マチュピチュ観光から、やっと昨日救出された、とガイドの友人からメールがあった。
50、60名の日本人のうち9名が彼女の受け持ちだったそうで、
観光客の中では若い人たちだったので、順番が後の方になったとのこと。
救出されれば、ホッと一息、やれやれだ。
この洪水で、ペルー観光のキャンセルが相次いでいるそうで、
何か事件や事故があると、すぐ仕事が減ってしまう、と嘆いていた。
もっとも、ペルーに行って、マチュピチュ観光が出来なければ、価値が半減してしまうのも無理からぬことだが。
リマ市には、異常なくらい中華レストランが多い。
ペルーでは中華料理や中華レストランを「チーファ(CHIFA)」と呼称する。ペルーだけで使用する言葉だ。他のスペイン語圏では通用しない。
ちなみにボリビアのサンタ・クルスでは「マンダリン」と言っていた。マンダリンは、サンタ・クルス市では一番大きく有名な中華レストランだから、自然とみんなが中華レストランをマンダリンと一般化したのだろうと思う。
リマ市の中華レストランは一般的な安い店と、とんでもなく高い店がある。提供される料理に、価格ほどの差があるとは思えないが、レストランそのもののつくりには極めて大きな差がある。
どのお店も、まずまず美味しい。
昔、行きつけだった中華レストランがあった。名前を「銀河」という。中華にしては名前の付け方が他とは変わっていた。残念ながらいまはない。
風の便りに、クスコで営業しているとは、聞いたが、定かではない。
ここの店主と友人になって、最高のフカヒレを食べさせてもらったり、
アンマンや肉まんのつくり方を教えてもらったことがある。
鶏の足だけの料理は、気持ち悪くてとても食えなかったが、
中華では、どの店よりもここが一番美味しかった。
一度、
「ツバメの巣を喰いたい」
というと、
「1000ドルかかるが、いいか?」
といわれて、さすがに断った。
生まれ育った国から離れて、異国に暮らすのは辛いだろうが、また夢や希望もある。
ペルーに行くと、ふと、ペルーで生きるのもいいかな、と考えてしまう。