golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

リムスキー=コルサコフ「シェエラザード」

2008-03-24 07:05:40 | Weblog
シェエラザードは良く千一夜も語り続けられましたよね。

ブログ始めて1ヵ月。何とか毎日更新していますが、やはり寝不足の時がキツイですね。

ラハバリ指揮チェコ・フィル、スーク(ヴァイオリン)(コロンビア盤)

数年前、近所のブック・オフをひやかしていた時、見付けたCDです。スプラフォン原盤の廉価盤で、中古で250円位だったと思います。

何枚かNAXOS盤を持っていて興味を持っていたイラン出身の指揮者ラハバリ。
「へ~、チェコ・フィルとの録音もあったんだ」
いつもは二線級のオーケストラだが、それでもオーケストラコントロールに長けているのか、ダイナミックでなかなか良い演奏を聴かせてくれていました。

そのラハバリが珍しく名門オケを振っている。しかも、ヴァイオリン独奏はスーク!。この曲のCD無かったし、これはお値打ち品、と購入した次第。

聴けば、良い曲とは思うのですが、ちょっと苦手なロシア物。LP時代も、小澤ボストン響を1枚持っていただけでしたが、余り印象無くほとんど聴きませんでした。

さてこの盤ですが、期待に違わずスークのソロが素晴らしい。澄んだ美音がシェエラザードの物語を奏でます。オペラ向きかな、と思うラハバリの指揮もこの曲にマッチ。チェコ・フィルの美音と技巧で心地良く聴けます。

なかなかの演奏だと思います。

これから電車でちょっと寝て行きます。では、おやすみなさい。

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L.モーツァルト「おもちゃの交響曲」

2008-03-23 21:12:33 | Weblog
「それではお宝をご紹介ください」

「曾祖父が世話をしたロシアの留学生から頂いた、ピカソの絵画です」

「えっ!!ピカソ?!。これはまたとんでもない、凄いお宝が登場しましたね」

「ひいお爺様はどんな経緯でこの絵を入手されたのでしょうか?」

「留学生は当時のロシア政府高官の子息で、父親が革命の予兆らしきものを察知していたらしいのです。これから祖国は大変なことになる、ということでこの貴重な絵画を息子に託したそうです」

「なるほど」

「ところが革命の混乱で父親からの援助が無くなり、、曾祖父が学費や生活費の面倒も見て留学生を卒業させてやり、そのお礼にこの絵を貰ったそうです」

「もし本当にピカソなら、相当高額なものでしょうね」

「そうです。一度は受け取ってしまったものの、さすがにこんな貴重なものは、ということで曾祖父も返そうとしたようです。しかし、革命の混乱で残念ながらその留学生とは音信不通になってしまったとのことです」

