空を飛べない蟻の世界は平面になる。
実際には高さのある世界なのだが、人間から見ると平面で生活しているように見える。
蟻が歩いている正面に、紙かなにかでいきなり障害物を置くと、
蟻から見れば、瞬間的に目の前に出現した物体と認識される、のではないか。
空を飛ぶことができれば、前後左右プラス上下と、高さのある世界に住むことになる。
ねずみをいきなり上方から捕獲する鷹の行動は、ねずみとって見れば意味不明な世界からの出現になる。
となると、我々が住んでいる世界とは別の、世界があっても、不思議ではないような気がする。
蟻の世界に勝手に入り込むことができるなら、別世界からこの世界への進入も容易だろうと思う。
子供の夢というか、漫画の世界でしかなかったこんな妄想も、物理学や量子論の世界では理論的には否定できない、と本で読んだ。
難しい理屈はもちろん分からないが、人間の本能は、非科学的であっても、太古の昔から正確にものごとを捉えていると感じた。
今日はペルーから友人たちが到着する。成田まで出迎えだ。
二週間ほどの滞在だが、最近のペルーの話でも聞こう。
どの国でも信じられない事件ばかりで、なんでもありの現実だが、
同じ驚きなら、
グッドニュースでびっくりしたい。