+ 2021年9月7日(火) パラリンピックも終幕 1
- 概要
TOKYO2020パラリンピックも、9月5日で終幕である。
最後を飾るビッグイベントのマラソン競技が、早朝から行われ、TV観戦をした。
パラリンピックは、8月24日の開会式から、9月5日の閉会式まで、無事、完了である。
参加国・地域は、161の国・地域で、4403人の選手が参加している。
競技は、22競技で540種目(金メダル数)に分かれている。
シンボルマーク(ロゴ)
心という漢字に似た3本の曲線 2019年以降これを使用
スリーアギトス(three agito(s) 3つのアギト)
(赤、青、緑の3色)
アギトはラテン語で、「私は動く」の意味
開会式で、シンボルの3つの、空中に浮かぶ袋が出てきた
表彰式デ表彰式で授与されるブーケット
可愛いソメイティ(ソメイヨシノの桜色)
#WE THE 15
地球上の人口の15%を占める障碍者に理解を! とのスローガン
スカイツリーにも
- 閉会式
ダンスや音楽など、色んなショーがあったが、表現しようとしていることが、いまいち、理解できなかった。
TOKYO2020組織委員会の橋本会長の挨拶は、分かりやすく、行き届いたものだった。
パラリンピック旗が、IPCのパーソンズ会長を介して、小池都知事から、イタルゴパリ市長に引き継がれた。
期間中、燃えていた聖火は。静かに消えて、徐々に閉じた。
- 興味が魅かれた競技
ユニバーサルリレー
今回のパラリンピックで、正式種目になる
パラリンピックの多様性を象徴する種目で、
視覚障害(伴走者) ②身体障害(義足) ③精神障害 ④車いすの順に、
100mずつ走る。
バトンではなくタッチで繋ぐ。
ネーミングが面白い
下図は、リレーメンバーが勢ぞろいしたところ
④鈴木 ①伴走・澤田 ③高松 ②大島
タッチゾーン 30m(③⇒④だけ40m 高低差があるため)
期せずして、中国の反則があったようで、4着の日本が、3着に繰り上がり、銅メダル
練習を積んだ日本のお家芸が発揮された。
ゴールボール
ロンドンオリンピックで女子チームが金メダルを獲得したことが、筆者がパラスポーツに興味を持ったきっかけである。
リオでは振るわなかったが、今回 ブラジルを破って銅メダル
ゴールボール 銅メダルを喜ぶ
ルール
視覚障害者の競技だが、公平性を保つため、全員がアイマスクを付け、光を遮断するので、クラス分けは不要
音だけによるユニークな競技で、ボール内に入っている鈴の音や、メンバーの声だけが頼りである。
センターラインを越えたら、相手ボール 2バウンドさせるのが原則
反則を犯すと、サッカーのPKのように、守備側が一人で守るピンチ状態となる
ボッチャ
面白いネーミング(変な名前だがーー ボチャンという音と間違えそう)
ボッチャとは、イタリア語で、ボールのこと
「地上のカーリング」とも云われ、簡単なようで奥行きがある
カーリングでは、サークルは固定だが、ボッチャでは、ジャックボールで中心が決まる。ボールの上にのせて立体的にしたり、途中で、ジャックボールを動かすこともできる。
パラリンピックでは、重度の機能障害者が、車いすに乗って行う競技になっている。
クラス分けは以下。
BC1~BC4
BC1 手または足を使って投手または足を使って投げられる選手
BC2 脳性麻痺があり、手または足を使って投げられる選手
杉村選手はこのクラス
BC3 脳性麻痺等の障害があり、ボールを投げたりできない選手
BC4 脳性麻痺でない四肢の障害、
通常の競技会では、健常者が、障害者と一緒に、車いすに乗って行うことができる。
又、車いすなしで、立位で行うこともできる。
投げ方
手
足で蹴ることも(ブラジルの選手)
滑り台のような道具(ランプ)も使え、口で咥えるツッツキ棒で球を押し出す
筆者は、地域の集まりで体験したことがある(この時は、立位で競技)
競技種目と成績
個人、ペア、団体(3人)の3種目
個人 金 (杉村キャプテン)
ペア 銀
団体(3人) 銅
競技する杉村キャプテン
〇車いすラグビー
障害の程度に応じた持ち点があり、4人のチームの総合持ち点で8点以下
女性も可能で、女性が入ると、総合が0,5増え、8.5になる
日本チームには、障害の重い(1・0)女性の倉橋(香衣)選手がおり、この場合は、他の選手の持ち点が増やせる。
彼女は、トライはしないが、味方の選手がトライしやすくなるよう、相手ディフェンスを押さえる働きが上手い。
車いすの球技では、車いすがぶつかり合う音やダイナミックさが魅力で、マーダーボール(殺人球技)と呼ばれる。
男子の中に入ってプレーする、女子の倉橋香衣選手は、以前、トランポリン競技の事故で障害者となり、以来、車いすになったようだ。
チームで紅一点の倉橋選手
参加8か国
予選
プールA プールB
1位 日本 1位 アメリカ
2位 フランス 2位 イギリス
決勝
金 イギリス
銀 アメリカ
銅 日本 (ハイポインターの、池、池崎コンビが活躍)
3位決定戦は、日本―オーストラリアで、日本が勝利
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