「では自己評価額、さあ、おいくらでしょうか?」

「やはりピカソですからね。1億円ということで」

「おお~出ました、1億円!」

「では、鑑定の方よろしくお願いいたします」

~~~ 鑑定中 ~~~

「それでは~、オープンザプライス!」

「\10,000」

(場内、どよめきと溜息。そして出品者落胆)

「残念ながらこの絵はピカソではなく、ゴルフジュウゾウという贋作師のものです。絵の価値としてはゼロ円ですが、額縁代を1万円に査定させて頂きました」
  …………………

絵画の世界では、画家が誰かによって大きく価値が変わってしまうんですよね~。

マロン指揮トロント室内管弦楽団(エイベックス盤)昨日休日出勤の帰りに念願のこの曲を購入しました。
久しぶりに聴きましたが、鳥笛やおもちゃが登場して楽しいのみならず、楽曲としても爽やかで、決して子供だけのものでない佳曲との思いを新たにしました。

さてこの曲、私が小学校で習った時は「ハイドン作曲」でした。

当時クラシックにはまだ興味なかったのですが、交響曲の父ハイドンは、このような楽しい曲を作りました、と教わった記憶があります。この曲の出だしのメロディに歌詞を付けて、
「ハ、ハイドン、ハイドン、ハイドンのおじ~さんが~♪」と歌わされました。

だから今でもこの曲を聴くと、その歌詞が浮かんで来てしまいます(笑)。

その後、ハイドンの弟ミヒャエル・ハイドン(1737~1806)説もあったようですが、現在ではアマデウスの父、レオポルト・モーツァルト(1719~1787)作曲ということで落ち着いたようです。

…と信じて疑わなかったのですが、WikiPediaによると、1992年に、エトムント・アンゲラー(1740~1794)という無名の作曲家の手によるものとの証拠が出たとのこと。この説が定説になったのかは知らないのですが、随分と変遷があるもの。

でもアンゲラー作曲ということになっても、この曲の愉しさは変わらないし、価値が下がる訳でもない。それも音楽の良いところですね。

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クセナキス「ナーマ」、「ゴレ島にて」他

2008-03-22 20:46:47 | Weblog
「甘口の酒はいけねえや、やっぱし日本酒は辛口に限るぜ」

クラシック音楽には、
(1)「心で聴く音楽」
(2)「身体で聴く音楽」
(3)「頭で聴く音楽」
があるのではないかと思っています。

例えば、「マタイ受難曲」などは(1)だし、「春の祭典」なんかは(2)の典型なんだろうかと。

勿論、単純に各曲をこの3つに分類出来る訳も無く、これ以外の要素も含めて複雑に絡みあっているのが現実の音楽でしょう。

また当然のことですが、同じ曲でも聴く人、聴き方によっても、その分類は変わって来ます。
「マタイ受難曲」にしたって、スコア片手に聴けば(3)になってしまうこともあるかな。

言うまでもなく(といって言っている。変な枕言葉ですね)、演奏の影響も大きいものがあります。私が、オリジナル楽器演奏を好むのも、精神性の傘の下にあったバッハの音楽を、オリジナル演奏が解放したことも大きな要因です。そうです、バッハの音楽はメチャ楽しく、聴いて快感なのですから。

今日は(3)の「頭で聴く音楽」。

ホイナツカ(チェンバロ)、グァルダ(パーカッション)、Kerstens指揮、アンサンブルクセナキス(ERATO盤)

「甘口の現代音楽が多い」とお嘆きの貴方、今日は前衛音楽の旗手クセナキス(1922~2001)の辛口の曲ですよ。

「ナーマ」、「ホワイ」というチェンバロ独奏曲、「ゴレ島にて」というチェンバロとオーケストラの曲、「コンボイ」というチェンバロとパーカッションの曲が納められたCDを聴きました。

1年位に買ったCDで、今まで何回か聴いてはいましたが、なかなか馴染めない曲でした。結構バリバリの現代音楽も聴くのですが、古楽で馴染みのチェンバロが変な音を出したり、妙なリズムを刻んだり(笑)する所為でしょうか。

