多摩川雑学事典 by元林徹(文と写真)

名前の通り多摩川の話題ブログ。それとなぜか保守の立場から政治・社会も取り上げますのでこちらもどうぞ!

ヤマブキが咲いている

2022-04-17 | 果樹・花木・庭木
この時期、ヤマブキも咲いています。

春が進むと咲く花も増えますが、増えれば目立つのとそうでないのとで差が出てくる。
その中でもヤマブキは目立たない方ではと思いますが、目立つかどうかは場所次第かも?

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ウクライナ侵略の背後にロシアのトンデモ思想…「ルースキーミール」

2022-04-17 | 政治つぶやき 令和4(2022)
ロシアのウクライナ侵略ですが、旧ソ連版図の回復のような単なる領土拡大欲からというだけでは読みが浅い。
NATOに対抗しウクライナの3D(非ナチ・非武装・中立) 化を狙ってというのもありますがまだ足りない。
政治・軍事だけからとらえるのでなく、プーチンを動かしているのはルースキーミール(Русский мир)思想であること、注意すべきです。
日本語では「ロシア世界」。

ルースキーミールでは、共通の言語としてのロシア語・共通の教会としてのロシア正教会モスクワ総主教庁・共通の政治指導者としてのプーチンを核に据える。
ウクライナのキーウはキリスト教徒のエルサレムや日本の大和みたいに、すべてのルーシのよりどころとなります。

そしてルースキーミール思想により、今回のプーチンのウクライナ侵略を肯定しているのがキリルモスクワ総主教。
単に帝政ロシアや旧ソ連の版図の回復だけなら、中共の唱える偉大な中華の復興に似ています。
しかし正体は侵略イデオロギーなのに、ロシア正教会のような精神的紐帯をかませている点で中共とは違います。

モスクワ総主教庁のキリルですが、プーチンにへつらう単なるゴマすり坊主ではなく、独裁政治のプーチンを精神的指導者として支えています。
そしてこうしたロシア正教会モスクワ総主教庁のトンデモ思想、世界の正教会でも大問題となっています。
欧米の政府高官の発言にもルースキーミールの思想を意識しているとみられるものもあります。

しかし日本では政治家もマスコミももっぱら政治・軍事面からのみ言及。
イスラム過激派のテロを知るにはイスラム原理主義を知る必要があるように、今のロシアの蛮行を知るにはルースキーミールを知ることが不可欠では?

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