虚空を観じて

今感じたことを書くことは、年取った脳みそにいいんじゃないかと考えて認めています。日常の風景から、過去の記憶まで。

ジャガイモ・と~もろこし・唐辛子・トマト・・・・

2006年06月28日 | Weblog

ペルー原産の植物って、多いんだそうです。じゃがいも、と~もろこし、唐辛子、トマトなど。

トマトの原種は、いまでも、道路わきに草のように生えていますね。その実は、小指の爪以下、そう1/4程度でしょうか。小さい小さい実なんですね。あの実を、どのように今のような大きな実にしたんでしょうね。

唐辛子がペルー原産とすると、キムチの唐辛子って、500年前は、唐辛子ではなかったことになりますね。何を使っていたんでしょうか。それとも500年前はキムチはなかったでしょうか。イヤ~~、キムチは、もっと歴史が古いと、なんとなく思いますから、多分、唐辛子に代わる物を使用していたんでしょうね。なんだろうか。山椒かな。

ドイツ・・・・、といえば、ワールドカップ。いまたけなわです。

ソーセージは、いいとして、ジャガイモのイメージがありますね、ドイツには。コレも、500年前までは、ドイツにはジャガイモはなかったハズだから、ジャガイモの代わりに何を食べていたんでしょうか。どうでもいいことですが。

スペインとポルトガルの世界制覇の時代に、あちこちの植物が、あちこちにもたらされたわけだから、・・・・・。難しいことは分かりませんが、ドイツにだって、昔からジャガイモはあったような気がします。朝鮮半島にだって、唐辛子くらい、あっても、おかしくないと、思います。・・・・・・、そんなことは、無いか。

 

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演技、役者やの~~~う

2006年06月27日 | Weblog

ペルーは、飛行機の発着は、夜中が、多い。

友人が、旅行社の社長をしている。短期間で、業績を伸ばした、経営手腕のある男である。

彼が、夜中の、空港での仕事を終えて、家路を急いで、車を走らせていた。辺りには、誰もいない。    

突然、道路わきから、

「キャアアア~~~~、助けて~~~~」

と、髪を振り乱して、女性が、飛び出してきた。

急ブレーキを踏んで、事故を免れた彼は、女をミラーで見ながら、立ち去ろうと、また、アクセルの足に力を入れた。が・・・・、

「あの女、大丈夫かな、・・・・いや、芝居に決まっている」

「でも、間違ったら、どうしよう・・・・。俺は人でなしだ」

自問して、車を停めた。

女は、彼に、必死の形相で、訴えた。服は、裂け、足からは、血がにじんでいる。

すると、どこからともなく、ピストルを持った男が現れ、彼は、カバンを奪われた。

「お~~い、金はいいから、身分証明書、免許だけは、返してくれ~~」

と、男の背中に、叫んだ。

男は、お金だけを抜き取り、カバンを、道路に放り投げて、走り去った。

「クッソ、演技かよ、またやられた」

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誘拐

2006年06月27日 | Weblog

ペルーの治安が、極めて劣悪だったころ、日本大使館主催で、セルフディフェンスについて、専門家の講義やビデオがありました。

なかでも、感心したのは、銃器は、携帯しているが故に、殺されてしまう。携帯する以上は、相手が、女、子供であっても、引き金を引く意思がなかったら、銃器は意味がない、ということでした。

自分を考えて、

「相手が、女、子供でも撃てるか」

と自問すると、相手が、女、子供でもなくて、僕には撃てないと、早々に結論を出して、銃器を持つことは諦めました。

間違ったら、どうしよう、日本人なら、たぶん、誰でも頭をよぎってしまうからです。

ピストルは、抜いたら必ず、撃たなければなりません。でないと、自分が撃たれてしまいます。最初に撃つとか、後で撃ったとか、足を狙ったとか、現実離れした議論は、法廷の中だけです、ネ。

誘拐。

普通は、金持ちを狙います。半年、一年かけて、徹底的に毎日の行動を調べます。狙われたら、防ぎようがありません。

普通って、いうのは、中には、貧民地帯では、身代金の代わりに、冷蔵庫、テレビの類を要求する犯人もいるからです。

幸い、日本のように警察力がしっかりしていませんから、誘拐されても、殺されてしまうことは、あまりありません。相手にもよりますが、それなり思想を持ったグループなら、身代金を支払えば、帰宅できます。

誘拐されたら、というアメリカ、多分FBIが作成したビデオを見ました。これも、感心というか、日本的な感覚があって、素直に理解できましたが、アメリカ人には、初めて聞く考え方だったでしょうね。

