多摩川雑学事典 by元林徹(文と写真)

名前の通り多摩川の話題ブログ。それとなぜか保守の立場から政治・社会も取り上げますのでこちらもどうぞ!

大看板のいない歌舞伎

2024-02-03 | 歌舞伎つぶやき
歌舞伎もコロナ前にすっかり戻ったと言いたいところですが、どうもそうはいかない。

以前も書きましたが「平成の大看板」だった役者衆が不在だからです。
吉右衛門のように亡くなった人もいれば、高齢で舞台に立ちにくくなった人もいます。

しかもそれに代わる役者は今のところ不在。
ズバリ失礼な言い方ですが、20歳代はとっくに過ぎ40代になっても今一つなら、この先もあまり期待できないのでは?

ただそれでもコロナ禍の3年間に意外(?)に伸びてきた人もいるようですから、そのあたりについては別の機会に。

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冬の富士山

2023-12-28 | 歌舞伎つぶやき
冬本番になり多摩川沿いから富士山が見える日も増えてきました。

そこで気になるのが積雪の量。
今年の秋の初冠雪の頃は例年より少ない気がしましたが、ここにきてそろそろ普通の年と同じになったようにも見えます。

ただ今年の冬、「暖波」襲来でまた減ってもおかしくないがサテどうなるか?

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平成の歌舞伎全盛期とお別れだ…猿翁死去

2023-09-19 | 歌舞伎つぶやき
先代の猿之助の猿翁が亡くなりました。
例のスーパー歌舞伎の人です。

ところで戦後の歌舞伎の全盛期は平成で、歌舞伎座リニューアル完了の頃には既にそのピークは過ぎていたと書いたことがありました。
それを猿翁の死であらためて確認。

そして平成全盛期の役者衆の引退や死去が続いているが、それを越えそうな看板役者は全然あらわれず。
かなり危機的だと思うがこの先、サテどうなるか?

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戦後歌舞伎の最盛期は平成だった?

2023-06-15 | 歌舞伎つぶやき
猿之助騒動で実感するようになったのですが、戦後の歌舞伎は平成の時代にピークアウトしたのでは?
今にして思えばあの頃が全盛期だったというパターンです。

この時期は中村吉右衛門・尾上菊五郎・市川左團次・坂東玉三郎らの最盛期と重なります。
これら役者衆が亡くなったり高齢化し、その最後の光芒を放ったのが平成の終わり頃。

観客層も変化しました。
名優の演技が分かる歌舞伎ファンも高齢化。
代わってテレビで見た名跡しか知らないブランド依存の客層が増えてきました。

劇場で言えば、これまた平成の終わり頃の歌舞伎座のリニューアルあたりが節目では?

単純図式化すれば、バブルが昭和の終わりなら、それに遅れて平成が戦後歌舞伎の全盛期だったかも?

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平成の歌舞伎の大看板…中村吉右衛門さんが救急搬送

2021-03-30 | 歌舞伎つぶやき
歌舞伎役者の中村吉右衛門さんが救急搬送されたそうです。
体調不良とのことですがTBSは搬送時心肺停止状態などとオソロシいことを報道していました。

テレビでもおなじみでしたが、平成時代の歌舞伎の大看板と言えば中村吉右衛門さんでは?
歌舞伎に詳しくない人にはピンとこないでしょうから、今の海老蔵クンよりはるかに上と言えば分かってもらえるだろうか?

最近は高齢でちょっと元気がありませんでしたが気になるところではあります。
それにしても歌舞伎、武漢肺炎で上演が制約されて1年以上になりますがその間に役者衆の顔ぶれが変わってしまうかもしれませんがサテどうなるか?

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歌舞伎の片岡孝太郎さんがコロナ感染…

2020-11-23 | 歌舞伎つぶやき
国立劇場の歌舞伎公演に出演中の歌舞伎役者の片岡孝太郎さんが武漢肺炎に感染したそうです。
演劇のなかでも歌舞伎は武漢肺炎にガードが堅かったがそれも遂に陥落。

それにしても今春、志村けんさんが感染死亡した頃は芸能人・著名人が感染すれば次々とニュースになっていました。
しかし孝太郎さんには悪いが今ではこの関心の薄さ。

先にも投稿しましたが、マスクさえしていれば何でもありの国内観光ブームとも併せこんなので大丈夫と思うがサテどうか?

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「歌舞伎の冬」はまだ続く?…コロナ再拡大

2020-11-12 | 歌舞伎つぶやき
9月と10月に武漢肺炎が小康状態になり、劇症やスポーツイベントもそろそろ平常復帰かと思っていたがそれは甘かった。
今月に入り武漢肺炎、再び拡大です。

歌舞伎座も国立劇場の歌舞伎も観客席の間隔をあけ掛け声や幕間の弁当なし、まだ続くようです。
将棋の駒を並べたみたいな座席配置は仕方ないにしても掛け声・食事なしはそれで歌舞伎なのかと言いたいところでは。

そして今年の春や夏の感染拡大のピーク時から減少まで1か月はかかっています。
となると仮にたった今がピークとしても年末年始まで平常復帰はかなり厳しいかも?

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劇場初の感染…尾上松緑さん怒り爆発

2020-07-18 | 歌舞伎つぶやき
新宿の某劇場で武漢肺炎の感染が広がったそうですが、歌舞伎の尾上松緑さん、これに激怒しています。
怒り爆発なら実直な松緑さんより海老蔵クンの方がおもしろかった気がしますが、早くも話が脱線したので元へ。

この事件、中身はピンキリにしても公演自粛で持ちこたえていた演劇界で初めての感染発生です。
だからプロの舞台人としての自覚がないとお腹立ちもごもっとも。

まして世襲の歌舞伎役者ですから先祖代々の職業に泥を塗られたとお怒りになったのかもしれません。
梨園に限らずこうやって耐え忍んでいる業種、他にも多々あるはず。

それにしても危なっかしくて仕方ないのが政府。
Go Toキャンペーンで露呈したように、無能なのに無駄にやる気があるらしく、舞台物にしても来月から本格再開を認めるようですがサテどうなるか?

