疲れました。
私が神経質すぎるせいかもしれません。
姉と甥の卓史君の訪問は今の住まいになってから初めてです。
わずか24時間にも満たない滞在だったのに疲労を感じたのは障害を持った彼のせい?
卓史君は身長180cm以上はある成人ですが、精神年齢は4~5歳。
今でこそ行動半径が狭まり、大人しく座ってTVを見ることが出来るようになりましたが、
毎日のパターンが変わると落ち着かない。
子供時代は目を離すと,家からいなくなる事はしょっちゅうでした。
その度に姉は追いかけて捕まえ、毎日が運動会のよう。
迷惑をかけただろうご近所にはいつも頭を下げていましたっけ。
店の商品を無断で持ってきたり、往来では自転車に乗って車と衝突したり、
東上線の線路を歩いて電車まで止めたとか、武勇伝は尽きませんでした。
彼の顔は、自傷行為の名残か顔にかき傷が数ヶ所残っていますが、
最近ではパニックを起こす回数も減りその行為も無くなったようです。
声をかけても私の目を見ることはありませんが、さっとそらして「うん」の返事はしてくれます。
そんな彼の面倒を一人で見てきた姉の足首は疲労でボロボロ、
杖を付いての今回の訪問でした。
卓史君のひげを剃って、歯を磨いてやった後、以前住んでいた町に行き、
レンタカーで依然お世話になった施設4ヶ所を回るとか。
底抜けに明るい姉の笑顔には元気を貰います。
きっとお二人も癒されて帰宅されたのではと思います。
私なりに「姉は大変苦労している」と思っていますが、本人は「私は大変じゃない」と言います。
彼が可愛いのだと思います。
なりは大きいですが、純粋な心を持った甥です。
私は久し振りの姉との会話を楽しんで満足でした。
歓待したのはマイハズ。
姉が驚いていました・・・
「男性に食事を作ってもらったのは初めて」
驚く無かれ、我が家のスタイルです。