以前から日本がなんとなくおかしい、と感じていた人は多いのではないかと思う。
それが、このごろ、そのおかしさが、なんとなく姿を現してきたような気がする。
震災の復興が思うようにはかどっていないことや、
原発の収束がうやむやのような感じだし、
そういった中で沖縄の基地問題や、TPPの情報不足で国民を混乱に陥れている。
最近では、放射線の飛散を受けたゴルフ場の訴えに対しての東電の答えは、
原発から飛散した放射性物質は無主物であり、東電の所有物ではない。東電は除染に責任を持たない、というもので、
裁判所の回答はどうあれ、東電のこの考え方はおかしいの最たるものだろう。
この考えが「通る」ことがあるのかどうかわからないが、少なくとも公に主張できる「素地」が社会に出来上がってしまっている事実の方に、実は驚嘆する。
これは、しかしもっと詳細を報道してもよさそうなものだが、その後テレビに取り上げられることはなかった。
病みは秘かにを実感する。