多摩川の登戸の堰の少し下流、登戸側の河川敷に船島稲荷社があります。
多摩川沿いに神社は多いですが、その中で堤防の川側の河川敷に鎮座しているのは少なくここはその一つです。
それで川筋にも近く写真でも川が写っています。
社名ですが社号標には「正一位船島稲荷大明神」とありますが、境内にある由緒を記した碑には「船島稲荷社」とありこちらをタイトルにしました。
その碑によれば昭和十二年に洪水でご神木が流されるなど多大の被害があったが復興し、戦後の昭和四十四年には近代風の本殿に改築し今に至っているとのことです。
河川敷と書きましたがこのあたりの河川敷は平らな低地というより高低の起伏があります。
この社はその中でも高い場所にあり、余程の増水でなければ大丈夫なように見えます。
そしてこの船島稲荷、堤防のすぐ下にあり堤防上の道を通る自転車人やウォーキングの人には目立ちやすいのもあってか参拝の人も多いのでした。
狛江の伊豆見神社の境内に井伊直弼の敬慕碑があります。
高さは4メートル近くありかなりの大きさです。
世田谷・狛江にはかつて井伊家領があって、伊豆見神社は井伊家と歴史的につながりのあること、以前書きました。
この碑は井伊家とゆかりのある伊豆見神社の神職が中心となり、明治34年に完成。
朝廷軽視・安政の大獄の悪役とされていた井伊直弼は、戦後は日米友好の定礎者と称賛されるなど評価は極端に分かれます。
そしてこの碑はその井伊直弼を早い段階で顕彰したのでした。
狛江の伊豆見神社に参拝しました。
伊豆見はイズミと読みます。
地元の地名には字違いの和泉があり、小田急線には和泉多摩川という駅もあります。
ところで世田谷と狛江にはかつて彦根の井伊家領があって、この伊豆見神社も井伊家と歴史的につながりのある神社です。
世田谷と井伊家でよく知られているのは世田谷の豪徳寺ですが、世田谷・狛江の井伊家の歴史を調べればそれだけで専門サイトができるくらいのウンチクになるかも。
興味ある人は挑戦してみては?
この鳥居、戦後の米軍による神道抹殺・神社破壊に耐え、その後も紆余曲折を経て守られこうして今もなおここに。
日本の伝統護持の象徴的な存在といってよく、保守の人、もっと訪れていいのでは。
しかし目下は多摩川サイクリングロードの終点のランドマークで目立つのは自転車人。
それにまわりにも神社を感じさせるものは何もありませんが、鯉のぼりとツツジの植え込みに季節感があります。
狛江和泉には井伊家の領があり伊豆見神社の小町家も井伊家に仕えていたゆかりで建立されたそうです。
井伊直弼について特に考えたことはありません。
井伊直弼と言えば開国で、戦後は親米のシンボルみたいにもてはやされたこともありました。
しかし安政の大獄の井伊直弼でもあり、明治に入って初めて敬慕碑を建立するとはなかなかのもの。
それと石碑のどこが冬景色だ? となりますが一応横に椿が咲いて石碑にも花が散りかかっておりますので…。
今年の初詣というか今年も初詣は狛江の伊豆見神社。
多摩川にほど近い場所にあり、今年の次のイベントはどんど焼き。
井伊直弼のゆかりの神社でもあるそうですが、その話は別の機会にします。
多摩川沿いには稲荷が多いですが写真は国立の青柳稲荷神社。
数年前に大改築して雰囲気がすっかり明るくなりました。
神社のある青柳ですが、多摩川沿いによくある話で、江戸時代に多摩川の洪水を避けて今の場所に移ったとか。
なお改築前の古い写真も当ブログに残してありますので興味あればそちらもドウゾ。
場所は郷土の森公園近くの多摩川沿いです。
バス停はすぐそばにありますが、電車はどの駅からも遠い。
名前は稲荷神社ですがご覧のような無人の祠です。
近くに芝間の由来を説明した碑がありますが神社のことはあまり書いてありません。
遠くからわざわざお参りにというより、地元の人か近くに来た折にでも、というところでしょうか。
今回は多摩川の六郷橋、蒲田側にある北野神社です。
徳川吉宗の落馬を天神様が止めたのにちなむ「止め天神」の行事があるそうです。
「落ちない」から学業成就のご利益もあるとか。
世田谷の多摩川沿いの喜多見、この神社のあたりは多摩川沿いとは言いにくいかもしれないが、神社仏閣が多いエリアです。
この大木、しめ縄もめぐらされていることだしご神木となりそうですが、特にそういう説明はありませんでした。
多摩川の支流の三沢川はよみうりランドのあるお山の北側に沿って流れていますが、川とランドの間の森の中にあります。
以前書きましたがこのあたりはジブリアニメの舞台のにおいがプンプン。
天神様ですが主祭神は少彦名大神だそうです。
ただ穴澤天神は神社よりすぐそばにある名水の方で知られているかも。
最寄駅は京王のよみうりランド駅です。
なんだか山奥みたいですが、駅から割合近く意外と交通の便はいいのでは。
少し前、今月の6日の撮影で正月飾りもしてありますが、早くも初詣客ゼロ。
まあ人のいない神社ですからそんなところでしょう。
ところで登戸の周辺、多摩川沿いでは稲荷が多い。
自分も行ったことのない小さい祠も入れればかなりの数になるのでは。
場所は多摩川沿いの羽村取水堰のすぐ上ですが、奥多摩街道沿いで車が突っ込んできそうな気もします。
玉川上水完成と共に建立された神社で、社殿も江戸時代のものと案内板にあります。
ということで東京の水道の守護神の大変由緒ある神社ですが、普段は無人なので祠というところでしょう。
建物的には隣にある羽村陣屋とセット。
羽村陣屋は玉川上水の警備事務所みたいなもので写真の右側のわら屋根です。
なお写真の鳥居は数年前に新調されましたが、ご覧のように早くも神さびてきています。