多摩川雑学事典 by元林徹(文と写真)

名前の通り多摩川の話題ブログ。それとなぜか保守の立場から政治・社会も取り上げますのでこちらもどうぞ!

多摩川でルドベキアが大発生?

2010-06-30 | Weblog
多摩川の河川敷ではルドベキアが満開です。ルドベキアというと『宇宙戦艦ヤマト』や『ガンダム』みたいなロマン的・自己陶酔的なマンガに出てきそうな謎の帝国みたいな名前ですが、写真のような黄色いコスモスに似た花です

このルドベキア、多摩川の河川敷に限らず日本全国で増えまくっているみたいです。写真の場所も今年になって急に増えたようです

外来植物が野生化したわけで在来植物の生態系を破壊するとか難しい話になりそうですが、どうせ多摩川の河川敷なぞ外来植物だらけで池袋や大久保のアジア人街みたいなものですから、今さらそんなこと言っても…、という気もします

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多摩川のヘビにご注意

2010-06-29 | 多摩川の景色 国立・立川・羽村他
昨日はねむの木の花の話でしたが、ねむの花のシーズンはヘビシーズンでもあります。多摩川の河川敷にはヘビがいる。ヘビに注意の立て札は立川より上流に多いですがそれより下流でもいます

私が見たのでは1メートルの大物もいました。1メートルは当然長さで直径ではありませんが太さはクロスバイクのタイヤくらいはありました。終戦直後、自転車のタイヤのなかった時代にヘビをタイヤ代わりに使ったという話がありましたが確かに使えそうでした

自転車人が注意すべきは道を横断中のヘビをひかないことでしょうが、もし不幸にひいたら交通事故みたいにこっちも不注意だったが飛び出すヤツも悪いみたいな口論になるのでしょうか

さて、写真の立て札、羽村の多摩川沿いのものですが、子ども向けも意識しているのか絵はなかなかリアルで正確です。ただ一つ難を言えば実物はこんなに可愛いつぶらなひとみではないのでは。確かにマムシが出ても全然おかしくないマムシのパラダイスみたいな場所でしたが、羽村市教育委員会だのPTA連合会だのを入れると警告効果が倍増するのでしょうか

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多摩川のねむの花

2010-06-28 | Weblog
先日、多摩川沿いのねむの木の花のシーズンだよ、という記事を投稿しました。今日の写真は花のアップでご覧のような花が咲いています。ねむの木は概して図体が大きいですがその割には可憐な花で全体が夢のようにフワッとして写真に撮りにくい花でもあります

ところで多摩川沿いでは川崎の二子新地と昭島のへんにねむが多いようですが、なぜか今年は上流の昭島あたりではあまり花を見かけません

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多摩川河口 大田区側の湿地

2010-06-27 | Weblog
多摩川河口で湿地や干潟が多いのは大田区側でなく川崎側というイメージがあります。イメージじゃなくて実際にもその通りで、川崎側の殿町干潟のように名前が付くほどの大きな湿地や干潟はありません

写真はその中でも例外的な一角ですがやはり川崎側よりは規模は小さい。結局は川の流れか潮の流れか風の関係かなんだか知らないが、川崎側に砂や泥がたまりやすくなっているからでしょうか。それの証拠になるかどうかは分かりませんが、川崎側にはレジ袋や弁当ガラみたいなゴミの漂着も多いようです

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「どうなる?二子玉川」■4 上品で優しい住民運動

2010-06-26 | Weblog
このシリーズを始めるとき、記事は住民運動グループの「玉川にエコタウンを作る会」の方から色々話を聞いて書きます、という趣旨のことを言いました

ところで二子玉川の再開発に批判的な住民運動には様々な動きがありますが、大きく分けると東急が中心にやっている再開発事業と、国土交通省がやっている護岸工事を批判する流れの二つがあります

いずれも二子玉川から緑が失われるのを批判する点では共通しているのですが、目立つのは護岸工事反対運動のほうです。これはあるかどうかも定かでない大洪水を前提に、土手の松や桜を切るのはけしからんという動きです。ただこの運動も国交省が行っているような堤防も必要とする住民もいるため地元が一体となった大きな動きになるのは限界があるようです

