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ケイの読書日記

個人が書く書評

書き足りなかった事about「カラマーゾフの兄弟」

2012-11-16 13:25:02 | Weblog
 また「カラマーゾフの兄弟」のブログなの?と、あきれる人もいるでしょうが、もう少し、お付き合いください。

 ㊤㊥㊦と細切れのように感想を書いたけど、かなりの長編だし大作なので、全体を通して書いてみたいと思って。

 私が、㊤のブログで、予想に反してすごく面白い!と書いたのは嘘ではないが、この大長編小説は様々な章から成っていて、全く面白くない章もある。
 例えば、キリスト教の神学論とか教会制度とか、興味のある人もいるだろうけど、私には読むのがちょっと苦痛だった。(それでも読みましたが)

 特に、小説内でイワンが書いたとされる『大審問官』の章は、極めて有名らしいが、私には読みにくかったなぁ。

 でもでも、そういったつまらない個所を我慢して乗り越え、読み進めてください。本当にドラマチックな展開になってくるから。

 この作品は、1860年代のロシアを舞台としている。すでに農奴は解放され、でも片田舎の小作人は解放後も解放前も生活は大して変わらない。上流階級の人たちは、自分の領地から上がってくる収入で贅沢するが、自分の領土に興味をもたず、モスクワやペテルブルグの方にばかり目を向け、ヨーロッパ(特にパリ)にあこがれ、ロシアを愛してはいるがバカにもしている。
 大都会で流行している思想(共産主義、社会主義、無政府主義etc)は、すでに片田舎まで広がる気配をうっすらとみせている。

 ああ、この50年後にロシア革命が起こるんだ。ドフトエフスキーは、革命を見ずに死んでよかったと思うよ。
コメント
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