ところが、昨夜から2~3回繰り返し聴いてみたら、面白い!

不思議なリズム感とチェンバロの音色が意外にマッチ。

ふと、TVの人気シリーズ「トリック」を連想しました。仲間由紀江扮する自称天才マジシャンとと阿部寛の天才物理学者がカルト集団のトリックを暴くドラマです。

世間から隔絶した山間にカルト集団が、奇妙な姿と行動をしている。カリスマ教祖の下、殺人事件発生。しかし、巧妙なトリックによりその死は神の力によるものに見える。それを主演の2人が見破り解決する、というパターンです。

あの珍妙なカルト集団の住む山村の雰囲気とこの曲がとてもマッチするのです。

どうも今までこれらの曲の聴き方がいけなかったのかもしれませんね。無い頭で無理に「頭で聴こう」としたことが。

これらの曲はもっと感覚的に「身体で聴いた」方が、少なくとも私には楽しい。きっと考えていたより、もっとエンターテイメントな作品なのかも。(クセナキスファンの方に怒られそうですが)

今度山間をドライブする時、このCDを携えて行きましょう。不思議な集団に遭遇するかも。

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ブリテン「4 つの海の間奏曲」

2008-03-21 08:36:36 | Weblog
寒風の中、男が一人北の海を見つめ立ち尽くしていた。人っ子一人いないこの荒涼とした海岸で。額には積年の辛苦によるものか、いく筋もの皺が見てとれた。

彼の目蓋にはある光景が映っていた。
やがて、一滴の雫が彼の頬を伝った。

…涎だった。

目蓋の映像はカニだった。いやフグや熱燗さえもリアルな画像として彼には見えていた。
「すばれるなぁ。早よ温泉さ入りてぇなあ」

歌劇「ピーター・グライムズ」より、4つの海の間奏曲、パッサカリア。
アンドリュー・デイヴィス指揮BBC交響楽団(apex盤)

「冬の日本海、グルメ一人旅」などというTV番組ではないのである。
「ピーター・グライムズ」は、人殺しの疑いを掛けられた漁師が自殺するというシリアスなオペラだそうである。

その中からブリテンが、「夜明け」、「日曜の朝」、「月光」、「嵐」という4つの海に纏わる間奏曲とパッサカリアを、抜粋、編曲したもの。

おいおい、危ない単語が2つも続くではないか。でも元のオペラが、作品33に対して、4つの間奏曲が作品33a、パッサカリアが作品33bとちゃんとブリテンオリジナルの正統なもの。

残念ながら元のオペラを聴いたことが無いのですが、この曲を聴いているうちにCD欲しくなって来ました。ブリテンがこの編曲版を作った経緯を知らないのですが、もしかしたらオペラ宣伝の為のサンプル版、試聴版の狙いなんかあったりして。

ドビュッシーの柔らかな「海」とはまた違った、荒涼とした海の情景だが、これもまた良いですね。嵐の迫真に迫った表現もまた。

カニやフグは高いから、イカでいいから一杯やりたくなっちゃいました。

ブラームス「弦楽六重奏曲 第1 番」

2008-03-20 12:14:07 | Weblog
「ブラームスはお好き?」
「ビミョ~」

アマデウス四重奏団、アロノヴィッツ(ヴィオラ)、プリース(チェロ)(グラモフォン盤)

作曲家の名前を挙げられた際、即座に「好き」、「ちょっと苦手」、「(良く)知らない」に分類出来るのですが、ブラームスは本当に微妙な存在です。

第2番の交響曲は、このジャンルで1、2を争う大好きな曲だし、第4番もある意味第2番を凌ぐ名曲と思います。

クラシックを聴き出して最初に好きになった交響曲はベートーヴェンでもモーツァルトでもなく、ブラームスの第1番。誕生日に親から初めて買って貰ったLPがこの廉価盤(リンデンバーグ指揮のコロンビア盤、CDで復刻されていて驚きました)。第3番は4曲の中では少し縁遠い存在ですが、勿論楽しく聴ける曲です。

