本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

幕末テロ、21世紀テロ

2007-08-19 09:28:21 | Weblog
 アフガンでの韓国人グループの拉致・殺害事件は、二人の解放後は膠着状態のようだ。このグループはキリスト教の奉仕団という。ボランティア活動とはいえ、イスラム教社会にしゃしゃり出るのはどだい無理だったかもしれない。そもそもタリバンの根っこに外国人の排斥がある。言わば、攘夷だ。

 攘夷と言えば、幕末、開港横浜で攘夷事件が横行した。また、鎌倉英人殺害事件もあれば江戸高輪の東禅寺の英国仮公使館襲撃事件もある。幕府もそれなりに各藩に警固をさせたが、その藩士までもが襲撃した(第二次の東禅寺事件)。この藩士、英人2人を殺害した後切腹した。自爆テロと同じだ。
 ただ、今のアフガンやイラクのテロと似て非なるは、国内に宗派対立や狂信的マインドがなかったことだろう。だから攘夷はくだらん、開国しようとなった。

 テロをジハードとするアラブ諸国に期待しても、百年河清を俟つようなものかもしれない。なんたって、ジハードはイスラム法の教えだから。

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