ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

『狂気は、個人にあっては・・・』

2020-07-01 06:03:27 | 日記
 いよいよガラケーからアイホンに変わりました。
 孫がauショップへ同行してくれて買い求めてきました。
 孫には、予め私の希望を伝えて置きましたので、それに見合った機種を選び契約を
 してくれたので、私はただ一緒にいただけ。
 時折、聞きかじった内容に意見を挟むと、「ばあちゃん、ちょっと黙っていて」と
 諭されます。
 ガラケイよりは難しそうですが、少しずつ覚えて行くほかありません。
 ついでにアイパッドも購入。
 こちらは数日後に届きます。
 連れ合いのスマホの契約内容も少し変更してくれたので、月々の支払いは、そんな
 に多くはなりません。
 設定などもして行ってくれましたので、ほぼ半日、私たちに付き合ってくれました。
 ありがとうです。
 ママ(私の長女)が仕事を持っていますので、孫は学校帰りによく私の家に寄りま
 した。
 おやつを食べさせたり、学校の様子を訊いたり、高校生の時は、たまにお小遣いを
 ママに内緒で持たせたりしたことが懐かしく思い出されます。

  《新型コロナウイルスを警戒するあまり、マスクをしていない他人を攻撃して
   しまう人がいる。
   ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上では、自粛要請に従わ
   ない人や店に嫌がらせをしたり、通報したりする「自粛警察」をもじって、
   「マスク警察」という言葉が飛び交う。》 (毎日新聞 6/29)
 まだ、母親に抱っこしている1歳の幼児に、本気で、「マスクさせなきゃダメよ」
 と、すれ違いざまに言葉を投げつける人もいるとか。
 こうした記事を目にしますと、世の中は、と言うより人間は変わらないモノだとい
 うことを痛感します。

 私の幼い頃は、太平洋戦争の最中にありました。
 『贅沢は敵だ』
 『勝つまでは 欲しがりません』
 そんな戦時標語が巷に飛び交っていた時代です。
 日々の食料も手に入りにくく、アメリカのB29による爆撃に怯えながらも、自ら
 が警察にでもなったつもりになって、きれいな和服を着た女性に、石を投げつけた
 りしたものです。
 他人ごとではありません。小学生の低学年だった私も、そうした仕打ちに加担しま
 した。
 それは、正しいことだと学校でも教えられましたし、自らも思いこんでいたのです。

 緊急時の社会心理に詳しい関谷直也・東京大大学院情報学環准教授は、
  《「マスクの問題に限らず、(自粛生活が続き)不安による集団ヒステリーが
   社会規模で広がってきているともいうべき状況」と分析する。』
 と、同新聞で述べています。
 確かに、〈集団ヒステリー〉、と言うものかもしれません。
  『狂気は、個人にあっては稀有なことである。
    しかし、集団・党派・民族・時代にあっては、通例である。』
 ニーチェの言葉など思い出して、暗い気分に。
                      〈ゴマメのばーば〉
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