先のFIFA女子ワールドカップで、世界一に輝いた、なでしこジャパンチームに対し、18日、団体としては初めて、国民栄誉賞が贈られた。
受賞理由は、“国民に、困難に立ち向かう勇気と、爽やかな感動を与えてくれた” とあり、政権の人気取り、等の批判もあるのだが、ここは、素直に喜びたい。
先月、ドイツで行われた、女子ワールドカップ大会については、当ブログの記事
なでしこの快挙 その1 (2011/7/20)
なでしこの快挙 その2 (2011/7/26)
で触れているので、今回は、省略したい。
なでしこジャパンは、来年の、ロンドンオリンピックへの出場権を掛けて、9月1日から、中国で行われる、アジア最終予選(6チーム 上位2チームがオリンピックへ)に、臨む事となる。
ここでは、先日の、キリンチャレンジ杯 日韓戦を取り上げたい。8月10日に、札幌で開催された、国際親善試合 キリンチャレンジカップ 日韓戦は、日本代表が、宿敵韓国に、3-0で圧勝する、という、予想以上の、嬉しい結果に終わった。
日韓戦の、これまでの通算成績は、日本の
11勝22分け38敗(PK戦 3勝1敗を含む)
と、大きく、水をあけられていた、のである。
この1月に、中東 カタールで行われた、AFCアジアカップでは、準決勝戦で、日本が韓国を、PK戦の末に破り、更に、決勝戦で、オーストラリアを下して、優勝したのだが、現在のFIFAランキングでは、日本16位、韓国28位と、いつの間にか、日本が上になっている。
今回の韓国チームの、主力選手の状態などがどうだったのか、は把握していないが、先の日韓共催でのワールドカップでは、ベスト4となった韓国だが、このところ、どうなっているのだろうか? 韓国が弱くなったと言うより、国際経験を積む中で、日本のレベルが、格段に向上した、と言えのではないか。 なでしこジャパンの快挙も、男子日本代表を鼓舞したかもしれない。
さて、今回の日本代表チームは、怪我の長友は出られなかったが、海外組を含めて、アジアカップの時とほぼ同じ、ベストメンバーで臨んだ。 試合経過の詳細は省略し、得点シーンを中心に、概略を、以下に記したい。


日本国旗 韓国国旗
試合開始後、前半は、双方、積極的な動きで、攻守が目まぐるしく変わる、緊張感のある展開だった。次第に押し気味に進めた日本が、遠藤、李を経て、パスを貰った香川が、前半35分、相手ゴール前の競り合いで、相手選手二人の間に入りながら、間一髪、足技でディフェンスを外し、左隅に、見事にシュートを決めた。
後半は、開始間もなく、駒野のシュートを、相手がはじき返した所を、詰めて行った本田が、きれいに決めている。 そして、その2分後、香川と清武のコンビによる、見事なゴールーー中央をドリブルで進んだ香川が、右から詰めていた、清武にパスし、清武が再び、香川に向けて、絶妙にセンタリングしたところを、香川が決めた。 この間、相手DF陣が、フォローする暇が無いほどの、見ごたえのあるものであった。
3得点とも、相手ゴール前のPKエリア内での、流れの中からの得点であり、パスも、止まった位置でのやりとりでなく、前後左右に動く中で、ヒールパスや、ワンツーパスがある等、気持ちいいものであった。
セットプレーでは、決定的なチャンスは少なかったが、本田のFKが、キーパーに弾かれ、惜しくもバー上を越えたのもある。
一方、日本のディフェンスに関しては、ハラハラするような危ない場面は、殆ど無かった。
こんなに見事に韓国戦に勝利したのは、初めてではないか。
香川には、先のアジアカップで、準決勝の韓国戦の途中、右足の怪我で、交代した因縁がある。ゴールに向けて、恐れずに中央突破を試みる、攻めの姿勢が、彼の身上であり、魅力だが、それが、怪我を招いた、と言える。
怪我の後、苦しいリハビリを経て、今回、その韓国戦での見事なプレーで、完全な復活振りを、アピールしてくれたのである。
2013年の、ワールドカップブラジル大会へ向けての、アジア第3次予選が、9月3日の、日本―北朝鮮戦から始まる。 日本は、北朝鮮、ウズベキスタン、タジキスタン(シリアから変更)、と共に、C組になるが、それに向けて今回、日本チームは、ザック監督の指揮の下、幸先の良いスタートが切れた、と言えよう。