あるエッセーに「「そうだ京都、行こう」というポスターがあるが、あそこではなぜ「京都へ」と、方向を表す助詞がついていないか不思議だ」とあった。
7、8年前のエッセーだから、ポスターはそのころ盛んだったJR東海のキャッチフレーズだったか。
「へ」は「方向を表す助詞」であることは正しいが、「京都へ」では必ずしも京都が旅の場所とはいえない。つまり、関東方面から静岡に行っても名古屋に行ってもその場所は京都の方向であるからよいことになる。
文法的には場所を示す場合や目的・結果を示す場合は、「に」を用いることになる。すなわち目的地が京都であれば「そうだ京都に行こう」が正しいのだ。
7、8年前のエッセーだから、ポスターはそのころ盛んだったJR東海のキャッチフレーズだったか。
「へ」は「方向を表す助詞」であることは正しいが、「京都へ」では必ずしも京都が旅の場所とはいえない。つまり、関東方面から静岡に行っても名古屋に行ってもその場所は京都の方向であるからよいことになる。
文法的には場所を示す場合や目的・結果を示す場合は、「に」を用いることになる。すなわち目的地が京都であれば「そうだ京都に行こう」が正しいのだ。