も、あるいは自らも滅ぼすかもしれない危険性をもつ。

 

 

 

 

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結論

2013年06月17日 | Weblog

話し合いは、成立しない。

友人同士でも、口角泡を飛ばして議論しても、

「そうか、よくわかった」

と相手を認めることは、滅多にない。

よしんば、認めたとしても、相手の意見に自分の考えを変更したことを意味しない。

これが外交となれば、はなから成立しないことは、百も承知だから、取引や条約となる。

取引は話し合いの一つだが、本来の本質とはまるきり無関係なことだ。

上下関係でも、話し合いが成立するのは、尊敬の念がなければ、難しい。

下のものが、愛想よく「さすがですね」などと言っても、腹の中は分かりはしない。

 

韓国の専門家と思われる人々と、櫻井よしこさんとの議論、慰安婦についての映像がYouTubeに存在する。

http://www.youtube.com/watch?v=6NiU_zGChB4

そこでは、暴言を吐かず、極めて落ち着いて話し合いがなされている。議論はこうでなくちゃ、という見本だ。

そこには、双方、今後どうしたらいいのか、結論のようなものがでていると思う。

 

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普遍的な真実

2013年06月16日 | Weblog

民主党政権時代は、今思えば、背筋が凍るほどの日本の危機だったと思う。

恐らく、想像以上の危機だったろうと、思う。

知らないうちに終焉してしまった。

とはいえ、現状を素直に見れば、マスコミや政界までかなり蚕食されている。

恐らく、想像以上だろうと思う。

在特会のデモはかなり批判されている。ヘイトスピーチにはとても賛同はできない。が、

一般的には関わり合いを持ちたくないので、普通は無関心を装う。

在日特権を糾弾したり、マスコミの酷い偏向報道を指摘したり、一般人が考えもしなかったことを、

白日のもとに明らかにする活動は、大事なことだと思う。

特にマスコミよる世論コントロールのすざましさには、驚く。

既に現代は左翼だの右翼だのと、単純な区別は当たらない。単純な区別は、本質を誤る。

逆に言えば、単純化したがる思考は、実は他に大いなる意図があるからだろうと、推測している。

 

最近はあまり言わなくなったが、外国人参政権はどうなったのだろうか。

なんでこんなものを思いつくのか、分からない。

選挙権を欲しければ、国籍をとればいいだけの話で、やれ税金だの、権利だの、日本は日本人だけのもではないとか、理屈をつけるほどのことでもない。

大きなお世話だろうが、それより分からないのは、国籍をとらないで、世代単位で日本で生活している事の方が、不思議な気がする。

 

オスプレイの配備なども、沖縄の人はみんな反対していると単純に思っていた。

反対のための集会や、テントを張って頑張っている女性たちの姿がテレビに流れると、沖縄の人々は大変だなと、他人事ながら気の毒になっていた。

これもどうも正確な情報ではなく、マスコミによってつくられたものだと知った。

だからといって、沖縄にオスプレイを配備することに賛成しているわけではないが、

正確な情報をマスコミでしか知らされない状態は、北朝鮮と変わらないことを、あらためて知る。

 

田母神さんの話を聞いて驚いたことがある。如何に勉強していないかが分かってしまうが、

1949年に共産国家になったときの中国の国土は、今の三分の一だったという。

今日至るまで、侵略を続けて、今の国土を手に入れたという。

侵略は、しやすいところから、なんだかんだと理屈をつけて、軍事介入していく。

尖閣しかり、沖縄は中国の領土だった論文もしかりだろう。

 

自分は自由であっても、他人を攻撃するのは、外交の常道だろう。

自分の裕福を守るためには、他人を犠牲にするのは、政治の基本だろう。

官僚の本質は、あのツイッターにつぶやいた内容が、実は普遍的な真実だろう。

 

気がついたときには、「遅かった」。これだけは、見たくない。

 

 

 


 

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羨望

2013年06月15日 | Weblog

野球の統一球の報道が、けっこう流されている。

それにしても、おかしい。

一般社会では、署名や印を押すのは、内容の理解はどうでもいいことで、内容を熟知したことが、前提になっている。

だから、理不尽だろうと、ワンクリック詐欺だろうが、支払いが生じる。

これが、普通の一般社会だろう。

この人、コミッショナーは、署名をしている。しかもボールそのものに。それを、

「知らなかった」

と明言している。

もと優秀な官僚だと言うから、法律はお手のもだろう。

当然「知らなかった」が通じる組織環境であることを熟知していることになる。

「知らなかった」は、ではいったいだれがボールに署名したのか、と別の問題が生じる。

 