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八月から歌舞伎座公演が再開するが…

2020-06-30 | 歌舞伎つぶやき
歌舞伎座の公演、八月から再開するそうです。
マスク着用・他の客と距離をとるとか消毒などの対策は世間一般と同じ。

ただ、かけ声禁止、幕間なしで幕間の食事もなし、桟敷席なしとなるとこれが歌舞伎?という気もします。
それでも公演がないよりははるかにマシとのファンもいることでしょうから、それはそれで仕方ないかも。

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海老蔵さん、市川團十郎襲名披露公演延期

2020-04-08 | 歌舞伎つぶやき
海老蔵クンの五月からの市川團十郎襲名披露公演が延期になるそうです。
こうなるなら東京五輪の年に合わせたりせずに早めにやっておけばと要らぬお世話を考えたりします。

ただ歌舞伎ファン以外にも関係するのは松竹、五月には武漢肺炎が終息するなどと甘く見てないこと。
非常事態宣言の期間の終わる連休明けには無事終息などと期待しない方がいいでしょう。

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海老蔵さんの團十郎襲名は大丈夫?…新型肺炎で歌舞伎座も公演中止

2020-02-28 | 歌舞伎つぶやき
武漢肺炎で歌舞伎座も公演中止になりましたが、気になるのが海老蔵クンの團十郎襲名披露公演。

5月から7月の話だからまだ先と思うかもしれませんが甘い。
当の武漢では去年の12月頃から始まって約3か月経った今の状況はご存じの通り。

本来なら東京五輪に合わせて華麗にレビューとなる設定だったのでしょうけれど、なかなかうまくいかないものです…。
どうせブランクができるなら、思いきって半年から1年くらい空けて團十郎に見事変身して再登場でもいいかと思いますがサテどうか?

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新型肺炎で国立劇場が公演を中止

2020-02-27 | 歌舞伎つぶやき
武漢肺炎で国立劇場が来月前半の主催公演を中止するそうです。

イベントの自粛の動きは既に出ていますが、国立劇場の公演中止、文科相の要請により独立行政法人日本芸術文化振興会が中止とのことで重みがある。
話はそれますが上の文、やたら漢字が多いです。

国立劇場に限らず、自粛せずに催しをやって自分のところから感染者を出したらたまったものではないでしょう。
国立劇場のもきっかけになってイベント自粛の連鎖が始まるか、それとも自粛せずに頑張るチキンレース(?)になるかサテどうなるか?

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やはり海老蔵と勸玄君…「七月大歌舞伎」昼の部

2019-07-09 | 歌舞伎つぶやき
『高時』は右團次の高時が無難にこなしていました。この人、あとは長い芝居でも失速せずにこなせれば成長では?
『西郷と豚姫』は今一つでした。獅童のお玉が何をやりたいのか、どうも見えてきません。

『素襖落』は海老蔵の少し軽くてリズム感のある太郎冠者が秀逸。役者によって違いが出やすい芝居だから海老蔵向きかも?
『外郎売』は勸玄クンの早口ですが無事終了、魁春・雀右衛門・獅童と周りの役者衆もよかったです。

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「権太」「狐忠信」で海老蔵ならではの味も…「七月大歌舞伎」夜の部

2019-07-06 | 歌舞伎つぶやき
七月大歌舞伎の夜の部です。
『星合世十三團 成田千本桜』で「義経千本桜」の通しというかダイジェストみたいな舞台です。
外題も七夕の星に十三代に成田に團十郎に、こちらも色々盛り込んだものです。

で、肝心の中身。
ダイジェストと書きましたが話を分かりやすくまとめたというより海老蔵クンが早変わり記録に挑戦するような感じ。
それでは中身はないのか?となりますが、あれだけの芝居をコンパクトにまとめるのだから忙しく、とにかくこなす段取り芝居になるのは仕方ない。

それでも「権太」や「狐忠信」は海老蔵ならではの味が出ていました。
それと他の役者衆は海老蔵に合わせていたが静御前の雀右衛門はさすがに存在感を発揮していました。

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成長、『勧進帳』の海老蔵…歌舞伎座「團菊祭 五月大歌舞伎」昼の部

2019-05-14 | 歌舞伎つぶやき
歌舞伎座「團菊祭五月大歌舞伎」の昼の部です。

『寿曽我対面』は全体が小さくまとまっていて特に言うことなしですが萬太郎・梅枝・歌昇あたりが好演。

『勧進帳』は海老蔵クンです。
少し前までの海老蔵のビリビリした舞台かなと思っていましたが、台詞はオヤジ殿よりも前の十一代團十郎みたいに古風で、これに富樫の松緑がこれまた古風なのも加わって意外と地味でした。

それと最近の海老蔵クン、顔がいかにも團十郎らしくなってきました。
いずれにしても役者として成長しているのは確かです。

最後の『め組の喧嘩』。
この芝居、有名な演目ですがストーリーの展開にくどいところがあってその点やりにくいかも。
それでも辰五郎の菊五郎は適役で菊五郎ワールド。
あと女房の時蔵らベテランと若手がうまくかみ合っていました。

そして夜の部もまとめれば今年の「團菊祭」は密度のある團菊祭だったかも?

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