月曜の夕方電話が鳴りました。
「○○号のKですが。昨夜・・時ごろ主人が亡くなりました。
お通夜は明日・・・葬儀は明後日・・・場所は市の斎場です」
突然の悲報に頭が上手く回らず「ご愁傷様です。・・ご冥福をお祈りします・・・」と
応えるのがやっとの私。
つい一週間もたたない前、ご主人にお会いしたばかりだっただけに信じられません。
その時、公園のベンチにご夫婦で座っており、
彼は挨拶した私に手を降ってくれたのです。
そのあまりにも痩せた姿を目にした時、一抹の不安を感じましたが・・・
現実になったしまいました。
すい臓がんを患って丁度2年。会社役員を退任し、これからという時の発病でした。
手術入院と抗がん剤の投与以外は自宅で療養をなさっており、
体調のいい時はスポーツクラブで体力回復に努めていました。
話し好きで本当に明るい方。
自分の病状を包み隠さずお話なさるので聞かされる方が
戸惑ってしまうくらいでした。
柔道で鍛え抜かれた体は徐々に蝕まれ、
最高時の体重より30キロは落ちてしまったと喪主を努めた奥様の会葬の言葉。
2年間の闘病生活を涙こらえながらも淡々と話された奥様は立派でした。
享年68歳。
本当に惜しまれる年齢です。
夫婦の姿は、どちらかが「具合が悪くなった時」に、ほんとうに現れるのですね~
ご冥福をお祈りいたします。
年と共に、お互いに労わる気持ちが増してくる夫婦は素晴らしいです