ところで住民運動が注目されるきっかけには派手なパフォーマンスというか抗議行動でマスコミに取り上げられるなどがあります。自分も二子玉川で運動をやっていると聞いて、赤や黄色の旗やプラカードに怒号と罵声、大音量の黒い街宣車、ついには悲鳴に読経とさぞかし盛り上がっていると思ったのでしたが、予想に反しごく普通の常識的な人たちの運動でした

大手マスコミでは二子玉川の再開発問題はあまり報道されませんが、この上品で穏やかな運動ぶりも目立たない一因かもしれません

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多摩川で目立つねむの木

2010-06-25 | Weblog
そろそろねむの木の花のシーズンですが、今日は多摩川の河川敷で多分一番目立つねむの木です。ということは昨日の多摩川で目立つ木シリーズとの合体版でもあります

この写真のねむの木がそれで、まわりに木が少なく花が咲いてなくてもかなり目立つ存在なのですが今年も開花の季節を迎えました。それと普段はこの木の下で休んでいる人が大抵いるのですがなぜか誰もいません。ゆえに木の大きさの見当がつきにくい

場所は多摩川の川崎側、田園都市線の二子新地から川沿いに少し上流に行ったあたりですが、駅からの交通の便がいいとは言えません。ただ多摩川の下流にはねむの木が少なく、貴重な存在と言えるでしょう

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二子玉川のはずれで目立つ木

2010-06-24 | Weblog
以前、インパクトのある木のシリーズと称して、多摩川の河川敷にある一本立ちの巨木をご紹介しました。久しぶりに今日ご紹介するのは二子玉川から東京側の河川敷を狛江に少し向かったところにあるご覧の巨木です

写真の通りかなりの大木ですが、木の下が斜面のせいか、木陰で一休みするには今一つのようです

それとこのあたり、二子玉川の河川敷のグラウンドがなくなって、河川敷が雑木林みたいになる境目で、別れの一本杉みたいな存在でもあります

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羽田のレンガ積み堤防

2010-06-23 | Weblog
多摩川の土手のレンガ積みは以前、二子玉川に残っていると紹介しました。先日は送電鉄塔のレンガ積みもご紹介しましたので、最近は多摩川に残るレンガ積みシリーズみたいにもなっています

二子玉川の話のとき大田区にもレンガ積みの土手があると書きましたが、この写真がそれで大正時代から作られ始めたそうです。写真では巨大な城壁みたいに見えるが実際はそれほどでもありません

この大田区のレンガ積みの堤防、場所は羽田空港の手前にあります。今は外に新しい堤防ができて現役引退ですが、くぼんだカーブといいレンガの感触といい、デザインではコンクリート護岸よりはやはり上ですな

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首都高速の下の多摩川

2010-06-22 | Weblog
この写真、首都高速道路が多摩川を渡る大師橋付近、大田区側から撮ったものです。さらに細かく言えば首都高と一般道路の大師橋の間のあたりです

ご覧のように手前には船がつないであって、この辺から羽田空港の手前あたりまでの多摩川の大田区側は船着き場といえるくらいプレジャーボートや漁船や釣り船やその他いろいろな船が並んでいます

しかし対岸の川崎側には船があまりいない。多分、川崎側には殿町干潟があって遠浅で船が入りにくいからでしょうか

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多摩川の秘境的エリア

2010-06-21 | Weblog
多摩川の河原では少し歩けばすぐ水辺に出られる所は少なく、中には自転車や歩道をはずれてからかなり歩かないとたどり着かない場所もかなりあります。それも道というより釣り師やホームレスさんのつけたかすかな踏み跡みたいで、それが途切れると適当に判断して草やヤブをかき分け、ちょっとした登山気分にもなります

そうして難儀の末にたどり着いたのが写真のような一角で、ご覧のように道らしきものは全然写っていません。ところでここは多摩川のどのあたりか当ててみましょう

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多摩川の送電線鉄塔のレンガ積み

2010-06-20 | Weblog
昨日は二子玉川の古い土手のレンガ積みの話でしたが、今日は送電線の鉄塔のレンガ積みです。写真のに限らず多摩川のあちこちに残っている小さな産業遺産といったところでしょうか

この写真、送電鉄塔の足元ですが、一番下に古いレンガ積みの土台がありその上にコンクリートの塊があり、そのまた上に鉄塔の足が乗っているという構造です

となると鉄塔を新しく作るときは、さらにもう一つコンクリートの塊でも乗せるのか、大地震があったらだるま落としみたいに間のコンクリート塊がストンと抜けるのでは、などと余計な心配もします

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「どうなる?二子玉川」■ 3 古い土手の保存をどうする?

