多摩川雑学事典 by元林徹(文と写真)

名前の通り多摩川の話題ブログ。それとなぜか保守の立場から政治・社会も取り上げますのでこちらもどうぞ!

泥水の多摩川は汚いか?

2009-11-30 | Weblog
突然何を言い出すのか、と言う気もしますが、夏場に多摩川が増水するとアジアの大河みたいな泥水になります。ところで泥水の川、本家本元のアジアではそこで体を洗ったり洗濯したりでキタナーイ、と思うかも知れないがそこはひとつ冷静になって欲しい

そもそも泥水は砂や土の細かい粒が溶けて舞い上がって濁っているので、文字通りドロトロに濃くなると汚いが、水が濁っている程度ではそれほど汚くないのでは。空気中にも似たようなものが舞っているし、川の水が澄んでいても砂や泥の粒がゼロというのは考えられない。そもそも濁っているかいないかの境界は微妙です

むしろ危ないのは水は澄んでいても油臭い、どぶ臭い水で、こちらのほうがよっぽど汚い気がします。透明無臭だが正体不明の重金属とか環境ホルモンとかが含まれているかも知れないのもコワイ。今の多摩川の水はきれいになりましたが、洗剤のアワがあふれていた時代もあったが果たしてどこまで大丈夫かな

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府中の妙光院は競馬場のそば

2009-11-29 | Weblog
この写真のお寺の妙光院、多摩川沿いというにはちょっと遠いですが、こういう所も近くにありますよという意味で取り上げました。場所は府中本町駅の近く、というより府中の競馬場のすぐそばと言ったほうが分かりやすい

大変由緒のあるお寺で、詳しいことは専門のサイトを見て下さい。歴史からすればお寺が競馬場の近くにあるというよりお寺の近くに競馬場ができたというのがスジでしょう

意外な組み合わせと言えばバチが当たりますが、カネとギャンブルの競馬場のすぐそばに諸行無常色即是空の世界がある。近くにあるからといってギャンブラーの心の闇に妙なる仏法の光が届いて悟りを開くとも思えませんが、ギャンブルの聖地のすぐそばにお寺もあって…、極楽浄土から見ればこの娑婆世界とはどこもこんなものでしょうな

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多摩川の支流は美しいか?

2009-11-28 | Weblog
多摩川に流れ込んでいる支流の川が何本あるか知りませんが、ご紹介する写真が少ないのは、本流に流れ込む合流点がガチガチのコンクリート護岸で固められているのもある。川によってはコンクリートで固めているだけでなく水門もあったりで、とにかく人工的でいじくりまわして、まるでサマにならず面白くない

と、文句をタラタラと並べましたが、中には写真のような例外もあって、少しは自然の趣が感じられるところもあります。こういうところでは流れ込む水と多摩川本流の水の色の違いや、水温が違うからか冬はもやにかすんだりと、やはり残しておいただけの値打ちはある景色が眺められます

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多摩川のススキはもう枯れ尾花

2009-11-27 | Weblog
多摩川のススキの話が少々しつこいことは重々承知していますが、何せこれからの季節の河原には他に眼を引くものがありません

というわけで、今回もススキですがこれまでの穂先は銀色、葉は青々から季節が進んですっかり枯れ尾花状態になっています。それでも人間の白髪頭と同じで、穂先が真っ白になるとかえって明るさが増し、ご覧の写真のような具合になっているのであります。写真はどの辺かもお分かりでは

ということで、季節の変化を長い間楽しめるススキなのですが、ススキファンのサイトというものは果たして存在するのでしょうか

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暴走自転車にご用心…

2009-11-26 | Weblog
この看板というか、こういう内容の掲示、多摩川サイクリングロードの至る所に立っていますので、目にタコができるとは言わないが何度もご覧になった方は多いことでしょう

ただあまり効果はないと見えて、先日、自民党総裁ドノが事故に遭われました

ではその後暴走自転車がなくなったかと言うと、総裁ドノの尊い犠牲の甲斐もなくというとまるでお亡くなりになったみたいですが、相変わらずバカ自転車がとばしていて今のところ事故が減る気配はなさそうです

別に言うほどのことでもないと思いますが、多摩川サイクリングロードは自転車の通行量もかなりあれば人も歩く道である。そういうところを無神経にとばすのは、オトナのやることではないと非難されても仕方ないでしょう

