虚空を観じて

今感じたことを書くことは、年取った脳みそにいいんじゃないかと考えて認めています。日常の風景から、過去の記憶まで。

恐ろしい麻薬

2009年11月13日 | Weblog

メキシコに詳しい人から話を聞いたが、

最近のメキシコは犯罪が多発。特に麻薬関係の勢力が幅を利かせているそうだ。

商売人もそういった犯罪組織と関係を持たないと、やっていかれないとも言っていた。

 

メキシコに何回か行ったのは、もうだいぶ以前だ。15年くらい前か。

シティーは、大量の車で、当時からナンバーの語尾で通行を制限していた。

町中が排煙で生活環境は酷かった。が、

犯罪が多いとは、聞いてはいなかった。

ただ、危険地帯というか、地区があってそこに近づかなければ、巻き込まれることはない、という程度だった。

犯罪は、ちょっと気を抜くとすぐ蔓延する。

 

ペルーはフジモリ大統領時代、思想的なテロは根絶したが、またぼちぼち出現してきた。

現代のテロは思想的なのか単に犯罪組織なのか不明だが、思想的なことを主張することが多い。

麻薬の売買は相変わらず激しい。

麻薬組織とテロ組織はたいていくっついている。

 

家の近所に、花をたくさん大切に世話している家がある。よく手入れもされている。

昨日、その家の前を通ると橙色?のラッパの形をした花が、頭上に咲いていた。

花は、2~3m程度の木だろうか、その木にたくさん下向きに咲いている。

この花は、ペルーでは「フロリポンディオ」という名で、アルカロイド系の毒を含んで、知っている人は麻薬遊びにつかうが、その花に形状がよく似ている。

似ているだけで、まったく違う種類かもしれない。

もっとも、ペルーでは至る所にあるから、麻薬としては役に立たないかもしれない。

 

ペルーの麻薬は、コカが主だ。

痩せた土地でもよく育つ。普通の農作物を栽培するより手入れは簡単だし、儲けも大きい。

かつてフジモリ大統領が、アメリカから麻薬の取締りの圧力を受けたとき、コカに替わる農作物がなく、コカの栽培取り締まりに積極的ではなかったことを思い出す。

インカ時代は上流階級しかコカを使用できなかった、と聞いた。

コカはお腹は空かない、眠くならない、寒さを感じない、疲れを感じない、集中力は高まるなどの効果がある。ならば、

巨大な城壁や城を築く場合は、労働者にコカを使わせて働かせたのだろう。

神にささげる生贄には、麻薬を使って、神経や精神を麻痺させてささげていたのだろう、と想像している。

 

日本に持ち込まれる麻薬は、どこからくるのだろうか。

麻薬の恐ろしさをいくら説いても効果はない。

本人の自覚を促しても、強制的にやられたら自覚など意味が無い。

麻薬犯罪が減らないのは、それが人間の本質なのかもしれない。

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