ところが、交響曲以外となると途端に心許なくなります。クラリネット五重奏曲は昔から好きですが、これに続く6番手がなかなかいない…。

「う~ん、困った。先発投手が一人足りない。6人で余裕のあるローテを組みたいのだが…。仕方ない。中継ぎタイプだが、序盤戦は『アルトラプソディ』を先発に廻して凌ぐか」などと王監督は腕組みして考えるのである。
(そんなこと考えないって!)

ドイツ・オーストリア系は好きな音楽の中核なのですが…。(一方、英国系、北欧系、ロシア系はちょっと苦手です)

実は、我がドイツ・オーストリアクラシック党幹部のブラームス総務会長のことでご相談なんです。

我々末端の一般党員の声を良くお聞になり政策に反映頂いているなあ!と心酔することも多いのですが、反面どうも取っ付き悪いところもあって。だから、正直申しますと、会長選挙で一回も投票したことないのです。いやあ、勿論裏金だけはしっかり貰ってますがね(ガッハッハッハ!)

社会の暗部を垣間見るのはそこまでにして置き、作曲家ブラームスに戻りましょう。

なぜブラームスが微妙な存在になったのか?思い返してみると一枚のLPに突き当たります。

ピアノ協奏曲第2番。ポリー二のピアノ、べーム指揮ウィーン・フィル。
今でも、名曲の名盤として定番になっているものです。遥か昔のことで、まだ学生だったのか、社会人になっていたか時期は忘れましたが。

大好きなポリー二の演奏、と期待して針を降ろしました。ところが、期待の「協奏曲」と違う。この曲を良く知らずに買ったのです。

協奏曲は、好きなジャンルで、独奏楽器とオーケストラの丁丁発止、急緩急の明快な構成を期待していたのです。しかしこの曲は、雰囲気交響曲。交響曲もどきの協奏曲で、すんなり入って行けませんでした。何回かチャレンジしましたが、なかなか壁は厚くほとんど聴かないLPになってしまいました。

CD初期にも、ヴァイオリン協奏曲にトライしましたが、彼ともなかなかお友達になれませんでした。優等生だし、決して性格も悪くないのですが…。劣等生でいい加減な性格の私とはやはり馬が合わないんだよね。

昨日の会社帰りに、この六重奏曲のCDを購入しました。また、ブラームス克服にチャレンジするために。知らない曲でしたが、映画音楽にも使われたとのことで入り易いかと。

昨夜来、5、6回繰り返し聴いており、ようやく少し楽しめるようになって来ました。

構成の所為のありますが、この曲も「交響曲もどき」ではありますが…。

でも六重奏曲の名前の通り、クラリネット五重奏曲に続く「ローテーションの6番手」になれる素材では?

いや、「ビミョ~」(笑)

シュニトケ「ビオラ協奏曲」

2008-03-19 08:36:03 | Weblog
昨夜は寝不足で眠くてしょうがないので、早めに退社。会社近くのCDショップが開いている時間だったので立ち寄る。

昨日のバッハ「2つのヴァイオリン協奏曲」と同じエイベックスの500円CDで、L.モーツァルト「おもちゃの交響曲」があったのを思い出しそれを購入するために。

疲れて体調も悪い(寝不足、花粉症に加え喉もちょっと痛い)。こんな日には、こういう易しく愉しい曲が精神衛生上も好ましい。小学校の音楽の時間に聴かされ懐かしいし、意外に良い曲だがCDを持っていないので。今月赤字でもあるので500円CDは有り難いし。

ところが残念なことにこのCDは無し。そのまま帰るのは淋しいので、他のコーナーを冷やかす。

余談ですが、私はCDショップのウインドショッピングなら2時間でも3時間でも大丈夫。
逆に服とかは苦手で、例えばスーツなど買いに行かなければならない時は、面倒臭いので10~15分位で決めてしまいます。

目当のCDが無いので他を見ていたら、前から欲しくて入手出来ていなかったこのシュニトケのこの曲のCDを発見。体調、気分的にはちょっと重いかなとも感じましたが、1,050円だし今買わないとまたいつになるか分からない、しかもバシュメット!ということでこの盤を購入。結局、「おもちゃの交響曲」とは全然違う曲になっちゃいました(笑)。