つまり、誘拐されたら、

「犯人を絶対に怨まないで、自分の心を開いて、相手と、交流をはかりなさい」

というものでした。

これって、別に、誘拐されなくても、日常的に、通用しますよね。

この考え方というか、教訓というか、日本人には特段珍しくもないですよね。日本人って「すごい」って、わけも無く思いました。

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UFO

2006年06月26日 | Weblog

UFOは、ホント、あるんだろうか。

昔、ペルーにいたころ、UFO見た、と、思っています。夜、夜中、峠を越えて、車を走らせていると、同乗者2名が、

「アッ、あれおかしいよ」

「UFO、じゃあ、ない?動きがおかしいよ」

って、夜空を見上げて、いうから、車を停めて、見ました。

その峠には、人家があるわけではなく、まったくの無人地帯、砂漠地帯ですから、夜空は、それはそれは美しく、滅多に見ることができません。

その飛行物体を見ていると、道路の両脇に高架線が通っていますが、向こうの方から、こっちに向かって、地面と高架線の間を、火花が散って、火花というか、ショートしたというか、

「バッ、バッ、バッ、バッー」

と両脇を走ってきました。

あたり一面が明るくなりました。

恐ろしくなって、車を飛ばして帰りましたが、考えれば、車を飛ばそうが、なにしようが、狙われたら、終わりでしたね。幸いなにもありませんでしたが。

それに、どうして「ヘンな動きの飛行物体と、このショート」を勝手に結びつけて考えてしまったのでしょうか。恐怖・・・、なのでしょうね、多分。

あれは、一体なんだったのでしょうか。

 

その後、UFO関係の本を何冊読みましたが、どうもUFOにも善と悪があるらしく、UFOには、やたら近づかないほうが無難だ、と警告があったので、見たら、逃げるように、しています。

もっとも、その後は、一切見ませんが。

 

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マカとワナルポ

2006年06月26日 | Weblog

マカ、ってご存知ですか?

ペルーの高地にある植物で、若返りの食べ物です。日本でもかなり販売されていますね。特に男性機能回復ばかりが、強調されていますが、実は、女性の不妊症に効果があるそうです。

しかし、なんで、日本で買うと、あんなに高価なんでしょうか。ペルーで買えば、たいした値段ではないのにね。

ところで、男性機能回復といえば、マカよりも優れているものがあるそうです。これは、まだ日本では発売されていないと思います。ワナルポ(グアナルポ)といいます。

ペルーで、インスタントコーヒーと同じ製法でつくるマカ、ワナルポ、キャッツクロー、カムカムなどの工場をもっている人と、知り合いなんで、この前、錦糸町であって、マカ、ワナルポなどをもらって、服用したんですね。

うん、確かに、効果がありますね。

マカと、ワナルポの混合の粉、これ効果があります。一度お試しあれ。

ああ、僕は、売っていませんので、問い合わせをされても、分かりませんので。あしからず。ごめんなさい。

 

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また、嫉妬心です

2006年06月26日 | Weblog

嫉妬って、ホント、響きが嫌な、言葉ですね。

発想、すべてが、嫉妬心っていう、人、僕、知っています。自分の周囲にいるだけで、鬱陶しい気分ですが、しょうがないですね。

このての人って、単にヤキモチならいいけど、ウソつきますから、焼かれているほうは、知らないうちに、どこかで話題になって、評判を落としていますね。

まあ、焼かれるほうも、それなりの原因をつくっているわけだから、防ぎようがないし、焼かれるだけの人間になったと、自己暗示でもかけて、無視が、結局は一番の対処かもしれません。

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汚い~と、匂い

2006年06月24日 | Weblog

髪の毛や、鼻くそなど、身体から、離れると、途端に汚く、感じますね。

本来、在るべきところに、「ある」時は、汚いって、感じませんが、不思議ですね。

髪の毛に限らず、日焼けでむいた皮、みずむしの皮、陰毛、などは特に、そうだね。

匂い、って書くと、いい匂いを想像しますね。臭いは、なんとなく悪臭って、感じだ。

このいい匂いと悪臭の違いというか、どこで分かれるかというと、

鼻から上が、いい匂い。下が、悪臭になるそうだ。そういえば、

「いい匂い」

って、自然と顔というか、鼻が上を向くし、

「なんだ、ヘンな臭いだな」

って、時は、顔は下を向くからね。

 

 

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焼き豚

2006年06月24日 | Weblog

焼き豚、僕は、結構上手に作るんですよ。

昔、また昔の話ですが・・・・、静岡のほうで、それなりに有名なラーメン屋さんのご主人に、タダで教えてもらったのです。

教えてもらったのは、昔ですが、今は、当時より腕も上がって、より美味しくなっていますね。このバリエーションで、ローストビーフもつくりますが、これも「売り物」になると、子供たちには評判のものです。

