本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

旅日記38

2018-04-23 08:58:17 | Weblog
 前回の最後はで、乗った電車は時刻表にあるより早めに発車したと述べた。今回はその続き。

 変だなと思って時刻表を調べると、この列車はアテネからベオグラードを経由してローマを終着駅としている。残念ながらナポリ終着の列車ではない。鉄路の旅にすっかり慣れっこと思っていたので乗り間違いなど念頭になかった。自戒。

 ローマに着いたのが19時50分。乗り換えの最も早いナポリ行きは20時27分で、ナポリ着は22時31分だった。
 この電車はRPエキスプレスという。Rはローマ、Pはシシリー島のパレルモである。パレルモには翌朝の9時21分に到着するようだ。

 車中でパレルモに帰る中年の夫婦と母親と思われる老婦人の3人連れと同室になった。老婦人はどちらの母親だろう。
 ギャング映画の先入観か、中年の男性はごつい容貌でマフィアの首領みたいに思った。しかし、人情味豊かな人でシシリーに来ないかと誘われた。旅先で知り合ってホイホイ行くのは好ましくない。丁重に断ってナポリ駅で下車した。

 中央駅の横手のミラノ通りのホテルにチェックインする。2,500リラ。安いホテルが見つかるものだ。この旅行で自慢はホテル経費を節約できることだ。
 すでに遅い時間だし、下着や靴下の洗濯物がある。ナポリの夜はパスだ。

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