ペルーの友人が今日帰国。
成田空港まで見送りに行った。出発3時間前に到着した。
早速チェックインの手続き。係りの女性が自動チェックイン機で手際よくやってくれた。
エアー・カナダの2便、トロント行きだ。
二人とも、それぞれ2つの荷物を預けた。規定で一個の荷物は23Kgまで。3つが、重量オーバー。
カバンの整理だ。23Kg以内にするため、重たいものは手荷物にする。
これだけで30分は経過。
やれやれと思ったら、次は手荷物の重量は10Kgまでという。しかも手荷物のそれぞれ2つもっている。全部が過重量。
仕方なく、日本においていくことになった。
エアー・カナダの女性係員は、というかANAになるのかよく分からないが、丁寧に、嫌な顔せず、つきっきりで世話してくれた。
いっぺんで気に入った。
ペルー人が日本に来るためには、日本の査証が要る。日本人がペルーに入国するには査証は必要ない。
普通、外交は相互主義が原則だから、一方的にビザが必要だ、ということはない。
出稼ぎ以前は、双方査証は不必要だったが、今は、ペルー人のみが査証が必要だ。
そこには、様々な現実があるのだろう。
日本人が査証を必要とする国はそれほど多くは無い。あっても簡単に取得できる。
昔、30年前。ブラジルに行った。もちろん仕事だった。ブラジルに行くには査証が必要だ。
旅行社を通じて、ビザの申請をして3ヶ月以上も待たされた。途中経過を質問しても「まだです。」しか答えが返ってこない。
意味が分からなかったが、単純に審査が結構厳しいんだなと思っていた。
ところが、ブラジルに実際にいって、いろいろなことが大雑把で、いい加減で、袖の下は普通で、おおらかで、
ビザだけなぜ難しいのか、怪訝に思っていた。
その後、ペルーに赴任して、ブラジル出張の仕事でブラジルのビザをペルーで申請。
なんのことはない、3日も必要なくすぐビザが出る。それで、
やっと、日本で3ヶ月も待たされた意味が理解できた。事実は簡単だった。
うまいことやっているなあ、というが感想だった。