そんなに自転車でスピードを出したければ、車道に出て茨城あたりの田舎ナンバーの車でも相手にとばしてなさい。きっと純朴な青少年ドライバーが相手にしてくれることでしょう

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多摩川支流の浅川の憩いの場

2009-11-25 | Weblog
多摩川の支流の浅川は聖蹟桜ヶ丘の少し上流で多摩川に合流します。この川は当ブログでもときどき取り上げてますので、ご興味をお持ちの方はバックナンバー記事をご覧下さい

サテ、この写真はその浅川の一角、写真には写っていませんがここでお休みの人も結構います。前方にはこの川幅にしては少々大げさなつくりの橋がかかり、手前の土手にはタイルで絵が描いてあるというのはちょっと珍しいですな

ところでこの一帯、このように小公園風に整備されていて別にどうということはなさそうですがサイズ的にはこのくらいが憩いの場にはちょうどいい大きさでは。多摩川だと大き過ぎて社会の縮図みたいであまりに茫漠孤独過ぎる気もします

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多摩モノレールが通っている

2009-11-24 | Weblog
日本全国で川を渡っているモノレールが何本あるか知りませんが、写真の多摩モノレール、立川市内で多摩川を渡っています。写真がそれですが車両編成も少なく音も小さく、謙譲美徳の固まりの日本人の鑑か、目立たずまことに存在感のない限りです

このあたりは展望が開けているからひょっとして多摩モノレール随一の車窓からの眺めかも知れません。さらに車道の上にモノレールが通ってしかも川を渡っているのだから鉄道マニアが撮影に来ても良さそうですが、モノレールは鉄道に該当しないのか、そういう人も見かけません

それにしてもこの多摩モノレール、どうも自分には縁がなく一生乗らずに終わりそうです

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稲城大橋の出口の複雑怪奇

2009-11-23 | Weblog
この写真の料金所というかインターチェンジ、多摩川を渡る稲城大橋が府中側で中央高速の稲城インターチェンジにつながる手前であります

府中市内へは左車線と掲示があるところからすると、これは間違える車が多いんだな、と想像できます。さらにヘソを曲げて別にうっかり中央高速に入っても調布か国立で降りて府中へ引き返せば市内へ入れるじゃないか、とひねくれたことを考えたりします。とにかく道が分かりにくいのは確かなようですが、私、ここを車で通ったことがないので実態は分かりません

インターチェンジなんてどこも似たようなものじゃないかとおっしゃるかも知れませんが、ここの問題は歩道です。車道の脇の歩道を通って下の多摩川の土手に降りるときかなりややこしい

初めてだとグルグル複雑怪奇に歩き回って永久に抜け出せないんじゃないかという気にもなります。それにこの歩道はそれほど使われてないのか、地元の人もあまり見かけません。稲城大橋を歩いて渡ってすばらしい(?)景色を楽しみたいなら、初回は対岸の稲城側からの方が分かりやすいでしょう

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いつまで続く? 悪天候

2009-11-22 | Weblog
今年の多摩川のお天気はどうもパッとしない一年でした。と早くも年が終わったようなことを言っています。特に最近は朝から晩まで晴れている日もあまりなく、昼間は晴れていても写真のように夕方からは天気が崩れそう、というパターンもかなりありました

だから今年はもぐずついた天気でお出かけは見合わせばかり、の方も多いのでは。果してこういう天気はいつまで続くのでありましょうか。ただ悪い天気のお陰さまで今年は雲の写真は大いに撮れたと感謝しています

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南武線矢野口駅のド派手なパネル 多摩川百景

2009-11-21 | Weblog
ごく見なれた人の顔や街の景色でも、写真に撮ったらこれは何なのだ、アッと驚き、というのがときどきあります。写真のJR南武線矢野口駅がまさにそれです

矢野口駅は多摩川にかなり近い駅で、それもあってか駅舎のパネルの水色は多摩川をイメージしたものでしょうか。この写真では晴れた青空も加わって一体これはどこの国の世界だ、となっています。それにしてもこのスカイブルーをベースにした派手で奔放なデザイン、こういう郊外田舎だからこそできるので、これが中央線沿線あたりだったら辛気臭い住民がきっとケチをつけることでしょう

ところでこの矢野口かいわい、駅のすぐそばでは川崎街道と鶴川街道が交差し、車では大結構な存在感があるのですが駅は影が薄い。駅前の広場の開発が進まないのも一因でしょうが、ここで最新ニュース、駅前に12月からスーパーのいなげやができます

