gonta!gonta!gonta!

なんてことない日々の記録

2007-12-23 23:36:35 | 日常のこと
昨日は、まりちゃんとHOME MADE 家族のライブに行く予定でした。
ここの所、公私共に色んなことにつまずき、考えることが多くて、いい気分転換になると楽しみにしていたライブだったのだけど、家を出る1時間前に行けなくなりました。

母の妹が、急逝したと連絡が入ったのです。
その時点では、状況が全く分からない。
父も母も分からない。
叔母は一人暮らしでしたから、何が起こったのか・・・といった状況。

心臓発作を起こして亡くなったようです。
とにかく昨日、今日とあっと言う間に時間が過ぎました。
悲しむ間もなく。

あまりに急な出来事でしたので、今日は誰か実家にいないとまずい、という家の状況があったので私はお通夜に出席もせず、実家に待機。
だから、実感があまり無いというのが正直な気持ち。

元々叔母とはあまり接したことが無いんですけどね。
初めて会ったのが、小学校高学年になってからで、彼女も独身で働いていましたから、会う機会も特に大人になってからは殆ど無かったですし。

ただ、昨日から無償に寂しい気持ちがあります。
叔母が亡くなった事により、母の旧姓「唐崎」は断絶しました。
戦死したという祖父の事を知るたった一つのエピソード。
「唐崎の松の梢にかかる霞」
母は「梢」で叔母は「霞」という名前。
祖父が付けたという二人の娘の名前。

初めてそのエピソードを聞いた時、その情景を頭に思い浮かべました。
キャンパスにその絵が浮かんだのです。
もっと家族が増えていたら、おじいちゃんは大阪でそのキャンパスにどんな情景を想像し、増やしたのだろう?
考えるとわくわくしました。
会った事が無いおじいちゃんをとても実感出来た瞬間でした。

そのキャンパスから、霞が消えたと同時に唐崎の松の木も消えました。

梢は何も言わない。
私は梢に何をしてあげられるだろう。