虚空を観じて

今感じたことを書くことは、年取った脳みそにいいんじゃないかと考えて認めています。日常の風景から、過去の記憶まで。

今年こそは

2018年02月24日 | Weblog

 

リマ市でも高級と言われるミラフローレスにあるパンケーキ屋。

この写真は、今回のものだ。

懐かしくて、いってみた。

パンケーケには二種類あって、ピザ風のものと、甘いデザート。

生地にアイスとイチゴをのっけたものを注文した。

この店は40年前からある、当時としては若い恋人同士がデートするコースに入っていたという。

当時から働いているおじさんが我々のテーブルについてくれた。

すぐ近くにボーリング場があって(今はないが)、活気に満ちた場所だったのだろう。

リマに行った際は、ここ「パラチンケ」をのぞいてみるのもいいだろう。

生地を焼く職人技も楽しめる。

どちらのコースも、美味しい。

 

今回、こっそりアヒーの生をもって帰国した。

ロスで取られるかと思ったが、運よく通過した。

種を植えようと思う。

アヒーは、非常に辛い唐辛子だが、日本で実がなっても辛くないという話をきいた。

原因はなんなのかわからないが、畑をもっている友人に頼んで植えてもらおうと考えている。

土地の栄養が良すぎるのか、水が豊富すぎるのか、土地の酸性だとかアルカリ性だとか関係あるのかわからない。

アヒーは、日本人にはとにかく辛いが、オリーブオイルなどにつけておくと、素晴らしいサルサになる。

今年はうまく育ってほしい。

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変化

2018年02月22日 | Weblog

もう30年以上も前の話になるが、

ペルーに駐在員として赴任したころは、ペルーはひどいもので、とにかく高層ビルがなかった。

背の高いビルと言えば、シェラトンホテルくらいなものだった。


街並みは汚く、さらにきつい異様なニオイで満ちていた。

ニオイは、道路でやたらしている用足しと、大道商人が売っている油で揚げた食べ物のニオイが、混じり合ったもので、

決して慣れることはなった。

当時は、そのニオイと治安の悪い場所に東京銀行と、日系新聞のペルー新報社があって、日本からの送金はここを使っていたので、よくこの近辺に行っていた。


ペルーの全体的な治安は悪く、東京銀行の支店長もテロに狙われた。

テロ以上のものが、ドロボーで、およそ安全な場所などどこにもなかった。

赴任して半年ほどしたところで、空き巣の被害にあった。

日本人だからか、いくら危険だ危険だと、注意を受けていても、ドロボーから見えれば、隙だらけの生活だったのだろう。

ある日、車で、地上絵で有名なナスカまで行ったところ、帰宅したときは、我が家はもぬけの殻だった。

根こそぎという言葉があるが、洋服から着物まで、すべて持ち去られた。

おかしな話だが、封筒に入れ、テーブルの上に放置しておいた何千ドルだかのお金は無事だった。


一度ひどい目に遭うと、やっと覚醒するのか、それから極端に注意するようになった。

笑えない話だが、当時は、窓という窓には鉄格子がはまっていて、

ある日系人が、年老いた両親を家を残し、ドロボー対策で家に侵入できないようにして、外出をしたという。

ところが、家が火事になって、出るに出られず、気の毒にも両親は煙で亡くなってしまった、こんな話を聞いたことがある。

 

今回、ペルーに行く機会があって、

街並みは美しく、嫌な臭いはなく、道路を走る車は新しく、こじゃれたレストランや軽食屋はここかしこにあって、

素晴らしい市街になっていた。

毎朝、市の職員なのか、道路を掃き清めている。

高級ホテルも立ち並び、30年前と同じとはとても思えない。

町自体に活気があって、建築中のビルがたくさんあった。


友人の家のすぐ隣におおきなビルが建った。

工事は始まると、業者が来て、工事の影響で友人の家に影響を及ぼすからと、

家を全部無料で修繕してくれたという。

こんな粋な計らいに微笑んでしまった。


人間の生活空間は、時間とともに変化するものだと、あらためて感じた。

この変化は進歩とか、進化とか、より良くなるとか、そんな意味だが、

変化にはマイナスに変化する場合がある。


目に見える範囲も、目に見えない世界もマイナスには、変化してほしくないと思う。

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ソウルフード

2018年02月18日 | Weblog

写真は、ペルー人のソウルフードかもしれない「セビッチェ」

 

セビッチェの汁は、トラの乳と呼ばれ、体力をつけるために飲むといいと言われている。

だから、正統派のペルー人は休み明けの月曜日に食べる。

 