第三者委員会で、また検証するという。自分たちの責任を問うことはなく、原因究明にお金と時間をかける。

教育委員会といい、柔道連盟といい、あるいは政権と言い、このような世界に棲んでいる人々の思考のあり方、責任の取り方、対処の仕方には、

羨望を感じてしまう。

 

 

 

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一瞬の風景

2013年06月14日 | Weblog

入院しているとき、

点滴をしながらのトイレのかえり、一人の老婦人に声をかけられた。

「あんたは、いつ入院したのかね?」

「昨日なんですよ。めまいが激しくて、動きがとれず、それで」

「そうなんですか。私は、毎月一回入院。ガンだから」

と、明るく笑いながら言った。

外は雨だった。

窓が5Cmほどあいている。風が入る。

話し込んではいけないと思い、そのまま、部屋に戻り、横になった。

点滴の影響か、しばらくすると、またトイレに行きたくなって、鈍い動作でトイレに向かった。

すると、さっきの老婦人が、5Cm開いた窓の外を見ている。じっと見ている。

何を見ているのか、分からないが、微動だにせずに、外に顔を向けている。

声をかけずに、そのままゆっくり通り過ぎた。その時、

「ああ、風が気持ちいい」

と、老婦人がつぶやいた。

風は湿っていて、ねっとりしていた。

 

 

 

 

 

 

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思い切り愚痴

2013年06月13日 | Weblog

YouTubeで、昔の菅政権の国会答弁を見てみると、

この総理は、ホント拉致被害者家族を救出するなんてことは、全く考えなかったことが、よく分かる。

何故こんな人がまた議員でいることができるのか、魑魅魍魎奇奇怪怪の世界だなと、あらためて思う。

 

ブラック企業って言葉があるが、言葉が存在する以上、実態も存在する。

ブラックなのは、企業だけではなく、政権中枢や官僚の世界、既に日本全土を覆っている感じだ。

ただ、ブラックで悲しいのは労働者だけだが、利益とは関係のない警察や官僚の世界は、ブラックでも意味合いが異なって、悲しいのは一般国民だ。

その酷さはどこも似たようなものだろうが、警察組織が一般国民の一番身近な存在で、気になってしまう。

あいもかわらず、警察の活躍をドキュメントで流したり、サスペンスドラマでは、刑事の正義感あふれた仕事ぶりが放映されているが、

現実の警察とは、とんでもない乖離があるだろう。

 

11日朝、強烈なめまいに襲われた。頭を少し左右に動かすだけで、天井が右回りに回った。

ついで、吐き気がくる。

すぐ子ども呼んで、嘔吐の準備をしてもらった。

子どもはいきなり救急車を手配。そのまま、病院へ担ぎ込まれた。めまいは、目をあけることができないので、どこをどう通ったのかさっぱり分からないが、

気がつくと、病院ですぐCTだのMRIだのと言っている。

当人はめまいだけで、身体堅固だから、そんなものは要らないと思っても、自動的に物事がすすんでいく。

結局、そのまま入院。二泊三日だった。

病院の世話になるは生まれて初めてだった。なにもかもはじめてで、驚きの連続だった。

この二泊三日のあいだ、同じ医師に診てもらったのは、たったの1回。

診てもらうと言っても、単なる会話。脳味噌には問題はないので、めまいは脳からではない。あとは耳鼻科の関係だ。残念ながら、この病院には、耳鼻科はない。

毎回違う医師から同じ言葉を聞いた。

今朝、はじめての女医さんだった。

「めまいおさまった。じゃあ、退院しようか脳には問題ないから、あとは耳鼻科。このくすりでなんとかおさまるから」

と笑っていた。が、僕は救われた思いだった。

食事は、2回あった。

部屋が大部屋で、そこではトイレに行けない患者は用をたす。各自カーテンで仕切らているが、そんなところでは普通の感覚では食事はできない。

食事は、なんと表現したらいいのか、囚人の食事以下だと思った。

 

 

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