このラーメン屋さん、ラーメンしかやっていませんが、焼き豚は、ご当地でも、お使い物に使用されるほどの、美味さです。この本物の焼き豚には負けますが、ぼくのもいい線いっていると思います。

残念ながら、門外不出を約束したので、レシピは、公開できませんが、難しいことはなく、どちらかというと、アッというほど、簡単なんです、ネ。

ペルーで、有名な日本食レストランが、何軒か、あります。

そこでペルーの代表的な料理「セビッチェ」を食せます。セビッチェは主に魚介類をライムの絞り汁に玉葱のスライスと一緒につけたものですが、日本人には合う、一品です。

簡単なだけに、店によって、味にかなりの差がでます。僕自身は、「松栄」のシェフ、のり君がつくるセビッチェが一番美味いと思います。

当時、ライム汁が真っ白なせビッチェありました。どこで食べても真っ白な、牛乳のようなセビッチェはありません。

何故、白いのか絶対に教えてはくれませんでしたが、ひょんなことで、知ることになりました。やはり簡単なことでした。

同じ簡単でも、焼き豚の「簡単」さは一種、目からウロコですが、白いセビッチェの「簡単」さは、「」でした。

 

 

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たまには、愚痴も、・・・いいかも

2006年06月24日 | Weblog

スペイン語は、日常生活に困らない程度は、分かりますが、スペイン語で、愚痴はこぼせないのですね。やはり慣れ親しんだ日本でないと、愚痴にならないのです。愚痴っているという実感が湧いてこないのです、ネ。

それから、スペイン語で悪口言われても、感じません。頭では理解しているんですが、どうも、

「ああ、悪口言われているんだなあ」

という程度なんです。

僕が、鈍いのか。

当然、愛の言葉も、ダメですね。言われたことは、ホント、ないですが、覚めちゃっていますね。照れることすら、感じません。

最近の人は、知りませんが、日本語でも、

「愛している」

って、言われても、我々の年代、そう50代、60代以上の人は、そんなに身に染みて実感できないのでは、ないかと思いますね。

惚れてる、好き、こっちのほうが、いいですね。

「好き」とか「惚れている」、から、「愛している」に、表現が変わったのはいつ頃からでしょうね。やはり歌謡曲の影響が大きいですかね。最近は、歌詞に「惚れてる」なんて、日本語が登場しませんから。

でも、この愛って言葉、気をつけなくちゃ、ネ。なんでもこの言葉で、すんじゃいますから。

 

 

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忘れるんですね、人間って

2006年06月23日 | Weblog

アラン・ガルシアって人、ペルーの大統領になったんですね。

この人が大統領のとき、ペルーにいたんです。ひどい政情だったですね。
国民誰もが、
「二度と繰り返すまい」
と、考えたと思います。

0を、6つ取りました。ひどいインフレで、お金の価値が朝と夕方とでは、違っていました。お金を持てば、すぐ消費しないと、ただの紙くずになりました。

でも、少しだけ、いいこともありました。僕の給料、億単位だよって、他人に自慢できましたから。億なんて、単位、一生エンの無いことだから。

経済、治安、すべてが想像できない状態でしたね。

その後を、やったのがフジモリ大統領でした。いままで、あんなにペルー国家のために役に立った大統領は、そんなには存在しないと思いますね。

あの酷い時代から15年以上が経過しました。選挙権をもっている若者は、あの時代を実感できません。
だから、「言葉」を信じます。

どこかの新聞社の宣伝と同じです。
言葉を信じて、いい思いをした経験は、あまりないですね。

忘れるんですね、人間って、簡単に。

でも、忘れてしまうほうが、幸せなのかもしれません、こだわるよりも。

 

 

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ウサギ

2006年06月22日 | Weblog

ウサギを、預かった。

この写真がそうです。耳がたれて、ウサギらしくないけど。

檻、・・・、ではない、かごかな、いや、なんて言うんだろうか、ウサギのを。からだして、遊ばせると、飛び跳ねて遊ぶ。可愛い。

ペルーにいたとき、ロッドワイラーという、見た目はおっかない犬を飼っていた。賢くて、フレンドリーで、いいやつだった。それが、僕がブラジルに出張に行っている間に、毒をもられて、殺されちゃった。

まあ、ドロボーの多い国だから、注意はしていたけど、専門訓練士について、マナーを勉強中だった。他人がやったえさは食べない訓練をする寸前だったから、残念、悔しいで、声を上げて泣いてしまった。

庭に埋めて、自然と、お線香をあげたくなって、暫くの間は、お線香を上げ続けた。

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発想は、多分、嫉妬心かな

2006年06月22日 | Weblog

昔、いつも、昔だけど・・・。

こんなことがありました。

写真家(僕の知り合い)の人なんですが、友人に、

「僕は、別に悪いことしてきたわけじゃあないのに、こんな生活をしなくちゃあ、いけない。でも、あいつ我々の共通の知り合い)は、人のためになっているわけでもないし、人をごまかして、金持ちになっている。」

