非常に変わった作品。"生ける屍”とあるので、ドラッグで廃人同様になった人が活躍する話なんだろうか?と見当をつけて読み始めるが、正真正銘”生きる屍”つまりゾンビが探偵役なんである。
出来の悪いドタバタコメディ映画を見たような気分。
主人公グリンはお茶会で毒殺され、自分を殺した犯人を突き止めようとする。
生き返ったとしても、不死の生命を約束された訳ではなく、数日後あるいは数週間後に朽ち果てる運命。
グリンは自分の肉体が崩壊するまでに真相を掴もうと懸命になる。
生き返った死人はグリンだけでなく、続々と甦ってくる。そんな死人たちが、別の死人や生きている人間に殺されるのだ。何度も。
なぜ彼はあの時殺されなかったんだろう? そうだ、彼はもう死んでいたのだ。何てややこやしい!!
後頭部をパックリ割られ、心臓にナイフを突き立てられても、ピンピンしているゾンビには本当に困る。
アメリカでは今でも土葬が一般的というのには驚いた。やはりキリスト教の「最後の審判の時、生者も裁かれるが死者も墓場から甦り裁きを受ける」という宗教観によるんだろうか?
しかし、100歳で死んだ人が、100歳の肉体で墓場から甦り、永遠の命を神様からもらったとしても、あまり嬉しくないような。
やっぱり”輪廻”の方がいい。甦るのではなく、生まれ変わるのよ。
出来の悪いドタバタコメディ映画を見たような気分。
主人公グリンはお茶会で毒殺され、自分を殺した犯人を突き止めようとする。
生き返ったとしても、不死の生命を約束された訳ではなく、数日後あるいは数週間後に朽ち果てる運命。
グリンは自分の肉体が崩壊するまでに真相を掴もうと懸命になる。
生き返った死人はグリンだけでなく、続々と甦ってくる。そんな死人たちが、別の死人や生きている人間に殺されるのだ。何度も。
なぜ彼はあの時殺されなかったんだろう? そうだ、彼はもう死んでいたのだ。何てややこやしい!!
後頭部をパックリ割られ、心臓にナイフを突き立てられても、ピンピンしているゾンビには本当に困る。
アメリカでは今でも土葬が一般的というのには驚いた。やはりキリスト教の「最後の審判の時、生者も裁かれるが死者も墓場から甦り裁きを受ける」という宗教観によるんだろうか?
しかし、100歳で死んだ人が、100歳の肉体で墓場から甦り、永遠の命を神様からもらったとしても、あまり嬉しくないような。
やっぱり”輪廻”の方がいい。甦るのではなく、生まれ変わるのよ。