本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

ドル紙幣 サンフランシスコの想い出

2019-12-22 09:12:54 | Weblog
 時差のせいで朝まだき目が覚めた。やむなくホテルを出て、ぶらぶらとサンフランシスコならではの坂道を歩いた。どこも店は閉まっており閑散とした街の風情である。むろんケーブルカーも運行していない。

 だいぶ歩いたころ、お腹の調子が変になった。しかし、早朝にトイレを探しようがない。これには弱った。やっとタクシーを拾ってホテルに戻った。
急いでタクシーを降り「Keep the change」(お釣りはとっていて)と言った。背後から「サンキュー!」の声がした。

 あぶら汗を垂らしながら部屋に入り、なんとかトイレに間に合った。
 たしか十数ドルの運賃に20ドル紙幣をあげた、と思ったのだが、なんと、実際は100ドル札をやってしまった。米ドルは同じサイズで青の同色である。初めてのアメリカで初めてのドル紙幣に慣れていなかったのだ。

 運転手からすれば、まことに腹の大きい日本人の青年だったろう。
では、1ドル、2ドルの話に移る。

 サンフランシスコといえばゴールデンゲートブリッジ。通行料1ドルだが、ある時2ドルに上げたそうだ。ところが2ドル紙幣がないからお釣りに手間取る。朝のラッシュ時は大渋滞になった。それでまた1ドルに値下げしたとか。
 当時、2ドル値上げの悲劇というわけだが、今はどうだろう。

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