バシュメット(ヴィオラ)、ロジェストヴェンスキー指揮ソビエト国立文化省交響楽団(Regis盤)

アルフレット・シュニトケ(1934~1998)を知ったのは10数年前、このバシュメット独奏、N響?のコンサート中継のTV。
ちょっと地味な楽器なのに凄まじいテクニック、そしてドラマティックな音楽が展開して行く。強烈な印象で、シュニトケとバシュメットの名前が記憶されました。

以来、この曲をバシュメットの演奏で欲しいと思いながらも、CDショップへ行くと無かったり、あっても浮気して他を買ったり、ずっとすれ違いでした。

昨日の帰宅途上に、そして今また通勤時に再聴していますが、10数年の感動そのもの。

現代音楽ということで、避けている方もいらっしゃるかと思いますが、マーラーやショスタコーヴィチがお好きなら、その延長線で問題なくお聴きになれるでしょう。

シュニトケは「多様式主義」と称されますが、色々な時代、タイプの音楽素材がコラージュの様に積み重なってダイナミックな音楽が構築されて行きます。

この曲でも、軽音楽的素材などがうまく取り入れられています。

また、ショスタコーヴィチのパロディとも思われる箇所も。先日書いた、交響曲第4番最終楽章の感動的なコーダと似た終結と昨夜感じました。今、まさにその部分を再聴中ですが、やはり似ている。シュニトケが祖国の偉大な先輩に敬意を示し引用したのでしょうか?昨夜ちょっとネットで調べてみた範囲では分からなかったのですが、どなたかご存じでしょうか?

バッハ 2 つの「2つの協奏曲」

2008-03-18 08:35:40 | Weblog
究極の選択というのがある。
昔読んだ椎名誠さんのエッセーの中で「目糞丼、鼻糞丼、耳糞丼のどれかを食え」と強要されたとしたら、後の2つは何とかなるけど、目糞丼だけは勘弁、といったくだりがありました。

今日は、クラ原主義者に対して究極の選択?です。

(1)編曲だけど、オリジナル楽器演奏。

(2)オリジナル曲だけど、現代楽器演奏。

「さあ、どっちを採る?」「え~い、続けて聴いちゃえ」

(1)「2つのチェンバロの為の協奏曲 BWV1062」。コープマン(チェンバロ、指揮)、マトウ(チェンバロ)、アムステルダム・バロック管弦楽団(エラート盤)

(2)「2つのヴァイオリンの為の協奏曲 BWV1043」ピッフルマイヤー、スチュワート(ヴァイオリン)、ミュラー=ブリュール指揮、ケルン室内管弦楽団(エイベックス盤、最近出た500円盤のシリーズです)

(1)は「2つのヴァイオリンの為の協奏曲 BWV1043」のバッハ自身による編曲ですね。独奏楽器はチェンバロに替わっていますが、ほぼ原曲のイメージ通り。
まあ、バッハが自分で編曲したのだから「準原曲」ということで、クラ原主義の教義(なんじゃそれ?)と照らし合わせても、全く問題ありません(当り前だろ!)。

今日久々にこの曲聴きました。装飾音豊かなチェンバロ版は華麗さが増し一興だけど、第2楽章の2挺のヴァイオリンの絡み合いが生み出す恍惚となる幸福感など、やはり原曲の方がいいな、というのが改めての感想です。

バッハのチェンバロ協奏曲集は編曲の宝庫。また今度他の曲も取り上げましょう。

(2)のオーケストラは以前、古楽器演奏をしていた時期もあったそうで、現代楽器と言えどもピリオド奏法も取り入れているのか(残念ながら専門的なことは分かりません)、古楽器演奏と比べても余り違和感ありません。
特にハッとする斬新さはありませんが、清潔ななかなか良い演奏と思います。

ということで、今日は(2)に軍配です。


ブログ始めて3週間ちょっと。とりあえず今のところ毎日更新していますが、飲んで遅く帰った翌日などはちょっと辛いですね。
