ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

ある程度は、「自衛策」も。

2020-03-19 06:21:23 | 日記
 〈暑さ寒さも彼岸まで〉、と言われますが、この時期は天候が定まりません。
 地球温暖化の影響もあってか、季節を問わず、かつて経験しなかった気象現象も起
 きています。
 予報では「晴れ」で温かなはずでしたが、雲が乱れ飛び、時折雨も降りつけ、かと
 思ったら明るい日差しが・・・、そんな一日でした。

 お彼岸です。
 例年ならば、お墓参りに行くところですが、今年は行きません。
 墓地は、人混みとは言えませんが、バスを乗り継いで行くのが少々億劫なのです。
 姉の墓地には水道がありませんので水を持参しなくてはなりません。
 供えるお花なども持参するのは結構な荷物になります。
 いつもの年なら、近所に住む長女がクルマでの送迎をしてくれるのですが、今年は
 少々都合があって頼めないのです。
 そんな私に、
 『彼岸と言う「寒」(かん)だからね・・・』
 と、母の声が聞こえた様な気がしました。
 多分に、気候の「寒」という事だけではなしに、コロナウイルスなどで心の状態も
 乱れがちな私のメンタルに、〈生きていれば、いろいろ有るわよ いまに治まるわ
 よ〉と、語りかけている様な気がします。
 そして、
 『墓参り 無理しなくてもいいわよ 暖かーくなったら お出で』
 そんな声も聞こえた様な。

 タイの観光地で、猿たちが町中で暴れている様子をニュースで見ました。
 コロナウイルス絡みで、猿に餌をあげる観光客がいないため、飢えた猿の群れが町
 中で暴れまわっているとのこと。
 エサを拾ったらしい一匹の猿に群れを成して挑みかかる姿を見ますと、生きものの
 本能をナマの姿で見る思いです。

  《新型コロナウイルス感染が拡大する米国で、銃や弾薬の売り上げが急増して
   いる。
   人々が食料や日用品の買いだめに走る中、略奪行為に備える自衛のための動
   きとみられる。
   西部カリフォルニア州など感染者が多い地域の銃販売店では行列ができてお
   り、社会不安の高まりがうかがえる。》 (毎日新聞3/18 11:11)
 とも報じられています。
 マスクを買いに並び、ケンカ腰になっている姿は、身近でも目にしています。

 人間、生きるための不安が生じますと、ナマの動物の本能が出てくるものなのでし
 ょう。
 かく言う私、花粉症がありますので、この時期マスクが手放せません。
 2月の初め頃でしょうか、孫の一人が「マスクが無くなるかもしれないから」と言
 って、30枚ほど買ってきてくれました。
 有難く頂きましたが、「買いに走ることもあるまい」と、高を括っていた私です。
 孫が持ってきてくれなかったら、外出も出来ない羽目に。
 ある程度は、「自衛策」も持たなければ、と、孫から教えられた気がしました。
                            〈ゴマメのばーば〉
コメント
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