本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

打診

2021-02-09 09:01:17 | Weblog
 アメリカの医療ドラマを観ると聴診器が活用している。それで腹腔内の異常がわかるらしい。しかし、医師が指先で胸や背中をとんとんとたたく打診はみない。

 「打診」とは交渉相手の様子を探る意味だが、本来はこの診察方法のことなのだ。
 西洋医学ではそんな診断はないのかと思ったがそうではなかった。

 ものの本によるとオーストリアの医師アウエンブルッガーなる医師が考えついたものだそうだ。その著書が『人体の胸部打診により胸部内深部病変を発見する新考案』とある。元は西洋医学の発見といことになる。

 どこからヒントを得たかといえば、ワインの樽をたたいて内容を調べることにピッピッときたらしい。叩くとワインの熟成度か量がわかるらしい。人間の体もワイン樽みたいなものか。

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