作り方は比較的簡単で、それゆえ、うまいまずいの差が出やすい。

基本的に鮮魚貝類をつかう。

まず、ライムを絞る。レモンだが、日本で売っているレモンではパンチが足りない。

当然だが、ライムはペルーで収穫されるものが一番だ。

ライムは安価で大量に手に入る。同じものは日本で手に入れることはできないだろう。

玉ねぎ、セロリ、ニンニクをみじん切りにし、ライムの汁につける。このあたりは、みじん切りにしない作り方が一般的だが、

経験上こちらのほうが美味い。

その汁に鮮魚貝類をいれ、アヒーやロコト(強力唐辛子)を混ぜるだけの簡単料理だ。

ちなみに唐辛子の原産はアンデス地方だから、種類は豊富だ。

だから500年前までは唐辛子は日本にも朝鮮半島にも存在しなことになる。

付け合わせは、サツマイモ、トウモロコシ。


セビッチェの有名店は多い。

あのフジモリさんが好んだという有名店に行って、赤貝の仲間のセビッチェを食べたが、塩が強すぎて日本人には合わないだろう。

どの有名店より日本人に合うセビッチェは、

リマにあるスイスホテルの中にある寿司レストラン「ケージ」の日系人ノリがつくるセビッチェが一番だろう。

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レストラン

2018年02月17日 | Weblog

 

 

リマに行くと、かならず、ワラルやチャンカイまで足を延ばす。

友人たちがたくさんいる。

ワラルは、テロの嵐が吹き荒れたころは危険地域だったが、現在は大型スーパーが進出し、活気に満ちている。

写真は、ワラルに入ったすぐのところにある「エスタシオン」というレストランだ。

ここのチキンは、丸焼きで大きな串にさして、ぐるぐる回転させ、目も楽しませてくれる。

テレビにも取り上げられて、有名になってしまった。

以前、ここのご主人に「チャンケ」(アワビに似た貝で、おいしい)を食べたいと言ったら、

市場で仕入れてくれた。薄切りにしたものをバターで炒めるだけの簡単な料理だが、日本では食べられないおいしさだった。

今回も市場に行ったが、既にチャンケは無く、買い占められているらしかった。

ほんの以前までは、すし屋でかならずあったものだが、残念。

チャンケと言えば、アワビの種類だろうと思うが、チャンカイの町から少し離れた島の周囲で大きなチャンケがとれた。

波が荒くなかなか行くのは難しいらしいが、昔、ここでとれた大きなチャンケを友人からもらった。

姿かたちはまるでアワビで、とても美味しかった。

その友人に訊ねると、今は昔で、もうないそうだ。

 

 

オリンピックは、見るだけでも楽しいものだが、日本選手が頑張っているようだ。

採点競技は、素人には分かりにくくて好きにはなれないが、

単純に順位を決めるのは、見るほうもわかっているので、より楽しめる。

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うどん

2018年02月11日 | Weblog

 

宿泊したホテルの6Fから撮影したミラフローレスの市街。

下に大きく見えるのは日系の方が経営している全国チェーンのレストラン。

写真には写っていないが、右下に「松栄」がある。経営者が変わったのか、昔の面影はない。

その角に、昨日インカコーラを注文した「たぬき」がある。

ミラフローレスは、昔から高級地域。街並みもきれいだ。

このホテルは意外と快適で、値段も安い。

朝食は、おいしいパン、パパイヤ、メロン、スイカ、ヨーグルト、卵焼き、ハム、チーズ、コーヒーなど、充分だ。

ペルーは、思ったより禁煙規制が厳しくホテル内は不可。見つかるとウン百ドルの罰金。

海外の観光客が多い。

 

「たぬき」でうどんと、インカコーラを注文。

うどんは現地生産で、歯ごたえが強い。

けっこう美味しかった。

家庭の主婦がつくるような味だった。

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ペルー2

2018年02月10日 | Weblog

 

上記の写真は、首都リマから北へ70Kmほどいったチャンカイという町。

ここに長年の友人がいる。前回の訪問時に、自家製ワインをいただいた。

玄関から海が見える。

漁船もたくさん漁をしている。

夕日だ。美しすぎる。

実は、ここは、昔はゴミ捨て場で、そこを安価で購入し、年月をかけてきれいにしたという。

現在は、一帯はレストランが並んで、高級地域となっている。


友人は、農業技師で、ブラジルに行ったとき、ブラジルのパパイヤの種を持ち帰り、それを植えた。

ペルーのパパイヤは、野生に近いというか、大きくて、甘さに当たりはずれが多く、味もブラジルのパパイヤには劣る。

友人はブラジルのパパイヤを育て、一代目は、ブラジルのパパイヤができたが、

二代目には、ペルーのパパイヤになってきたという。

友人を持つのはありがたい。

 

インカコーラ、ペルーの炭酸飲料。炭酸はそれほど強くないが、なんとなく昔の懐かしい、かき氷のような味がする。

宿泊したホテルの前に、「タヌキ」という名のレストランがある。

ラーメンやうどんなどを提供している。

 

 

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旅行

2018年02月07日 | Weblog

今回の旅行も、また楽しかった。

NYの友人の家に3日お世話になって、ペルーに行った。

友人の玄関から撮影した景色。

正面は湖だ。

友人の旦那さんがイギリス人なので、フィッシュ&チップスを食べたいと言ったら、

イギリス風のレストランに連れて行ってくれた。

白身の大きな魚だった。

けっこうおいしかった。

 

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