最近、リトアニアのことがよくニュースになっている。ベラルーシの反政府活動家などが迫害をうけるため国外脱出する国のひとつなのだ。
最後(いや、プーチンに次いで二人目)の独裁者ルカシェンコ大統領の対立候補だったチハノフスカヤ氏もそうだ。選挙は敗けたことになっているが、不正ありありの選挙だったらしい。その後、子供を誘拐するという脅しの電話がありやむなくリトアニアに移った。
著名なソプラノ歌手も政府に批判的メディアの編集者も、むろん一般のアンチ・ルカシェンコも、とにかく国外に出なければ投獄される。
そのリトアニアのバルト海に面した一部分はカリーニングラードといわれるロシア領だ。飛び地だからロシア本国から食料でも武器類でも陸送するにはリトアニアを通過しなければないない。それをリトアニア政府は通行を拒否した。プーチンは困っただろうが、NATO加盟国だから手は出せない。リトアニアはがんばっているな。
話は飛ぶ。首都ヴィリニュスからカウナスまでタクシーで往復したことがある。片道約100キロある。それでも100ドルでドライバーは喜んでいた。1990年にソ連から独立して10年目の昔だから貴重なドルだったようだ。
とんぼ返りであったが、杉原千畝氏がユダヤの人々にビザを発給したカウナスの領事館に行けて、目的を果たせた。
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