福島の小学校の放射能というか、放射性物質の許容量というか、いい加減なのか、しっかりした数値なのか、素人にはさっぱり不明だ。
専門家でも意見が分かれているなら、素人にはなおさら分からない。
言えるのは、年間20ミリまで安全だという政府の指示は、ちっとも科学的ではないし、安全でもないし、井戸端会議の話し合いの結論とさほどレベルに違いがない。
頭脳明晰な人々が集まって決めても、この体たらくなら、学問はなんのためにあるのか分からなくなる。
学問は「文明の利器」だろうと思う。車も電話もテレビもみんな文明がもたらしたものだが、科学的に物事を判断する「学問」そのものが文明の利器だろう。
原発は文明の利器だが、それをコントロールする頭脳明晰集団は未開人というのは、
ブラックユーモアにもならない。
日本の法律で年間1ミリと決まっているなら、それに従えばいいものを、と思う。
涙を流して記者会見した専門家の「子どもに20ミリは容認できない」という言葉は、かなり重いと思うが。
外国にいる日本人を、有事の際に救出できない日本政府を苦々しくおもうが、日本国内でも救出できない、しようとしないのは、国としての形を成してはいないだろう。