と、お酒を飲んで、こうこぼした。

聞かされた友人は、早速、「あいつ」に、この話をした。

あいつ」は、僕の友人で、ごまかすとか、なにか悪いことをするとか、そんな人間ではなく、ごくごく常識的な男です。

彼が、僕に、

「写真家が、こんなこと言っていたそうだ」

と、僕に、悲しそうに、話してくれた。

当時の、僕は、バカバカしくて、話にもならないなと、考えていました。

ところが、もしかしたら、これは大変な「テーマ」だなって、このごろ考えるようになりました。

真面目に働いて、他人にも迷惑かけず、それでも、暮らしが楽にならない、あるいは金持ちにならない。それに比べて、あいつら(不特定多数の)は、他人に迷惑をかけて、金持ちで、うまいことやっている。

何故なんだ、と、おそらく、何千年も、人間は考えてきたのでしょうね。これに回答を出したのが宗教であり、思想であり、教えなんだろうなと、僕は思います。

でも、「ああ、なるほどね」って、みんなが素直に納得できる回答は、ないような気がします。

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宗教・・・、だいそれた題ですね

2006年06月20日 | Weblog

友人に仏教学者がいる。

彼は、50歳くらいに博士号を取得したガンバリ屋さんだ。仏教学者とは言え、宗教一般に詳しいわけではない。

 彼によれば、仏教は「宗教」というカテゴリーではくくれないそうだ。
へ~って、感じですが、説明を伺うと、なるほど、と思う。

外国は、宗教に対しては、日本人とは違った考えというか、対処をする。
「貴方の宗教は?」と問われて
無宗教です」
とは、応えないほうがいいらしい。

無宗教と、日本語で聞く感覚と、英語なりスペイン語で無宗教また無神論者と聞く場合では天地の開きがあるそうだ。

ペルーに長年生活すると、これは身に染みて
「そうだな」
って、思う。

赴任する前、
政治と宗教の議論はするなよ
と、釘を刺されたことを思い出す。
単に、答えの出ない議論は無意味だ、あるいは喧嘩になるから、といった程度のことだろうと漠然と考えていたが、まったく違った。

無神論者は、宇宙人か、なにか得体の知れないものでも見たかのような顔をされる。

ダビンチコード、この映画を、ある意味理解できる日本人は少ないであろうと、思う。
招待券が当ったので、公開前に見た。
映画の最後のほうの場面で、主人公の一人が、水の上に足を乗せる。
「だめ、やはり歩けない」(*正確な台詞は忘れました。)
「今度は、水をワインに変える練習でもしなくちゃ」(*正確な台詞は忘れました。)
という日本人には冗談にしか聞けない台詞は、キリスト教の信者には、かなり深刻な場面だと思う。
キリストは神か人間か、という問いを、あらためて、つきつけている。三位一体の考え方で、既に回答を出しているバチカンには、実は、頭の痛い映画であるであろうと、想像する。 宗教、教え、哲学、思想、人間、なにを信じようが、実践しようが、自由だけど、どうもよくないことばかり報道されるから、いいイメージをもてないのは、僕だけかな。

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試しに・・・

2006年06月20日 | Weblog
トラックバックって、理解できませんが、とにかく、試しに・・・。
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2006年06月20日 | Weblog
昔、25年ほどまえ、ペルーの海岸につりに行きました。獲物は鮃でした。

早朝ジープで、釣り好きの友人と二人で、出かけました。

首都リマから、1時間ほど走ると、目的地に到着します。

渚を、釣り場を求めてゆっくり、ジープをころがします。僕には、どこがいいか、見当もつきません。

開けた窓から、波しぶきが入り込んできます。寒い。
「これ、噛んで」
友人が取り出したのは、コカの葉。
「噛めば、寒さと空腹感を忘れるから」
いわれるまま、噛むと、青臭く、雑草と同じ味がした。

コカの葉は、もちろん、法律に触れる。でも、クスコなどの高山観光地には、高山病を防ぐ意味で、コカ茶や葉は、公に売られている。

波打ち際をおびただしいカニが逃げ惑っている。それをジープは、容赦なく轢いていく。つぶれる感触が、伝わってくる。

「死体だ」
友人が指差した。
「ここがよさそうだ」
友人は、死体の脇にジープを停めた。

死体はうつ伏せだった。
新鮮だった。証拠に、悪臭がしない。

友人は、釣り糸を、投げた。

僕には、気になって、つりどころではなかった。

コカのためか、寒さを感じない。

後日、友人は、
「この前の、あの死体、僕の知り合いだったよ」
と、言いながら、コーヒーをのんだ。
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