本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

ギリシャ人

2015-07-05 09:55:12 | Weblog
 ギリシャの国民投票ではどちらの選択結果になるのでしょう。
 
 エーゲ海とイオニア海を直結させるコリントス運河を切り立った崖の上から見下ろしたことがある。
 ものの本によると、ローマ帝国時代に運河を計画したらしいが、土木機械のない時代ではさすがに地峡に運河を掘るのは無理だったようだ。 それでも道づくりの達人であるローマ人は道路を築きあげた。
 そして海に面する端から船や積荷を車輪付きの橇に載せて、それを奴隷に曳かせ反対側の海に運んだそうだ。そこで再び船を海に浮かべ荷物を積載したというわけ。
 運河として完成したのは19世紀の末だが、幅が狭いため大型船は通航不可とか。
 
 滑り出しから話が逸れた。
 あの狭いコリントス運河にギリシャ丸が立ち往生しているような気がする。図体が大きい積荷(放漫経営で債務超過)のままで運行してにっちもさっちもいかない。積荷を放り出すという緊縮財政に切り替えないと抜け出せないだろう。
 
 ギリシャ人は総じてのんびりしているようにみえた。学校で習ったかのディオゲネスを思い出させる。