昨夜も会社でちょっとしたイベントがあり、6時から飲み始め、家に帰ったのが1時半過ぎ。それからグダグダ他の方のサイトを覗いたりしていて(これがいけませんね)、寝たのは2時半頃。6時半前起床。ちょっと寝坊したので、いつもは始発で座って来るところ、今日は立って携帯で書いています。ようやく今座れましたが、次が降車駅、1駅2分ほどの着席(泣)

モンポウ「ショパンの主題による変奏曲

2008-03-17 07:19:17 | Weblog
「太田胃散い~い薬です」でお馴染みの(笑)ショパンの前奏曲第7番を主題とした変奏曲です。

モンポウ(ピアノ)(Brilliant Classics盤)
作曲者の自作自演盤で、4枚組のピアノ曲全集の中の1曲。

フェデリコ・モンポウ(1893~1987)はスペインのピアニスト、作曲家。

ファリャ、アルベニス、グラナドスなど同じスペインの作曲家が、いかにもラテン系らしい明るさ、冴えたリズム、哀愁等持っているのに対し、モンポウは異色です。

その音楽は、あくまでも静謐で思索的。楽譜は見たことは無いのですが、小節線の無いものも多いそうです。音楽がただ静かに流れて行くのです。

年代的には現代まで生きた人ですが、様式的には近代音楽の中で語られるべきもの。

この曲では、聴き慣れたショパンのメロディを主題に12の変奏が続きます。途中、別れの曲のメロディも出現しますが全く違和感なく自然。
そう、モンポウは自然体の音楽なんですね。

最後の12変奏は、モンポウには珍しく少しノリの良い曲。

この変奏曲は、静謐で思索に過ぎてちょっと取っ付き悪いかもしれないモンポウの中では、馴染み易いものかも。お薦めです。

クラ原主義者としては、「自作自演」に触れたかったのですが、時間無いので取り敢えずここまで。

ゴルフコンペショックな成績

2008-03-16 18:36:20 | Weblog
満を持して臨んだつもりだったのですが…。
22人中、半分より上の目標でしたが、甘過ぎましたね。

「下から数えて3位」。
スコアもgolf130からはほど遠い成績。駄目ですね。

半年に1度の職場コンペですが、でも着実に進歩しているということで自分を慰めましょう。

何しろ、
1回目:途中リタイア
(脚の肉離れ)
2回目:ブービーメーカー
(早い話がビリ)
3回目:ブービー
でしたから。(笑)

今週は祭日もあるし、また出直し練習です。

ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲

2008-03-16 06:46:20 | Weblog
春の午後の草原にボケっと寝っ転がって微睡む…

クラシック聴き始めた頃からこの曲の世界は憧れでした。ノンビリと柔らかな自然に包まれて、勉強も仕事もせずにぐうたらと。ずっと理想郷でした。
勿論、今でも憧れちゃいますね。早く宝くじ当たれ!(笑)

ブーレーズ指揮ニュー・フィルハーモニア管(CBS/SONY盤)ブーレーズの怜悧な指揮も、ここではとても穏やかに聞こえます。

この曲のCDは、もう1枚(スラトキン指揮セントルイス響)あるだけで、昨日久しぶりに聴いてみましたが、ブーレーズの方が柔らかでこちらの曲調にマッチしていると感じます。

前衛の旗手として活躍を始めていた初期録音であり、「ブーレーズの方が柔らか」って、ちょっと妙ですが。

今朝は、昨日昼間「寝だめカンタービレ」していた影響もあり、3時半前に目覚めそれからなかなか寝付かれず、5時半前起床です。しかしこの曲を聴いていると、また気持ち良い微睡みの世界に入って行きそうです…。あ~~(欠伸)。

「駄目だよ!こんなとこで寝てちゃ。ボールが当たるし、プレーの邪魔。さあ、起きて早くどいて」
「ハックション!ハックション!。ズルッ、ズルッ(鼻水すする音)。あ~~(欠伸)」

重度の花粉症だし、ボール飛んで来るし、いくら気持ち良さそうでも寝ていちゃ駄目ですね、ゴルフ場では。

現在、職場のゴルフコンペに向かう途上。

もっと戦意高揚する曲聴かなきゃいけなかったかなあ。