2010-06-19 | Weblog
二子玉川の再開発では、緑地の殆どない再開発高層ビルエリアと桜や松並木を強引に伐採した護岸工事がすっかり有名になりました。しかしこうした派手な工事に隠れて取り残されたような状態になっているのが二子玉川の古い土手です

写真がそれで赤レンガ積みに昔の土手らしさも出ていますが、ここが貴重なのは古い土手の形が何とか残っていて再開発高層エリアの多摩川側に沿って緑のベルト状に伸びていることです

それにしても工事を進めている土建屋と土建屋元締め役所、この二子玉川の旧護岸をどうするつもりでしょうか

レンガ積みの多摩川の古い土手なら大田区にも残っています。こちらは大田区のサイトで紹介し史跡のように扱ってありますが世田谷区はサテ…。新しい土手ができたからこんなものはもう要らないと例の土建屋スピリットを発揮して壊してしまうのか。世田谷区の文化政策の真価が問われるところであります

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少しはきれいになった? 野川

2010-06-18 | Weblog
多摩川の支流の野川は二子玉川で多摩川本流に合流するが、このあたりの水が実に汚い、とかなり前に書きました

この写真、その合流点の少し手前ですが、上流でやっていた工事が一段落したのか、少しは水がきれいになりました。写真は兵庫島付近、二子玉川駅の手前の野川ですがただ水のようすはちょっと分かりにくい

都会に残る自然とかでテレビでも紹介されるくらい有名な(?)のでタイトルでもいちいち「多摩川の支流」と断らなかった野川ですが、下流ではどこからともなく色々と流れ込むためか、完全な清流となるとやはり難しいようです。調布、狛江から世田谷区へと流れるわけですが、一応清流なのは世田谷区に入ってしばらくの区間までということでしょうか

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多摩川バーベキュー ごみ問題

2010-06-17 | Weblog
先日は登戸の美しい自然(?)の話でしたか、今日は一転して多摩川のごみの話です。写真は二子橋の川崎側の河川敷ですがご覧のとおりのごみの山。撮影した時期からすると連休中のごみを集めたようですが、それをあさるカラスが写真には何羽写っているか、さあみんなで数えてみよう

カラスを数えるついでにゴミの中身をじっくり眺めると、どうやら河原でバーベキューをやる人が捨てていったのが大半に見えています。それにしてもこれぞ物欲だと言わんばかりの膨大なごみの量には圧倒されます

砂ぼこりが舞い橋の上の車や電車の騒音がうなる場所でバーベキューをやる感受性というか神経については云々しませんが、多摩川の河川敷に来る人には釣り師、自転車人、草野球人、散歩の人、ホームレスさん、カラスその他いろいろいますがその中でもマナーは最悪と言える

ただ地元というか自治体の態度には差があって、ワイザツとカオスの街の川崎はあまり気にしてないみたいですが、同じくバーベキューの名所の狛江は田舎でヒマだからかどうか知らないが、これではかなわんと規制する動きが出ているようです

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狛江の玉翠園の跡

2010-06-16 | Weblog
この写真、以前ご紹介したこともある狛江の水神前の玉翠園の石垣跡です。その上に生えているのは見れば分かって当たり前ですが、巨木です

玉翠園のことはバックナンバー記事「玉翠園の石垣と記念碑」に書いておきましたのでそちらをご覧下さい。おさらいになりますが大正の頃、ここに玉翠園という料亭ができて都心からやってきた川遊びの人や林間学校の生徒でにぎわったとのことでした

話のついでに補足すると戦前の多摩川沿いの避暑地には二子玉川があります。二子玉川は政財界の大物の別荘地だったのに対し、玉翠園のほうは京王や小田急の電車で来る人が主だったというから避暑地としては格が下で庶民向けだったのでしょう

と言うと狛江の人が気分を害されるでしょうからフォローしておきますと、昔の面影のまったくなくなった二子玉川に比べ往時の姿をとどめているのは素晴らしいじゃないですか。それと私、この茂みの中に入ったことはありませんが入れないほどうっそうとしている。なんだかこの一角、『千と千尋の神隠し』みたいな世界なのかもしれません

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