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多摩川の安物油絵風な景色

2009-11-20 | Weblog
川が流れ緑に豊かな村があり、遠景には高い山並みが連なり、となると典型的な安物油絵ですが、こうした題材風の景色は多摩川沿いには少ない。山と川はあっても、川沿いには工場だのマンションだのラブホテルだの競輪場だのが並んでいるからであります。その点、この写真は例外的にそうした安物油絵風景色となっています

とここまで言えば、また福生の悪口を言っているな、と地元の人は気分を害するかもしれませんが、多摩川沿いでこういう景色は少ないと言いたいだけです。それにこういう景色が眺められるのは緑で川の水量の多い夏頃で、しかも空が住んでないと遠景の奥多摩の山並みは見えませんので、こういう条件がそろうのはなかなか難しいです

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早くも冬枯れ、多摩川の河原

2009-11-19 | Weblog
多摩川沿いにはあまり紅葉の名所がない、とたびたび書いていますが、紅葉が少ない分だけ秋から冬になると枯れ草が増える。写真がそれで、これから約半年、地元民はこういう景色を見て暮らすのであります。殺風景と言えば殺風景ですが、地面がむき出しよりはまだましな気もします

写真も一応は枯れ草がサマになっているのを探しましたが、それにしても別に面白いものでもなく、そこでこのブログでも冬場になると、草や木から夕陽や雲だのの写真が増えてくるのであります

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府中競馬場の気品と風格

2009-11-18 | Weblog
この前もご紹介しました府中の東京競馬場の正門付近の紅葉です。これまたそのときに書きましたが、競馬は英国貴族の趣味から生まれたからか鉄格子の門も貴族の屋敷風で、貴婦人を乗せた馬車がさっそうと駆け抜けそうな感じで、都心の狭いところに無理して建てたホテルよりも気品と風格がある

ではこのゲートを英国貴族風のギャンブラーのオッサンがしずしずとお通りになるかというと、最寄り駅から競馬場直通の歩道橋があって、彼らは天の上のその歩道橋をノコノコ歩んでいらっしゃるようです

女性客にも喜ばれるようインテリアに凝ったパチンコ屋があるそうですが、これに対しパチンコの本質は店の美しさでなくどれだけ出るかである、という思想があるらしい。ただこの競馬場の気品と風格は女ギャンブラーを呼びたいというより、どんなにギャンブルオヤジが金に目を血走らせようと競馬は競馬だ、みたいなプライドが感じられます。それにしてもこの記事、多摩川とどう関係があるのでしょうか

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雨の多摩川をどう撮る?

2009-11-17 | Weblog
雨が降っているのに多摩川に出かけてどこがおもしろい、と言われればおしまいですが雨の日には雨の日なりの楽しみ方もある。いかにも雨が降っているという実感がわく写真を撮るのはなかなか難しいが、特に雨がふる直前の雲とかは写真好きの人にはおもしろいのでは

ところで雨の中ではカメラを濡らさないよう気を遣います。それなりのカネを出せば防水の良いカメラもありますが、一番困るのはレンズが濡れること。これはたとえボディーが防水でもどうにもならず、水滴がかかっても完全に水をはじくレンズとかできないものでしょうか

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自民党総裁がサイクリングロードで事故!

2009-11-16 | Weblog
自民党総裁が多摩川サイクリングロードで事故というニュースがありましたが、聞いたとき、オヤ、あんなところでと思いました。というのはもっと危ないところは多摩川サイクリングロードに他にもワンサとあるからです

どの辺かはバックナンバーのシリーズ記事「多摩川サイクリングロードガイド」シリーズに書いておきましたが(書いてない個所もかなりありますが…)、最近は道幅だの見通しだのの問題でなく、とにかく①いろんな人が来て通行量が多い、②走行マナーが悪くなった。だからどうしようもない。私、自転車人にとって多摩川サイクリングロードの古きよき時代は既に終わったと思っています

サテ、ではどうするか。①の混雑対策はなんと言っても休日には出かけないことで私はこれを地道に実践していますが、総裁ドノもこれで運が悪かったのでしょう

しかし②はホトホト困りますな。事故は対向でどかずにぶつかるのが一番危険ですから、注意してこちらが避けるしかない。それでも中には薬物中毒みたいなとばし方をするのもいますから、そういうのに危ない思いをさせられたら、シッカリ顔と自転車を覚えてブログにでも書き込んでやりましょう

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