神功皇后が懐胎したまま朝鮮半島に渡って、新羅を攻略して凱旋後、応神天皇を出産する。このとき、天から紅白の幡が舞い降りてきた、と古事記のこの記事が、おめでたい時の紅白の起源だと、本で読んだ。
平家の赤、源氏の白もここから来ているという。
運動会の紅白に分かれて競争するのも、由来は古事記までさかのぼる。
領地争いの戦国時代の旗の起源が、ここまで古いとは思わなかった。
ひとつ勉強になった。
起源説といえば、「韓国起源説」というのがWikipediaに掲載されている。こういった言葉が存在するのは、それだけ激しいと言うことだろう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%93%E5%9B%BD%E8%B5%B7%E6%BA%90%E8%AA%AC
起源を自国に求めるのは、わからないでもないが、記事を読むと
一種哀れさまで感じてしまうが、なぜそこまで、とも考える。
剣道の起源が、実際剣道を大事にしている人には大問題だろうが、普通の人には韓国でも日本でも、ああそうですか、で終わってしまうような話だ。
起源説は、日本ばかりではなく、中国や、唐辛子にまで至る。
南米原産の唐辛子は、キムチには絶対必要なものだが、これが500年以前、つまりスペイン人の南米大陸上陸以前から韓国にあった、と主張するものだ。
その主張にどの程度の説得力があるか知らないが、
なんだって、いいじゃないかと思う。
こだわりやとらわれ、思い込みの方が、自分を苦しめる。