アメリカの医療ドラマを観ると聴診器が活用している。それで腹腔内の異常がわかるらしい。しかし、医師が指先で胸や背中をとんとんとたたく打診はみない。
「打診」とは交渉相手の様子を探る意味だが、本来はこの診察方法のことなのだ。
西洋医学ではそんな診断はないのかと思ったがそうではなかった。
ものの本によるとオーストリアの医師アウエンブルッガーなる医師が考えついたものだそうだ。その著書が『人体の胸部打診により胸部内深部病変を発見する新考案』とある。元は西洋医学の発見といことになる。
どこからヒントを得たかといえば、ワインの樽をたたいて内容を調べることにピッピッときたらしい。叩くとワインの熟成度か量がわかるらしい。人間の体もワイン樽みたいなものか。
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