アメリカの弁護士や刑事が活躍するテレビドラマ、それを法廷劇としておく。
その法廷劇で「毒樹の果実」という言葉がでてくる。この言葉、前にも書いた気もするが忘れた。「不正に得た証拠から派生して新たに得た二次的証拠は訴訟判断の対象にならない」ということだ。アメリカの刑事訴訟法にある用語のようだ。
最近、「魔法の弾丸」という言葉を知った。「魔法の銃弾」とも呼ばれている。どちらの訳語でも差異はない。とにかく、トリガーを引いて発射すれば、百発百中の弾丸のことだ。
様々な分野で比喩表現として用いられるそうだが、法廷劇では切り札あるいは隠し玉の譬えのようだ。
法廷内の弁護側の意見陳述で、この隠し持っていた切り札的な証人または隠し玉的な証拠を出して、陪審員の心に合理的な疑いを刻み付ける、それが「魔法の弾丸」だ。
アメリカの訴訟社会ならではの用語でしょうね。