赤瀬川原平の随筆に笹沢佐保から聞いた話を書いている。それによると、デビュー以来これまでに消費したコクヨ原稿用紙の値段の総額は25万円とか。
いったい何枚分か知らないが、ずいぶんと書いたものだ。
びっくりしたのは、この収益の総額が25億円という。1万倍である。なるほど、木枯し紋次郎なんぞ小説の原稿料だけではなく、ドラマ化の原作料収入もある。
文藝春秋新年特別号の五木寛之の随筆の随筆によると、新人だった1967年当時の原稿料は1枚800円、某大家は8,000円だったそうだ。10倍の開きがある。
私はその当時の何かの本で知ったのだが、新人作家800円、現存の作家3~4千円とあったと記憶している。
10倍の開きなどなかったのは、新人とはいえ賞を取れば、流行作家になる確率が高い。将来を見越すと安い原稿料にはできないと出版社の編集者のつぶやきがあったように思う。
なお、原稿料が最も高い作家は志賀直哉とあった。その額は書かれていなかったが、それが五木寛之の言う大家の8,000円ではなかったか。
いったい何枚分か知らないが、ずいぶんと書いたものだ。
びっくりしたのは、この収益の総額が25億円という。1万倍である。なるほど、木枯し紋次郎なんぞ小説の原稿料だけではなく、ドラマ化の原作料収入もある。
文藝春秋新年特別号の五木寛之の随筆の随筆によると、新人だった1967年当時の原稿料は1枚800円、某大家は8,000円だったそうだ。10倍の開きがある。
私はその当時の何かの本で知ったのだが、新人作家800円、現存の作家3~4千円とあったと記憶している。
10倍の開きなどなかったのは、新人とはいえ賞を取れば、流行作家になる確率が高い。将来を見越すと安い原稿料にはできないと出版社の編集者のつぶやきがあったように思う。
なお、原稿料が最も高い作家は志賀直哉とあった。その額は書かれていなかったが、それが五木寛之の言う大家の8,000円ではなかったか。